9月15日に開催されたイベント後、iPhone13を購入するかYahoo!が独自でアンケート調査を行ったところ、総投票数7万1,823人中、4万98票(55.8%)が「購入しない」と判断しています。
買わないと判断した人の理由として、現時点で利用しているモデルがまだ使えるので、買い換える必要はないと思っている人もいるし、簡単に手が出せる金額ではなくなっている点も挙げられるでしょう。
そんなことを察してかAppleは、旧モデルを少しスペックダウンして発売し続けるといった姿勢を見せてきました。
そこで今回は、iPhone13を購入するべきか、それとも価格改定された旧モデルを購入するべきか、結論を出してみたいと思います。
継続販売される旧モデル
これまでAppleは新しいモデルを発表したイベントで、旧モデルの一部をスペックダウンして継続販売することがありました。
ですがメインで販売したいのは発表された最新モデルで、旧モデルのラインナップを増やすことはありませんでした。
2021年はどのようなモデルが、継続販売されるのでしょうか。
継続販売(1) iPhone12/12 mini
昨年発売されたiPhone12/12 miniは、iPhone史上初となる5Gサービスに対応したモデルで、iPhone6から続いてきた丸みを帯びたデザインを捨て、以前のモデルのようなフラットデザインに変更し、多くのユーザを沸かせました。
iPhone13と比較しても、大きな変更点が見受けられないiPhone12なら、まだまだ現役で使い続けられるモデルです。
だったら10万円近い価格を出して購入する必要はないでしょう。
なおiPhone12(128GB)は9万2,800円、iPhone13(128GB)は9万9,800円と、ストレージ容量が同じでも7,000円もお手頃に購入することが可能です。
スペック的にも機能的にも、もしiPhone13まで手が出せないのであれば、iPhone12は代替案としてイチ押しかもしれません。
継続販売(2) iPhone11
2年前に発売されたiPhone11も、継続販売されることが決定しました。
ただ現役で発売されていた時と違い、ストレージ容量は64GBと128GBに種類を減らし、価格をさらに下げてお手頃感が向上したモデルとして再販されています。
iPhoneにハイスペックを求めるユーザは、iPhone11という選択肢はありませんが、インターネットやメール、電話として利用する分には十分なスペックといえます。
そんなiPhone11が6万1,800円(64GB)、6万7,800円(128GB)で購入できるし、まだまだiOSのサポートも受けられるモデルなので、どうしても新しいiPhoneが欲しい方はiPhone11を狙うのもお財布に優しい判断といえるでしょう。
継続販売(3) iPhone SE
2020年4月に登場したiPhone SE(2世代)は、登場から高い人気を誇るモデルです。
そんなiPhone SEにもメスが入り、これまで発売されていた256GBが姿を消してしまいましたが、64GBと128GBで販売を継続するようです。
なお、コロナ禍でマスクが手放せなくなった現時点では、Face IDの便利な面がかえって面倒になってしまいましたが、iPhone SEはTouch IDを搭載した最後のモデルとして、今の状況下に一番適したモデルといっても過言ではないでしょう。
コロナ禍の環境に適したモデルで、スペック的にも十分なiPhone SEを選択してもよいでしょう。
なお価格は4万9,800円(64GB)、5万5,800円(128GB)とかなり手頃で購入できるので、iPhoneを使ってみたい、新しいモデルは買えないけど最新モデルと遜色のない便利なモデルを選ぶのもいい判断といえます。
結論! 最新スペックに興味がないなら旧モデルを選択
最新モデルを購入するか旧モデルを購入するか、悩まれている方は「スペック」に着目して選ぶようにしましょう。
どうしてもiPhone13に搭載されているマクロ撮影や、ゲームで優位に進められるProMotionテクノロジーが欲しいなど、最新モデルにしか搭載されていない機能が必要であれば一択しかありません。
ですが、インターネットができればいいとか、電話やLINEができればいいと利用するにあたりハイスペックな環境をもとめていないのであれば、iPhone11やiPhone SEで十分です。
旧モデルの中でも少しだけカメラにこだわりたいというユーザは、大幅な価格改定にはなっていませんがiPhone13に匹敵するような撮影モードを搭載したiPhone12を選ぶのが良いのではないでしょうか。
次期iPhoneに期待するのはやめて!
今までいろいろなリーク情報を紹介してきましたが、リーク情報はあくまでもAppleが発表したものではなく、デザイナーやリーカーたちの思いがたくさん詰まった未来予想図です。
そのためAppleが描いている次期iPhoneとは大きくかけ離れていることが大いにあります。
実際に2021年のAppleスペシャルイベント前にリークされていたiPhone13のニューカラーとして登場するといわれていたProモデル向けのローズピンクなど、実際には登場しませんでした。
またApple Watch S7のデザイン変更もリークされていましたが、発表されたデザインはこれまでと大きな変化はありませんでした。
このように「次のデザインやスペックが向上する」という情報を鵜呑みにして、購入する機会を失うことだけはしないようにしてください。
そしてまだ発表されていないような未来のモデルに期待するのではなく、現在わかっている範囲で自分が使いたい機能が満足できるかを考えて購入するかしないかを判断するようにしましょう。
リーク情報は「こんなモデルが出るって予想されているんだ」程度に受け止めて、記事や動画などを見るようにしてください。
そして自分ならこんなiPhoneを想像するかもと、友人や知人と語りあうのもいいかもしれません。