国内でSIMフリースマホが普及し、1台の端末で2つのSIMが使えるデュアルSIMも増えてきました。
そのため中には「デュアルSIMのメリット・デメリットは?」と思っている方もいるのではないでしょうか。
今回はデュアルSIMのメリット・デメリットについて詳しく紹介します。
デュアルSIMとは?
デュアルSIMとは1台の端末にSIMカードを2枚挿入できる機能のことです。
従来のスマホはスマホ1台につき1つの電話番号しか使えませんが、デュアルSIM機能を使えば2つの電話番号を持つことが可能です。
使い方次第では「電話専用」「通信専用」と使い分けることも可能です。
デュアルSIMは基本的には物理SIMを2枚挿すタイプのものが多いですが、中には物理SIMとeSIMを組み合わせて使える端末もあります。
デュアルSIMのメリット
次にデュアルSIMのメリットについて紹介します。
プライベート用と仕事用で分けられる
先ほども軽くお伝えしましたが、デュアルSIMは電話番号を2つ持てます。
そのため、仕事用とプライベート用と使い分けが可能です。
仕事だけの付き合いの人はもちろんですが、あまりプライベート用の電話番号を知られたくない人にも使い分けできます。
また、一部のメーカーになりますが同じアプリを2つ使うことが可能。
そのため、電話番号を2つ持てるとLINEの使い分けもできるため非常に便利です。
音声SIMとデータ専用特化に分けることができる
音声SIMとデータ専用特化など料金プランを分けることで自分に合った料金プランを組み合わせることが可能です。
例えば無料通話プランのSIMと大容量のデータ通信プランを組み合わせることで1つの回線を利用するより安くなることもあります。
ただし、こちらはしっかりと自分に合った組み合わせをしないと逆に高くなってしまうのでデュアルSIMをするときはどう使うか検討するようにしましょう。
状況によって通信回線を使い分けが可能
デュアルSIMは別々の通信回線の契約が可能です。
そのため、通信状況によって使い分けることも。
2021年10月にはドコモの大規模通信障害が発生しネットができない時間が発生しました。
デュアルSIMで別の回線を契約しておけば、どこかの通信回線業者が障害が起きても問題なくネットを利用ができます。
デュアルSIMのデメリット
次にデュアルSIMのデメリットについて紹介します。
SDカードが使えなくなる
スマホの機種にもよりますが多くのデュアルSIM対応のスマホは排他式になっているため2枚のSIMを挿入するとSDカードが利用できなくなります。
スマホ本体に保存しない場合にはそこまで大きなデメリットにはなりませんが、SDカードにたくさんの画像や動画などのデータを入れたい方には不便です。
中にはSIMカード2枚挿入でき、SDカードも入れられるスマホもありますが機種が少なくなるので注意しましょう。
デュアルSIMのスマホはまだ限られている
SIMフリースマホの普及によりデュアルSIMスマホが増えてきました。
それでも、まだまだ機種は限られています。
特に大手キャリアで販売しているスマホは基本的にシングルSIMになっているものが多いです。
これに関しては今後なくなってきますが、まだまだ多いのが現状です。
そのため、デュアルSIMを利用しようと考えている方は機種に限りがあることを覚えておきましょう。
なお、iPhoneは比較的新しいシリーズであれば物理SIM+eSIMでデュアルSIMとして使うことが可能です。
何も考えずに契約をすると通信料は高くなるので注意
デュアルSIMのメリット・デメリットについて紹介をしました。
デュアルSIMは2つの回線を組み合わせることでスマホの用途を増やすことが可能。
場合によっては1つの回線で契約するより安く使えます。
ただし、何も考えずに契約をすると通信料は高くなるので注意しましょう。
また、デュアルSIM対応のスマホは限られているため、これからデュアルSIMにしようと考えている方はしっかりと端末を検討してください。