ソフトバンクから、iPhoneの実質負担金が最大半額になる「半額サポート for iPhone」という新サービスが新たに発表されました。iPhone 8/8 Plus/Xがなんと実質半額!
内容を確認したところ、auの「アップグレードプログラムEX」の類似サービスであり、最初はかなりお得なサービスだという印象を受けました。
ただ、本当にお得かどうか、罠やデメリットがないのかが気になります・・・で、実際にお得かどうかが判明しました。
今回はそんな「半額サポート for iPhone」について、内容、特典適用条件、注意点、どれくらいお得なのか、メリット・デメリット、下取りとどちらがお得か、どんな人にオススメか、等を解説したいと思います!
機種変更するなら、ソフトバンクオンラインショップがオススメ!お得に、素早く機種変更できるので、ぜひ一度利用してみてください!
ソフトバンクで機種変更するなら、ソフトバンク公式のオンラインショップでの契約(所要時間3分)が超オススメです!
- 頭金(5,000円〜10,000円)が不要
- 料金プランの強制加入がない
- オプションの強制加入がない
- 2~3時間かかる手続きの時間が不要
半額サポート for iPhoneとは
半額サポート for iPhoneの概要
「半額サポート for iPhone」の特徴をざっくりまとめるとこんな感じ!
実質負担金が最大半額
機種代金は48回の分割払い
プログラム利用料は0円
毎月の料金が安くなる
iPhoneのみ加入可能
iPhone購入時に「半額サポート for iPhone」に加入すると機種代金が48回分割払いになり、2年後に機種変更して「半額サポート for iPhone」に再度加入すると、機種変更前の機種の残りの機種代金が免除されるサービスになります。
説明だけだと分かりにくいので、仕組みを図で説明するとこんな感じ。
なぜ毎月の維持費が安くなるのか?
「半額サポート for iPhone」に加入すると、未加入時よりも毎月の携帯料金が安くなります。それはなぜか?
簡単に説明すると、従来はiPhoneを購入すると24回分割払いでしたが、それが48回分割払いになって、1回あたりに支払う金額が減るためです。
例えば、24回払いの8.4万円のiPhoneなら実質負担金は月1,200円(機種代金:月3,500円、月月割:月2,300円)ですが、これを48回分割払いにすると、月600円(機種代金:1,750円、月月割:月1,150円)となります。
支払い総額は同じですが、支払い回数が24回→48回に増えることにより、1回あたりの支払額が安くなっていることが分かります(=実質負担金が半額)。
さらに、上記の例で24回払いの時は、実質負担金は28,800円になりますが、「半額サポート for iPhone」は機種購入から2年後に条件を満たして機種変更すると、残っている機種代金が免除されます(最大24回分免除)。
つまり、2年後に機種変更すれば実質負担金が最大24回免除になるので、実質負担金は最大半額になります。4年分割払いですが、4年間も同一機種を使う必要もありません。
2年単位で最新のiPhoneを利用できるのに、月額維持費は安くなる、そんなサービスになっています。
図で説明するとこんな感じ。
加入条件と特典適用条件
「半額サポート for iPhone」には「加入条件」と「特典適用条件」に二つがあります。
「半額サポート for iPhone」の加入条件は以下の通り。ポイントは、iPhone購入時にしか加入できない点にあります。
- 対象機種購入時の申し込み
- 対象機種の48回払いでの購入
- データ定額サービスへの加入
※対象機種はiPhone 8以降のiPhone
次に特典適用条件(機種代金の免除)は以下の通りです。以下の条件を満たさないと機種代金の免除がされないので要注意。
- 24ヵ月以上利用後に指定機種へ機種変更
- 機種変更後も「半額サポート」に加入
- 機種変更の翌月末までに旧機種を回収
※機種変更後は「機種変更先取りプログラム」への加入でも可
特典適用条件のポイントは、次回の機種変更時に「半額サポート for iPhone」に加入していた機種をソフトバンクに回収される点です。
要は、回収(下取り)する代わりに、残りの機種代金が免除されるということ。また、機種変更後は「半額サポート for iPhone」または「機種変更先取りプログラム」に再加入する必要がある点も重要です。
対象機種と指定機種
対象機種と指定機種の違いを説明するとこんな感じ。
要は、機種変更前の機種が対象機種、2年後に機種変更する際の機種変更後の機種が指定機種です。
対象機種はiPhone 8以降のiPhoneが対象になり、指定機種は恐らく2年後に発表されます。予想としては、2年後の最新のiPhoneが指定機種になると思われます。
この「半額サポート for iPhone」はあくまでも最新のiPhoneの販売促進施策なので、例えば、指定機種に型落ちしたAndroid機種が指定されるような罠は99%無いと思ってよいでしょう。
実際、類似サービスの「機種変更先取りプログラム」の指定機種はごく自然な機種が指定されています。
もし、「半額サポート for iPhone」に加入して2年後にAndroid端末に機種変更したくなった場合はどうするかというと、この場合は「機種変更先取りプログラム」に加入すれば、機種代金の免除特典は適用されます。
半額サポート for iPhone加入時の毎月の支払い額
ここからが重要!
