壊れたスマホが実は案外高値で売れるかもしれないことをみなさんご存じでしょうか。
「画面が割れてて売れないだろう」「価値もつかないんじゃないか」と思っている人、処分するのをちょっとだけ思いとどまってみてください。
もしかするとそのスマホ、意外なお金になるかもしれません。
今回は壊れたスマホを買い取ってくれる業者と、買取基準になる壊れた程度、実際の相場について紹介していきます。
ジャンクでなければある程度の価値はある
結論から言えば、ジャンクと言われる電源も入らないような状態、形状が変化してしまって使い物にならない状態を除いて数千円〜1万円程度の価値がつくことが多いです。
画面のひび割れは、程度にもよりますがそこまで気にしなくても良さそうです。
ジャンク品になってしまうような粗悪なスマホも、現在ではかなり減りました。
筺体の強化やバッテリーの性能向上が主な理由です。
しかし、所詮は精密機器。
きれいな状態で買取額を新機種購入代にと常々考えているのであれば丁寧に扱う必要があります。
日頃からケースを使ったり保護フィルムを貼ったりして管理しておきましょう。
買取の許容範囲
最新機種であってもジャンク同様の状態では価値はありません。
逆に多少古い機種であっても状態が良ければ予想以上の高値がつく時もあります。
ではどこまでが買取の許容範囲なのでしょうか。
実はけっこうゆるい基準で、買い取っているケースが多いのです。
・ 液晶割れ、もしくは液晶がつかない
・ 電源が入らない、タッチに反応しない
・ ホームボタンなどが利かない
・ 音がならない、バイブレーションが作動しない
・ 水没してしまった
意外かもしれませんが、これらはすべて買取対象になります。
電源が入らないなどもはやゴミ同然と思っている人もいるでしょう。
これにはれっきとした理由があります。
それは買い取ったあとの使い方にあります。
修理して再利用できればいいと思われがちですが、実際はそれだけがスマホ買取業者の目的ではありません。
本当の目的はスマホの中にある貴金属なのです。
私達が想像している以上に、スマホ1台には多くの貴金属が使用されています。
それゆえ端末の値段が上がっているのですが、買取業者からすれば壊れていてもスマホは宝の山なのです。
それを解体して再利用する業者に売ったり、貴金属買取業者に売ったりするのです。
とはいえ買取基準はその業者ごとによって異なります。
ある程度下調べをした上で買取を依頼するようにしましょう。
実際の買取相場
では気になる買取額の一例を見てみましょう。
今回は日本で一番使われている端末であるiPhoneシリーズでお話します。
状態は画面割れを想定しています。
・ iPhone11 Pro MAX → 2万円
・ iPhone11 → 1万2,000円
・ iPhone SE(第2世代) → 1万円
・ iPhone XS → 8,000円
・ iPhone X → 7,000円
・ iPhone 8 → 3,000円
・ iPhone 7 → 2,000円
新しい機種ばかりになりましたが、それでも数千円から最大2万円という金額までさまざまです。
多少の液晶割れなら気にすることなく売りに出せます。
もちろん、これ以上価値が下がってしまうような要素もあります。
発売から何年経過しているかなどがそれです。
それでも数百円程度の価値がつくこともあるので、ものは試しで相談して見る価値はありそうですね。
なおAndroid端末でも、iPhone11 Pro MAXほどはいかなくても人気機種であれば1万円を超える場合もあります。
機種が新しく、故障の手度が軽ければ軽いほど高値が付くので、日頃からの使い方を考えてみましょう。
諦めずに買取業者を比較
壊れたスマホは価値がないわけではなく、修理されたり解体されたりして新たな価値を見出してもらえることがわかりました。
また、「これじゃ買い取ってもらえない」と思っていた人にとっては一縷の望みになったのではないでしょうか。
スマホ買取はこれから5G端末の普及に伴い、ますます需要が広がるでしょう。
画面が割れているから、水没してしまったからと諦めずに、買取してくれる業者を根気よく探してみましょう。
思わぬ価値をつけてもらえるかもしれません。