最近のスマホはとにかく高いですが、価格が約2万円というドコモ・auとしては最安値となるGalaxy A20(ギャラクシーエートゥエンティ)が発売されました。
ただ安すぎるので、「使いにくいのでは?」と気になりますよね。
そんな方のために、今回はGalaxy A20の実機を実際に使ってみて、ヤラセなしでレビューと評価をします!
Galaxy A20の評価
Galaxy A20を使ってみた評価から述べます。
メリット・デメリットを端的にまとめると・・・
まずはメリット。
- 機種価格が破格の2万円
- 軽くて持ちやすい
- バッテリーが長持ち
- イヤホンジャック搭載
次にデメリット。
- 動きがワンテンポ遅く感じる
- スピーカーの音質が悪い
- ゲームをするには不向き
分かりやすく星で評価すると、こんな感じ。
価格の安さ | ★★★★★ |
---|---|
デザイン | ★★★☆☆ |
持ちやすさ | ★★★★★ |
処理性能 | ★★☆☆☆ |
ディスプレイ | ★★★☆☆ |
オーディオ | ★★☆☆☆ |
カメラ | ★★★☆☆ |
バッテリー | ★★★★☆ |
生体認証 | ★★★☆☆ |
Galaxy A20を一言でまとめると、「スマホデビュー者向けの格安スマホ」です。
Galaxy A20は機種代金が安い反面、機能はシンプルで、スペックは一昔前のAndroidスマホってな感じ。
なので、元々スマホを使っていた人がGalaxy A20に機種変更すると、スマホの進化を体感できないので、あまり満足度は高くないかも。
ただし、「スマホはネット・LINEさえ出来れば良い!」という方であれば、コスパの高さを感じる端末です。
約2万円の端末はあまりにも安い!
Galaxy A20のデザイン
Galaxy A20のデザインは、ぶっちゃけ安っぽい(笑)
これは仕方ないですね、なんせ2万円という破格に安い機種なので。
前面はほぼ全てが画面になっており、形状はシンプルで薄いのが特徴。
あまりにもシンプルなデザインなので、語ることがあまりありません(笑)
Galaxy A20の持ちやすさ
Galaxy A20は、持ちやすい!
持ちやすいサイズ感・重さ(151g)・薄さをしているので、持ちやすさは秀逸。
最近の高価なスマホはとにかく重いので、片手持ちすると腕が疲れますが、Galaxy A20なら疲れ知らず。
他の機種と比べても、片手でも操作しやすいです。
Galaxy A20の処理性能・使いやすさ
処理性能は、ぶっちゃけ良くはない!
処理性能が高くないので、操作している際に動きがワンテンポ遅く感じることもありますし、アプリによっては動作がかなり重くなります。
ただ、文字入力、画面のスクロールなどを普通に使う分にはそこまで気になりません(と言っても、スクロール時も少しカクつく)。
なので、ネット検索、SNS、ニュースアプリ、天気アプリ、ネットショッピング、LINEなどを中心に使うのであれば、十分役目を果たす機種です。
ただし、Googleマップはカクついて読み込みが遅いですし、3Dゲームはプレイに支障をきたすので、アプリによってはストレスを感じます。
参考までに、処理性能を測る「Antutuベンチマーク」を計測した結果は以下。
この数値が高いほど処理性能が高いんですが、Galaxy A20のスコア10万は低い数値になります(ただし、スタンダードモデルなら平均より上)。
スタンダードモデルの他機種のスコアと比較すると、こんな感じ。
Galaxy A20 | 10万 |
---|---|
Google Pixel 3a | 15万 |
AQUOS sense3 | 11万 |
Xperia ace | 9万 |
arrows Be 3 | 7万 |
Galaxy A20のディスプレイ
ディスプレイの画質は、可もなく不可もなく。
解像度はフルHD+(1560×720)なので、スペック的には現在発売中のスマホの中では低い方です。
ただ、スマホのような小さい画面で見る分には、フルHD+あれば十分に画質は綺麗。
ただし、インスタなどのSNSを見るなら他のスマホと大差はないですが、高画質な動画を見る際は多少なり差を感じます。
ディスプレイの特徴としては、色合いの補正などはなく、自然な色味で表示されるのが特徴的。
個人的には、写真・動画を楽しむなら、十分だと思っています。
なお、画面は5.8インチなので、割と大画面。
ライバル機のAQUOS sense3(5.5インチ)と比べると、多少ではありますが、Galaxy A20の方が表示される情報量が多いのが分かります。
ちなみに、肉眼で目を凝らして見ると、Galaxy A20の方が文字が滲んでいるんですよね。AQUOS sense3の方が文字がくっきり。
この辺は値段相応と割り切るしかありません(パッと見では分かりにくいけど)。
Galaxy A20のオーディオ
スピーカーの性能は低め!
