クレジットカードは世界中で利用可能ですが、dカード GOLDも例外ではありません。
dカード GOLDはただ海外で使えるだけでなく、メリットもたくさんです。
この記事では、dカード GOLDを海外で利用する際のメリットなどを紹介しましょう。
メリット1:世界中のVisa/Mastercard加盟店で利用可能
dカード GOLDに搭載されているVisa/Mastercardブランドがあれば、世界中のVisa/Mastercard加盟店でdカード GOLDを利用できます。
VisaとMastercardのどちらも加盟店数は3,800万店以上と、ほとんど差がありません。
これは、世界中のクレジットカード会社が加盟店を開拓する際に、VisaとMastercardをセットにしているからと思われます。
かつて「Visaはアメリカに強く、Mastercardはヨーロッパに強い」と言われていましたが、筆者の海外旅行経験からして、アメリカでMastercardも使えますし、ヨーロッパでVisaも普通に利用可能です。
ですから、dカード GOLDの国際ブランドを選ぶ際に、さほど真剣に考える必要はなく、すでにVisaのカードを持っていればdカード GOLDはMastercardを選ぶといいでしょう。
為替レートに若干の違いがある
ただし、VisaとMastercardでは為替レートに若干の違いがあります。
現地通貨建てで買物をする際には、現地通貨 → 日本円に両替する際の為替レートが、VisaとMastercardで異なるのです。
例えば、100米ドルと100ユーロをVisa/Mastercardで購入した際のレートを、比較してみましょう(2020年10月16日のレートで比較)。
・ 100米ドル → Visa:1万551円、Mastercard:1万549円
・ 100ユーロ → Visa:1万2,377円、Mastercard:1万2,371円
若干ではありますが、Mastercardブランドの方がレートが良いです。
実際にはこれに加えて、海外事務手数料として2.2%が加算されます。
メリット2:Apple Pay・タッチ決済を利用可能
海外でサインをしたり暗証番号を入力したりするのは、緊張するものですね。
タッチだけで簡単に決済できれば文句なしですが、それを世界中で可能にしたのがApple Payとタッチ決済です。
Apple Pay・タッチ決済のいずれも、クレジットカードを相手に渡さなくても決済可能で、安心感がありますね。
Apple Pay加盟店やタッチ決済の加盟店は、世界中に広がっています。
海外の実店舗なら、Visaブランドのdカード GOLDでもApple Payを利用可能
≪画像元:NTTドコモ≫
実は、日本国内で発行されたVisaカードは実店舗のみで決済可能で、ネット決済はできません。
dカード GOLDも決して例外ではありませんが、海外の実店舗でApple Payを利用する限り、特に問題はないでしょう。
Mastercardブランドのdカード GOLDにはタッチ決済機能なし
≪画像元:NTTドコモ≫
Visaブランドのdカード GOLDをよく見ると、「VISA」ロゴの横にマークがあります。
これが「タッチ決済」のマークで、このマークがある店舗や機械ならタッチするだけで決済ができるのです。
残念なことに、Mastercardブランドのdカード GOLDには、タッチ決済のマークがありません。
メリット3:海外ATMから現地通貨もキャッシングできる
≪画像元:NTTドコモ≫
キャッシング枠を設定したdカード GOLDなら、上記ロゴのある海外ATMから現地通貨もキャッシングできます。
海外キャッシングは海外事務手数料がかからない代わりに、金利が発生します。
国内キャッシングでは年15%の金利(通常のdカードの金利年18%)と優遇がありますが、海外では金利優遇がなく一律年18%の金利です。
メリット4:最高1億円の海外旅行保険
国内より不測の事態が起こりうる海外では、海外旅行保険が頼りになります。
dカード GOLDの海外旅行保険は、以下のような補償限度額の充実ぶりです。
死亡・後遺障害は5,000万円が自動付帯で、旅行代金をdカード GOLDで支払うと5,000万円が追加で付帯します。
特筆すべきは、dカード GOLDの本会員・家族会員でない家族(本会員と同一生計の配偶者・19歳未満で同居の親族・19歳未満で別居の未婚の子)も、補償の対象というところです。
