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au『かえトクプログラム』はお得?内容・デメリット・加入すべきかを解説!

かえトクプログラム 内容

ども、元ソフトバンク社員のすまっちです。

またまたauから何やら難しそうな新サービスが出ました。その名も「かえトクプログラム」。

従来の「アップグレードプログラムNX」は受付を終了し、代わりにこのサービスが受付開始になりました。

ぶっちゃけ、プログラム内容が複雑ですし、お得かどうかも分かりにくいので、元ソフトバンクの僕が内容・メリット・デメリットなどを分かりやすく解説します!

 この記事を読むと分かること

  • 内容・条件
  • メリット・デメリット
  • 加入すべきか?
  • 解約するとどうなるか?
  • 加入有無での支払額の差
  • 特典をいつ使うとお得か?
  • 下取り・買取との比較

オンラインショップでの機種変更なら頭金(最大8,800円)も不要で、自宅にいながら機種変更が可能!

損しないためにも、機種変更はオンラインショップでやりましょう!

参考 auオンラインショップ

すまっち
毎月の携帯料金に関わってくるので、ぜひ最後まで読んでね!

かえトクプログラムとは

プログラム概要

かえトクプログラム 内容

複雑なので簡単に説明すると、2年後に機種を回収(auが買取)することを前提に、毎月の機種代金を安く抑えることができるプログラムです。

ポイントは、auが最初に各機種の買取価格(残価)を決めておき、その買取価格を最終支払い月(24回目の支払い)に支払う設定にしておくことで、23回目までの支払いを安く済ませられます。

で、2年後に機種変更かつ機種を回収(auが買取)すると、最終回の支払い分が免除されるので、機種代金の支払いが安くなるというプログラム。

文字だけだと分かりにくいので、図にするとこんな感じ。

au かえトクプログラム 仕組み

すまっち
最終支払い月の金額を高く設定することで、1-23回目の支払額は安くなっているよ!

例えば、96,600円の機種があり、その機種の最終回支払分が38,640円と設定されていたとします。

96,600円-38,640円=57,960円になるので、これを23回分割払いで割ると、1回あたりの支払額は2,520円になります。

もし、かえトクプログラムに加入していない場合は、96,600円÷24回=4,025円となるので、毎月の機種代金は4,025円となり、プログラム加入時よりも高い金額に。

au かえトクプログラム 安い?

上記に加え、購入から25ヶ月目(最終回支払い月)に機種変更をして機種をauが回収すると、最終回支払分の38,640円は免除される仕組みなんです。

今回の例だと、実質的に40%ほど安く端末が買えたことになります。

何やら複雑に見えるかもしれませんが、要するに2年後に機種をauに回収される代わりに、機種代金の負担が減るというだけ。

仕組みが少し変わっていますが、従来のアップグレードプログラムと本質的には変わりません。

ぶっちゃけ、auに端末回収=レンタルに近い考え方なんですけどね(笑)

すまっち
自動車販売の「残価設定ローン」と同じ仕組みなので、車を購入したことがある人なら馴染み深い仕組みかも!

加入条件

加入条件はシンプルで、対象機種を本プログラムで購入するだけ。

すまっち
auでの端末購入が必須なので、持ち込み機種変更の場合は加入不可だよ!

プログラム利用料

プログラム利用料は、無料です。

なので、加入しても基本的にはデメリットはありませんが、一部注意点があるのでそれは後述します。

特典適用条件

24回目の最終支払分を免除されるためには、もちろん条件があります。

  •  購入した機種をauが回収
  •  購入した機種を12ヵ月以上利用
  •  auで新しい機種を購入すること

ざっくり言うと、

「プログラム加入時に購入した機種をauに回収させ、auで新しい機種を購入すること」

です。

ちなみに、機種代金を途中で一括払いしてしまうと、プログラム解除になって特典が使えなくなるのでご注意ください。

分割払い→一括払いに変更する人は、ほとんどいないと思いますが念のため・・・

また、携帯料金の支払いを滞納時は、特典の利用ができない恐れもあります。

利用規約にも、以下の場合は特典申し込みが不可と記載されています。

プログラム契約者が、当社の携帯電話サービスの料金その他の債務の支払いを怠っている時

出典:かえトクプログラム規約

すまっち
実質的には下取り・買取に出すのと大差ないよ!いずれも、結局は機種を売るので手元には残らない!

