かつては通話が中心で、インターネットやメールもついでに見ることができる程度であった携帯は「スマートフォン」に進化することでどんどん機能を高度化させていきました。
しかし、未だに法人を中心に通話のみという携帯電話の需要も意外と見られます。
今回はauを利用中の方、もしくはauへの乗り換えを検討中の方向けに、「通話のみ」のプランがスマホ・ガラケーそれぞれで用意されているか、可能であればどういったプランとなるのかを解説していきます。
そして、安価な端末でシミュレーションをしながらにとって端末代金も込みで、月額どの程度の料金で使用可能か、目安についても調べていきます。
スマホとガラケーで大きく異なるauの通話プラン
現在、auの料金プランはスマホとガラケーでは考え方が異なるので、それぞれを解説していきます。
auのガラケーの基本プランは4種類
auのガラケーの料金は、4種類の音声プランから最適なものを選択します。
データ通信の扱いはプランによって変わってきます。
プラン名 | 基本料金 | 通話料金 | データ通信 |
ケータイシンプルプラン | 1,200円 | 20秒 / 30円 | 100MBが料金に込 |
ケータイカケホプラン | 2,980円 | 完全かけ放題 | 1GBが料金に込 |
VKプランS(N) | 998円 | 20秒 / 30円 | 別途800円~ 必須 |
VKプランM(N) | 1,620円 | 20秒 / 30円 (2,600円分無料) | 別途800円~ 必須 |
※800円で5分以内の通話が無料の通話定額ライト2、1,800円で完全かけ放題の通話定額2に加入可能
VKプランS(N)、VKプランM(N)のデータ通信は利用量に応じて料金が上がって行きます。
今回「データなしで通話のみで考える」という観点で考えると最適な形を実現するのは難しいので今回は細かいシミュレーションをせず除外して考えます。
大まかには2種類に分かれるauのスマホプラン
auのスマホプランは現在4GLTEで4種類、5Gで5種類用意されています。
基本的な考え方としては
・ データを使った分だけ料金が発生する従量課金のプラン(ピタッとプラン 2,980円~)
・ データ使い放題のプラン(データMAX 8,480円※ )
の2つです。
※実際にはこれに条件に応じて別途割引が適用されていく形になります。
データMAXプランは別途のオプションで料金が変わっていきます。
今回はデータ通信を使わず通話メインであることを考えると、データMAX系のプランは明らかに不合理になるので除外して考えます。
ガラケーを通話のみで安く使う方法は?
auでガラケーを契約するにあたってデータ通信契約のプランは付随してきます。
全くデータを使わないことを想定すると、
【発信が少ない場合】
ケータイシンプルプランにオプションなし 1,200円~
【発発信が多いが、通話時間は5分以内ばかりの場合】
ケータイシンプルプランに通話定額ライト2 2,000円~
【発発信回数が多くも通話時間も長い場合】
ケータイカケホプラン 2,980円
利用の仕方に応じて、いずれかの選択を行うのが最も合理的です。
auの最安値のガラケー端末は?
2020年11月現在、auで契約可能なガラケーとしては以下が挙げられます。
・ GRATINA 3万800円(税込)
・ INFOBAR 4万700円(税込)
・かんたんケータイ 3万800円(税込)
・MARBVERA 3万800円(税込)
最も安くなる端末は3種類ありますが、他社のラインナップと比較してもほぼ同水準です。
分割は24回、36回、48回から選択可能で別途手数料はかからないため支払回数を増やすことで月々の負担は抑えられます。(最も安い端末を48回払いとした場合、641円 / 月)
auで「通話のみ」のガラケーの料金目安はいくら?
auで契約し、通話用途を基本としてガラケーを使う場合、月々の料金目安は、以下です。
【発信をあまり行わず、基本プランを安く抑えられる場合】
ケータイシンプルプラン 1,200円 + 端末代金641円 + 消費税120 円 = 1,961円 / 月
【発信量が多い場合】
ケータイカケホプラン 2,980円 + 端末代金 641 円 + 消費税 298円 = 3,919円 / 月
auスマホを通話のみで安く使う方法は?
次にスマホを通話の用途で使う場合について考えます。
スマホは基本的にデータ通信ありきで考えるものですが、中にはWi-Fi環境での使用がメインのため、本体のデータ通信は不要などというケースも想定されます。
auの「通話のみ」プランは受付不可!
先ほども簡単に触れましたが、auのスマホを「電話のみ」というプランで契約することはできません。
利用料金としてはピタッとプランであればデータを使わなければ利用が1GB未満であれば、基本料金が2,980円と安く抑えられるので、こちらを契約するのが最適な選択と言えるでしょう。
このプランの基本料金を支払えば通話は可能ですが、プランは従量課金です。
ここにオプションを付ける場合はガラケーと同じく、800円で5分以内の通話が無料の通話定額ライト2、1,800円で完全かけ放題の通話定額2に加入します。
auの最安値のスマホ端末は?
auから販売は数多くのスマホが販売されており、GALAXYやiPhoneをはじめとする、高性能で高額な端末も多くあります。
一方でシンプルでコスパのよい安価なスマホも購入可能です。
2020年11月現在取り扱いのある安いスマホ端末としては
・ Galaxy A20 SCV46 2万2,000円(税込)
・ LG it LGV36 2万2,000円(税込)
・ AQUOS sense3 basic SHV48 2万2,000円(税込)
等が挙げられます。
廉価で使い勝手の良い端末がガラケーよりも安い価格で入手可能です。
最大で48回払いの選択ができ、その場合の月々の支払額は458円にまで抑えられます。
auのスマホで「通話のみ(に近い)」プランの料金目安は?
auのスマホを、基本的に通話のみで使う想定で契約した場合、最安料金の目安は以下のようになります。
【発信をあまり行わず、基本プランを安く抑えられる場合】
ピタッとプラン2,980円 + 端末代金 458円(税込) + 消費税 298円 = 3,736円(税込) / 月
が基本料金です。
また、ここに家族割を適用すると1,000円の割引を受けられるため、スマホが3,000円を切る価格で使用可能です。
【発信量が多く、定額オプションに加入する場合】
ピタッとプラン 2,980円 + 通話定額2 1,800円 + 端末代金 458円(税込)+ 消費税 478円 = 5,716円(税込) / 月
で、通話時間も気にせずに使うことが可能です。
こちらも家族割適用でさらに1,000円安くなるため、通話し放題つきのスマホが5,000円を切る価格で使えるということです。
データの利用頻度がカギ
auの携帯プランは2019年の法改正以前と比較するとシンプルになりました。
他のキャリアと比較すると情報が取りにくく、今回提示した条件にさらに各種の割引が適用できるかについては個々の状況に応じて異なるようです。
ただ、基本的な考え方や料金については今回の記事で示した通りです。
スマホに関しては、データの利用を抑えた場合、他社よりも安く使えるようです。
今回の内容も参考にしながら、ご自身のご利用想定に合うお得なプランを探してみてください。
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