普段、ゲームやインターネット、電話やSNSを利用しているiPhoneですが、一般的にはあまり使われない6つの隠れたアプリがインストールされていることを知っていましたか。
はじめからインストールされている6つの隠されたアプリですが、アイコンが用意されていないものもあるため、かんたんに呼び出すことができません。
そんな6つのアプリをチェックして、iPhoneに詳しいことを自慢できるようになってはいかがでしょうか。
6つの隠されたアプリ
Appleが6つのアプリを隠している理由は公開されていませんが、なぜ非表示にしているのかは謎です。
でもこの隠されたアプリの使い方や起動方法を知っておくことで、「これは便利かも」と実感することになるかもしれません。
なお6つの隠されたアプリは、次の通りです。
1. FTMまたはフィールドテストアプリ
2. プリントセンター
3. 診断アプリ
4. QRコードスキャナー
5. 拡大鏡
6. フィードバックアシスタント
いくつか知っているかもしれませんが、全部知っているユーザはなかなかのiPhone通です。
あなたはどのくらい、この隠されたアプリを知っていましたか。
隠されたアプリ1:FTMまたはフィールドテストアプリ
FTM Internal-4アプリは、携帯電話会社のエンジニア向けに用意されたアプリで、一般的に利用する私たちにおいては知る必要がないアプリといえます。
でもこのFTM Internal-4アプリにアクセスすることで、今いる場所の電波状況を詳しく把握することができるため、5Gが受信できるようになったとかアンテナ表示のような曖昧な電波状況ではなく、数値で電波の強度を確認することができます。
特に現在のような4Gから5Gへの変更を行っているときや、格安SIM事業者に乗り換えたときの電波状況確認などにも使えるでしょう。
住んでいる場所の電波環境が悪く、アンテナ表示本数だけではない情報を携帯電話会社のサポートに伝えられたら、どんな状況かをすぐに把握することができます。
アプリの起動方法ですがFTMInternal-4アプリはアプリアイコンがないため、呼び出す時は電話アプリのキーパッドから「*3001#12345#*」と入力後、通話ボタンを押して呼び出します。
なお一部の設定情報は変更が可能なようですが、知識や経験がないユーザが勝手に設定値を変更してしまうと、利用できなくなるなどの可能性があるので閲覧するだけにした方が良いでしょう。
隠されたアプリ2:プリントセンター
iPhoneで撮影した写真や作成したドキュメントなど印刷するとき、iPhoneのデータをiCloudに移動させてパソコンから印刷するか、コンビニエンスストアに設置されているネットプリンターに接続して、印刷する方法しかないと思っていたユーザも多いのではないでしょうか。
実はiPhoneには数回のタップで、Wi-Fiで接続されているプリンター、印刷枚数、用紙サイズや種類が設定でき、かんたんに印刷できます。
プリントセンター用のアプリアイコンは用意されていませんが、印刷中や印刷待機中にAppSwitcherを表示させるとタスクとして表示され、そこから印刷の概要と、これから印刷する他のファイル数を確認することが可能です。
隠されたアプリ3:診断アプリ
iPhoneの調子が悪いとき、Appleのサポートに連絡をすると遠隔操作でiPhoneの状況を確認してくれることがあります。
このとき利用するのが診断アプリです。
診断アプリは、SafariのURL欄に「diags://」と入力してください。
すると画面に「診断アプリを開くか」というメッセージが表示されます。
ここでGOをタップすると、診断アプリが起動してiPhoneの状況を収集し、サポートに送信して状況を確認できるアプリです。
このアプリは普段起動しても機能しませんが、サポートからチケットNoが発行されている場合は、きちんと動作するので知っておいて損はないでしょう。
隠されたアプリ4:QRコードアプリ
QRコードを読み取るアプリは、今までiPhone標準ではインストールされていなかったため、AppStoreからダウンロードしなくてはなりませんでした。
ここが改善され、iOS11以降からカメラアプリでQRコードを読み取ることができるようになり、iOS12以降からコントロールセンターにQRコードアプリのアイコンが表示され、起動がかんたんになりました。
これでQRコードを読み取るアプリをインストールする必要がなくなり、使い勝手が向上したといっても過言ではないでしょう。
そんな便利なアプリですが、なぜか専用のアプリアイコンは用意されていません。
コントロールセンターに表示されるのであれば、専用アプリアイコンを作ってショートカットやコンパスと同じ扱いにしてもよいのではないでしょうか。
隠されたアプリ5:拡大鏡
iPhoneにインストールされている拡大鏡アプリは、アクセシビリティ機能のひとつとして提供がはじまりました。
そのため起動方法を知っているユーザも少なく、便利なのに多くのユーザから気づかれることがないアプリでした。
このアプリをもっと使われるようにするためAppleは、起動方法をSpotlightで検索して起動できるように変更を加えたのです。
こうしてかんたんに呼び出せるようになったおかげで、拡大鏡アプリを使って詳細をチェックすることができるようになったのです。
今ではAppライブラリのユーティリティーにアイコンが表示されるようになり、AppStoreからもApple純正アプリとしてインストールすることで、さらにアクセスがかんたんにできるようになりました。
隠されたアプリ6:フィードバックアシスタント
このアプリは正式版のiOSではお目にかかることがないアプリですが、パブリックベータ版をインストールしたiPhoneではかんたんにアクセスできるようになります。
パブリックベータ版ではSafariのURL欄にapplefeedback://と入力すると、フィードバックを送ることができます。
正式版ではapplefeedback://と入力しても、ページが開きませんというメッセージが表示されることから、アプリ自体が削除されているか、呼び出すことができないような変更がなされていると考えられます。
隠れたアプリが他にもあるかも
拡大鏡は隠れたアプリではなくなってしまいましたが、まだまだiPhoneには隠されたアプリがいくつか存在するかもしれません。
そんなアプリを見つけて、iPhone通をアピールしてみてはいかがでしょうか。