毎月どれくらいの料金がかかって、それは「半額サポート for iPhone」に加入しない時よりもお得なのか、ドコモ・auと比べてお得なのか、を検証したいと思います。
半額サポート for iPhoneの加入有無別の月額料金の比較
「半額サポート for iPhone」への加入有無別の毎月の維持費(月額料金)をここでは説明します。
今回の月額料金の前提は以下の通り。
- iPhone 8 64GB
- 機種変更時の料金
- 通話定額ライト基本料に加入
- おうち割 光セットは未加入
iPhone 8(64GB)の毎月の機種代金と月月割は以下の通り。
24回払い時(半額サポート未加入時) | |
機種代金 | 3,930円×24ヵ月 |
月月割 | −2,810円×24ヵ月 |
実質負担金 | 1,120円×24ヵ月 |
48回払い時(半額サポート加入時) | |
機種代金 | 1,965円×48ヵ月 |
月月割 | −1,405円×48ヵ月 |
実質負担金 | 560円×48ヵ月 |
機種代金と月月割以外にかかる料金は以下の通り。
基本使用料 | 1,700円 |
ウェブ使用料 | 300円 |
データ定額料 | 2GB:3,500円 5GB:5,000円 20GB:6,000円 50GB:7,000円 |
キャンペーン割引 (20GB以上のみ) | −500円 |
※「ギガ楽しもうキャンペーン」適用時(割引は1年間のみ)
※2GB時は通話定額基本料(2,700円)のみ加入可能
まず、1年目の月額料金は以下の通り。半額サポートに加入している場合、機種代金の実質負担金が安くなっているので、その分だけ安くなっています。
次に2年目の月額料金。20GBと50GBはキャンペーン割引が終了して500円だけ高くなっています。
最後に3年目以降の月額料金。サポート未加入の場合は機種代金の支払いが2年で終わるので、3年目からは機種代金の実質負担金の分だけ安くなっています。
iPhone 8(64GB)の場合は実質負担金が安いので、半額サポート加入有無で月額料金にそこまで大きな差は生まれません。
逆に、iPhone 8(256GB)やiPhone 8 Plusの場合は、実質負担金が高いので、半額サポートに加入すると、月額料金が毎月1,000円ほど安くなります。
「半額サポート for iPhone」にお得に加入する方法
出典:ドコモオンラインショップ
「半額サポート for iPhone」は新規契約・機種変更の時にしか加入できません。
新規契約・機種変更をするなら、ソフトバンクショップや家電量販ではなく、ソフトバンクオンラインショップの利用が超オススメ!
新しいiPhoneに機種変更したいと考えている方は、ソフトバンク公式のオンラインショップを一度使ってみてください!
パソコンやスマホで簡単に機種変更できるので、感動します!忙しい人にピッタリ!9月〜3月の間は店頭が激混みなので、ショップだと手続きに3時間かかることはザラにあります・・・
また、オプションやプランが強制されることもないので、不要な支払いが減ります!
ソフトバンクで機種変更するなら、ソフトバンク公式のオンラインショップでの契約(所要時間3分)が超オススメです!
- 頭金(5,000円〜10,000円)が不要
- 料金プランの強制加入がない
- オプションの強制加入がない
- 2~3時間かかる手続きの時間が不要
半額サポート for iPhoneはいつ機種変更するとお得か?
