Appleから初のオーバーイヤーヘッドフォンとして「AirPods Max」が発売されました。
発売日である、2020年12月18日当日には在庫切れを起こすほどの人気を得ているこのAirPods Maxの価格はなんと6万1,800円(税抜)。
果たしてAirPods Maxに価格相応の価値はあるのでしょうか。
本記事ではその特徴や評価に焦点を当てて解説を行っていきます。
≪画像元:Apple≫
AirPods Maxの特徴
AirPods Maxは国内外問わず、人気のワイヤレスイヤフォンAirPodsの技術をオーバーイヤータイプのヘッドフォンに取り入れて製造された新製品です。
そんなAirPods Maxの特筆すべき点を3つ挙げてみました。
シンプルながらも洗練されたデザイン
まず始めに目を引くのは、Apple製品らしいシンプルながらも洗練されたデザインでしょう。
カラーラインナップは「スパースグレイ・シルバー・グリーン・スカイブルー・ピンク」の全5種で、いずれのカラーも一度は触ってみたくなる出来栄えとなっています。
大きなイヤーカップはアルミニウム(酸化皮膜処理)が採用され、カラーによってはMakBookのような質感・様相が感じ取ることができます。
定番のAppleロゴがデザインに含まれていない点については「シンプルで良い」という声と「何か物足りない」という両極の意見が散見されます。
高音質&空間オーディオ
AirPods Maxの音質は特定の音域を強調するようなものではなく、全音域を素直な高音質で再生するニュートラルな仕様に仕上がっているようです。
そして絶妙なフィット感のイヤーカップが、この高音質を耳の中ではなく実際に周囲で音が鳴っているかのような立体感のある音像を再現することが可能にしています。
したがって、ライブ音源や映画視聴などは特に相性が良い利用方法といえるでしょう。
さらに臨場感を追及したい方には「空間オーディオ」がその実力を発揮します。
AirPods Maxで5.1ch・7.1ch・Dolby Atmosなどの対応したコンテンツを再生することにより、リアルな音響世界に入り込むことになるでしょう。
高性能ノイズキャンセリング機能
AirPods Proでもその性能の高さが好評なノイズキャンセリング機能がAirPods Maxにも搭載されています。
AirPods Maxのノイズキャンセリング機能は、ヘッドフォンの形状で外部の音を遮断する「パッシブノイズキャンセリング」と、周囲の音と逆位相の音を再生してノイズを打ち消す「アクティブノイズキャンセリング」の2つの方式が採用されているため、大きな効果をユーザーにもたらせてくれるでしょう。
≪画像元:Apple≫
AirPods Maxに6万円台の価値を見いだせるかはユーザー次第
結論として、この6万円台のAirPods Maxにその価格相応の価値があるか否かはユーザー次第といえるでしょう。
これはどのような物にも共通していえることかもしれませんが、このAirPods Maxにおいてはその傾向がより強く体言されています。
例えば
「良い音のヘッドフォンが欲しい」
「ノイズキャンセリング機能付きのヘッドフォンが欲しい」
というだけなら、AirPods Maxは非常にコストパフォーマンスの悪い製品になってしまいます。
「音質の良いノイズキャンセリング機能付きのヘッドフォン」という条件だけならAirPods Maxより安価な製品はたくさん存在します。
ではどのようなユーザーがAirPods Maxの価値を見出すことができるのでしょうか。
幾つか「AirPods Maxを買って損をしない人」の例を挙げてみましたのでご覧ください。
● AirPods Maxのデザインが好き ● BeatsやAirPodsを利用していてAppleからワイヤレスヘッドフォンの発売を待ち焦がれていた ● 空間オーディオ」や「ノイズキャンセリング」などその性能を余すことなく活用できる ● そもそもApple製品が大好き |
高価格で高品質
以上、AirPods Maxについての解説でした。
ヘッドフォンという身近な製品ながらも、6万円台という高価な価格で発売されたAirPods Maxは確かに高品質な製品です。
しかもAppleというネームバリューを備えているため、それだけで不思議とその価格に納得してしまうところもあります。
そんなAirPods Maxの特徴として本記事で紹介したのは以下の3点です。
- シンプルながらも洗練されたデザイン
- 高音質&空間オーディオ
- 高性能ノイズキャンセリング機能
人によって物の価値はそれぞれですので、AirPods Maxの価値を断言することはできません。
しかしここで紹介した内容が「AirPods Maxを購入する・しない」に関わらず、皆さんの行動の小さなきっかけとなればうれしい限りです。