音量も物足りないですが、それよりもスピーカー再生時の音質が気になります。
モノラルスピーカー(スピーカーが1つのみ)なので音の迫力に欠けますし、音にノイズ(雑音)を感じます。
ただ、イヤホン・ヘッドフォンをすれば音質の問題は解消されるので、音質にこだわる人はイヤホン・ヘッドフォンを付けましょう。
ちなみに、本体左上にイヤホンジャックがあるので、有線のイヤホン・ヘッドフォンを接続することが可能。
Galaxy A20のカメラ
カメラは物足りないが、値段相応!
まず、カメラのスペックを確認しておきます。
ぶっちゃけ、スペックは低いですね(笑)このスペックは2,3年前のスマホ同等レベル・・・
画素数 | 背面:800万 前面:500万 |
---|---|
F値 | 背面:1.9 前面:2.0 |
手ブレ補正 | × |
ズーム | デジタルズーム 最大4倍 |
ポートレート | 非対応 |
色々と写真を撮ってみましたが、最近のスマホと比較すると、カメラの性能は低めと言わざるを得ません。
ただし、カメラにそこまでこだわりがなく、普通に写真として残すだけなら十分。
実際に撮った写真をお見せします。
まずは料理写真。飯テロ失礼します。
続いて、夜景撮影。
続いて、木や草。
最後に、スイーツ。お腹が減ってきました(笑)
もし、これらの写真を見て、「綺麗じゃん!」と思われた方は、Galaxy A20のカメラでも十分満足できるかと!
Galaxy A20のバッテリー持ち
バッテリー持ちは、割といいね!
<バッテリーのスペック>
電池持ち時間 | 140時間 |
---|---|
バッテリー容量 | 3000mAh |
バッテリーのスペックはスマホの中でも割と上位に食い込むほど、電池持ち時間は長い。
これは画面の解像度が高くない(=消費電力が小さい)のに起因しています。
同じスタンダードモデルならAQUOS sense3が電池持ち時間180時間なので、それと比べるとGalaxy A20が霞みますが、電池持ちは十分良いのでご安心を。
ちなみに、ワイヤレス充電には非対応です。
Galaxy A20の生体認証
生体認証は、悪くはない!
Galaxy A20は指紋認証には非対応で、顔認証に対応しています。
顔認証は画面をカメラに向けるとロックが解除される仕組みですが、精度自体は悪くありません。
実際に色んなケースで顔認証をしてみたり、何度も顔認証を使ってみましたが、認証に失敗することは少なかったです。
イメージしやすいように、実際に顔認証でロックを解除したGIF画像は下の通り。
ちなみに、顔認証の際、どのケースで認証が失敗するかをまとめると、こんな感じ。
ケース | 認証可否 |
---|---|
マスク | × |
メガネの有無 | ◯ |
仰向けになりながら | ◯ |
横向けになりながら | ◯ |
真っ暗な部屋 | ◯ |
Galaxy A20の発熱
発熱は全然しません!
処理性能やディスプレイが高くないせいか、長時間の動画視聴やゲームのプレイでも、発熱はほとんど感じませんでした。
Galaxy A20の実機レビューまとめ
以上、Galaxy A20のレビュー&評価でした。
とにかくGalaxy A20は価格が2万円と安いので、ガラケーの人がスマホデビューするのに相応しい端末です。
ただし、性能自体は高くないので、スマホはネット・SNS・LINEなどを中心に使う、所謂ライトユーザー向けの機種になるので、その点を理解した上で購入しましょう。
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