半額サポート for iPhoneの特典を利用した場合、25ヵ月目以降の機種代金の残額が免除されます。
ただ、特典を利用して新機種に機種変更をした場合でも、旧機種を使い続けた場合でも、毎月の携帯料金は実は大きく変わりません(機種変更後の機種の実質負担金にもよりますが)。
そうであるなら、2年後に最新のiPhoneを早めに手に入れることをオススメします。端末は長く使えば使うほど、動作が重くなったり、バッテリの消耗が早くなるので。
まとめると、「半額サポート for iPhone」に加入してから25ヵ月目の最短で指定機種に機種変更するのが最もオススメです!
なお、機種代金の支払い回数はMy SoftBankの請求内訳にて確認できます。支払い回数が残24回になった時点で、次の機種へ機種変更できます。
半額サポート for iPhoneの注意点・デメリット
「半額サポート for iPhone」の注意点やデメリットをまとめるとこんな感じ!それぞれ解説します。また、提供条件書がアップされ次第、情報を更新しておきます。
特典利用時に機種が回収される
回収機種が故障していれば料金発生
機種代金が二重でかかる場合がある
48回分割縛りのため実質4年縛り
一部サービスとは併用不可
特典利用時に機種が回収される
特典を利用する場合は旧機種(半額サポート for iPhoneに加入していた機種)が回収されます。手元に残りません。
機種変更の手続きの際に回収ができない場合は、後日回収になりますが、機種変更した翌月末までに査定を完了しないと機種代金は免除になりません。
特典が適用されないと、二台分の機種代金を支払うハメになり、毎月の携帯料金が高くなるため注意が必要です!必ず、早めに旧機種の回収を済ませましょう。
回収機種が故障していれば料金発生
機種が回収される際に、機種に不具合がある場合は追加料金が発生します。具体的な不具合の内容は以下のようなものがあります。
- 電源が入らない
- 電源ボタンが正常に機能しない
- ロック解除/初期化が未実施
- 製造番号(IMEI)が確認不可
- 改造などメーカー保証外の場合
発生する料金は「あんしん保証パック with AppleCare Services(月額830円)」の加入有無で異なります。
あんしん保証パックの加入 | 負担金 |
有り | 2,000円 |
無し | 20,000円 |
Apple Care+ではなく、「あんしん保証パック with AppleCare Services」である点にご注意ください。
ちなみに、Apple Care+に加入している場合は、端末が故障してもそっちで修理しておけば、回収時には問題ないはずなので、必ずしも「あんしん保証パック」に加入する必要はありません。
参考 あんしん保証パック with AppleCare Services
機種代金が二重でかかる場合がある
「半額サポート for iPhone」加入後、以下のような場合は、機種変更前の機種と機種変更後の機種の機種代金が二重でかかることがあるのでご注意ください。
機種代金が二重でかかると毎月の携帯料金が相当高くなります・・・
- 特典を利用せずに機種変更
- 特典利用条件を満たさずに機種変更
- 機種の回収が期限内に完了しなかった場合
48回分割縛りのため、実質4年縛り
「半額サポート for iPhone」加入時は機種代金が48回払いになります。そのため、機種代金を完済した状態で解約しようとすると、丸4年後になります
一部サービスとは併用不可
「半額サポート for iPhone」では、以下のようなサービスとは同時に加入することができないので注意が必要です。
機種代金の免除後に解約するとどうなるか?
特典を利用して、旧機種代金を免除した後に回線を解約した場合はどうなるのでしょうか?
結論から言うと、新機種代金の残金だけ支払いが必要になります。旧機種の支払いは文字通り免除になるので、支払う必要はありません。
旧機種はソフトバンクに回収されるので、その回収と引き換えに機種残金を免除するという仕組みになっています。
機種代金免除後に解約した場合のイメージは以下の図の通り。
下取りを利用した方がお得なのか?