ただし、キャッシュレス診療には対応していないため、現地での治療費をいったん立て替えなければなりません。
メリット5:ショッピング保険も付帯
dカード GOLD(家族会員も含む)で購入した品物が、盗難・破損などの損害を受けた場合、購入日から起算して90日間まで補償します。
補償限度額は年間300万円(自己負担3,000円)とdカードの年間100万円と比較してパワフル、しかも国内外、支払い回数を問わず補償の対象です。
ただし、現金・金券類・携帯電話・ノートPCなどは補償の対象ではありません。
メリット6:グアムではdポイントが貯まる・使える
≪画像元:JCB≫
dポイントはローソン・マクドナルドなどで貯まり、使うことができますが、海外でもポイントを貯めて使えることはあまり知られていません。
・ Tギャラリアグアム by DFS
・ コンチャラウンジ/ツアーデスク
・ シュガークッキー
・ フィッシュアイマリンパーク
・ グッディーズ・スポーティング・グッズ
・エッグスン・シングスグアム
といったお店が対象です。
「Tギャラリアグアム by DFS」では、カスタマー・インフォメーションにレシートを持参してdカード GOLDを提示すると、2米ドルにつき1ポイント貯まります。
dポイントを使う際には、500ポイント=5米ドル分のDFS商品券などに交換します。
メリット7:ハワイではラウンジを利用可能
≪画像元:株式会社アイ・エー・エス・エス≫
ハワイでは、ダニエル・K・イノウエ国際空港の「IASSハワイラウンジ」を利用できます。
ラウンジ入口で、当日のチケットとdカード GOLDを提示すると利用可能です。
本人会員だけでなく、家族会員も無料で利用できます(カード会員でない同伴者は有料)。
メリット8:三井住友カードの「VJデスク」によるサポートを受けられる
≪画像元:三井住友カード≫
現地滞在中も、スタッフによる手厚いサポートを受けられます。
例えば、ハワイではワイキキ中心部に「VJデスク」があり、
・ 観光情報の提供
・ イベント・レストランなどの予約・手配
・ ガイド・通訳の手配
・ カードやパスポートの紛失・盗難時のサポート
だけでなく、
・ 休憩や待ち合わせ
・ ベビーカー・傘のレンタル
・ 手荷物一時預かり
などのサービスも行っています。
メリット9:海外での紛失・盗難の際もサポート万全
万が一、現地でdカード GOLDが紛失・盗難の被害に遭っても、心配はいりません。
まずは、「カード紛失・盗難受付デスク(海外)」に連絡をして、カードの利用停止をしてください。
近くにVJデスクがあれば、そちらで手続きをしても構いません。
緊急カードの発行
dカード GOLDが手元にないと、食事や移動など金銭面で不安になるかと思いますが、dカードでは暫定的なカード(緊急カード)を発行してくれます。
ただし、地域によっては利用できない場合もあり、受取日時や場所も指定される場合があります。
dカード会員はこのサービスを利用するのに1万円(税別)かかるところ、dカード GOLDは手数料がかかりません。
緊急(キャッシュ)サービス
カード払いができない場所では、多少の現金を持っておいた方が良いでしょう。
dカード GOLDにはキャッシング機能がありますが、紛失・盗難の被害に遭ったらそれも使えません。
dカード会員は、1,000米ドル相当額以内の現地通貨を、キャッシュサービスとして用立ててくれます。
受取日時や場所も指定される場合があり、別途利息が発生するものの、ありがたいサービスです。
帰国後の再発行も無料
緊急カードはあくまでも緊急時のみで、帰国後は正式に再発行しなければなりません。
帰国後のdカードの再発行には1,000円(税別)がかかりますが、dカード GOLDなら再発行手数料も無料です。
まとめ
dカード GOLDはただ海外で利用可能なだけでなく、海外でも多くのメリットがあるクレカです。
Apple Payやタッチ決済を利用可能で利便性に優れており、グアムでのdポイントやハワイでのラウンジ利用などのお得度もあります。
また、海外旅行保険やショッピング保険といった補償も充実していて、緊急カードの発行や緊急キャッシュサービスなどのサポートも万全です。
海外にdカード GOLDを持って行けば、充実した時間を過ごせるに違いありません。