「半額サポート for iPhone」は機種代金の免除を受けるために、使っていたiPhoneがソフトバンクに回収されます。
そうなると、わざわざ「半額サポート for iPhone」に加入しなくても、2年後に機種変更して、旧機種を自分で下取りに出せばいいのでは?という疑問が湧いてきます。
この疑問の結論を言うと、ケースバイケースといったところです。場合によっては普通に損しますし、場合によってはお得になります。
下取りとどちらがお得を判断する方法
「半額サポート」と「下取り」のどちらがお得かを判断するには、「免除になる金額」と「下取り額」の金額を比較するのが手っ取り早いです。
例えば、「半額サポート」で免除される金額が最大1.34万円で、「下取り」の下取り額が2万円なら、下取りの方がお得と言えます。
イメージを図にするとこんな感じ。
下取りとどちらがお得かを計算してみた
実際に、iPhone 8、iPhone 8 Plus、iPhone Xで半額サポートに加入した方がお得なのかを計算してみます。
一番のポイントは、iPhone8/8 Plusの2年後の下取り価格がいくらになるかですが、未来のことなので分かるはずがないので、2世代前のiPhone 6s/6s Plusの下取り価格を参考にします。
ただし、iPhone Xの2年後の下取り価格は予想がつかないので、お得になる金額だけを記載しておきます。
まずiPhone 8(64GB)の場合、実質負担金は26,880円となるので、それぞれのお得額は以下の通り。
半額サポートのお得額 | 13,440円 |
下取りのお得額 | 17,280円 |
次にiPhone 8(256GB)の場合、実質負担金は45,120円となるので、それぞれのお得額は以下の通り。
半額サポートのお得額 | 22,560円 |
下取りのお得額 | 17,280円 |
次に、iPhone 8 Plus(64GB)の場合、実質負担金は38,640円になるので、それぞれのお得額は以下の通り。
半額サポートのお得額 | 19,320円 |
下取りのお得額 | 29,040円 |
次に、iPhone 8 Plus(256GB)の場合、実質負担金は57,120円になるので、それぞれのお得額は以下の通り。
半額サポートのお得額 | 28,560円 |
下取りのお得額 | 29,040円 |
次に、iPhone X(64GB)の場合、実質負担金は63,600円になるので、それぞれのお得額は以下の通り。
半額サポートのお得額 | 31,800円 |
下取りのお得額 | 不明 |
最後に、iPhone X(256GB)の場合、実質負担金は81,840円になるので、それぞれのお得額は以下の通り。
半額サポートのお得額 | 40,920円 |
下取りのお得額 | 不明 |
下取りの場合は、金銭的な恩恵を受けられるのが2年後で、どうしても目先の毎月の携帯料金は高くなってしまいます。特にiPhone Xは実質負担金が3,000円近くもあるので・・・
下取りと比較する際の注意点
下取りと比較する際は以下にご注意ください。
- 下取り額は徐々に価値が劣化する
- 2年後の下取り額がどうなるかは不明
まず、今回の計算はあくまでシミュレーションになります。
2年後の下取り額が異常に安くなれば、半額サポートの方が断然お得になる可能性もありますが、こればかりは2年経たないと分かりません。
また、下取り価格は随時価格が見直されるため、最新の下取り価格を確認した上で加入をご検討ください(本記事もなるべく更新するようにします)。
半額サポート for iPhoneはどんな人にオススメ?
以下の3つを満たすような人がオススメです!
ソフトバンクをずっと使い続ける
2年に1回は機種変更する
維持費を少しでも安くしたい
下取りに出す場合、お得になるのは下取りを出してからになります。例えば、下取りに出すのが機種購入から2年後であれば、2年後になって始めて金銭的メリットが発生します。
しかし、半額サポートであれば、機種を購入した翌月から実質負担金が安くなるので、少しでも早く毎月の携帯料金を抑えたい人には、半額サポートはオススメです。
あと、半額サポートに加入する場合は、当分の間はソフトバンクを使い続けることが前提になります。2−3年のうちに乗り換えする予定の人は加入しないことをオススメします。
まとめ
以上、「半額サポート for iPhone」の解説でした。最初にこのサービスを聞いた時は非常にお得だと感じましたが、そこまでお得というわけではありません。
めちゃくちゃお得というわけでもないので、通常通りの24回分割払いにして、2年後に自分で下取りに出してもいいかなと思います。
ただし、少しでも早く毎月の携帯の維持費を下げたかったり、ずっとソフトバンクを利用するのであれば、「半額サポート for iPhone」に加入するとお得になる場合があるのも事実です。
ぜひ、よく考えてから加入してみてください。あと、加入後は25ヵ月目に機種変更することを忘れないように!
機種変更するなら、ソフトバンクオンラインショップを利用するのがお得です!オンラインショップの方が安くお得に機種変更できるので、ぜひ一度利用してみてください!
ソフトバンクで機種変更するなら、ソフトバンク公式のオンラインショップでの契約(所要時間3分)が超オススメです!
- 頭金(5,000円〜10,000円)が不要
- 料金プランの強制加入がない
- オプションの強制加入がない
- 2~3時間かかる手続きの時間が不要