故障時利用料

かえトクプログラム 故障利用料

ただし、注意すべきは、auが端末を回収する際に、機種に不具合があると故障時利用料を払う必要があります。

当たり前ですが、買取なので、端末が故障していたらその分の買取価格が下がるのと同じ理屈です。

<故障時利用料>

故障紛失サポート加入
(Android向け)
2,200円(不課税)
上記以外22,000円(不課税)

すまっち
iPhoneの人が故障させたら、問答無用に22,000円がかかるよ!Androidの人は、故障紛失サポート加入時は安くなるね!

なので、Android向けの故障紛失サービスに未加入の人が、機種を故障させてしまうと、特典を受けるためには22,000円の支払が発生します。

例えば、免除額が40,000円だったとしても、故障時利用料を22,000円払うことになると、実質的には18,000円しかお得になりません。

したがって、死ぬ気で機種を故障させないようにしましょう(笑)

au かえトクプログラム 故障(画面のヒビ割れもアウト)

ちなみに、「故障の定義とは?」と気になると思うので、故障の定義をしておくと・・・

  •  電源が入らない 
  •  充電ができない
  •  水漏れ反応がある
  •  本体や液晶に破損や割れ など

上記の故障は故障時利用料を払えば特典が使えるのでまだマシですが、以下の場合はそもそも特典すら使えなくなるのでご注意を。

  • 故障や破損が著しい
  • 改造などでメーカー保証外の場合
  • 製造番号が確認できない など

上記で言う「改造」とは、街にある非公式のスマホ修理業者でスマホを修理した場合も含まれます。

僕も以前にアイサポでiPhoneの修理を安く済ませた経験がありますが、このように修理をしてしまうとプログラムの特典が使えなくなるので気をつけましょう。

街の修理専門店でiPhoneを修理をする際、「本当に大丈夫なの?」と不安になりますよね。 僕も先日、iPhoneの画面が割れたので、急...

すまっち
スマホが故障した状態で特典を利用する場合は、故障時利用料がかかると覚えておこう!

プログラムの対象機種

かえトクプログラム 対象機種(出典:auオンラインショップ

プログラムの対象機種は、最新のiPhoneや最新のAndroidスマホなど様々な機種が対象になっています。

対象機種については以下の公式サイトをご確認ください。

参考 かえトクプログラムの対象機種

ちなみに、かえトクプログラムの場合、機種によって免除される額(お得になる額)が異なります。

iPhoneのようにリセールバリュー(中古市場での価値)が高いスマホは、免除される額も高くなっている反面、廉価なミドルレンジモデルは免除される額も低くなっています。

参考までに、一部機種の実質負担金や免除率(割引率)を比較しておきます。

機種名機種代金免除額割引率
第2世代
iPhone SE
64GB
55,270円26,520円47.9%
iPhone 11
64GB
90,720円36,785円40.5%
Xperia 590,720円32,070円35.3%
AQUOS
sense3
36,720円7,280円19.8%

※2020年5月時点での内容

すまっち
上記の例だと、Xperia 5は35.3%安く買えて、iPhone 11は40.5%も安く買えるね!
アレっち
AQUOS sense3は中古市場で高く買い取られないので、免除額(割引率)も低いね!

かえトクプログラム加入時の料金の比較

参考までに、かえトクプログラム加入有無別の毎月の端末代金を比較してみます。

プログラムの加入有無によって料金プランは変わらないので、純粋に毎月の端末代金の支払額を比較します。

アレっち
今回はiPhone 11 64GBを例に比較するよ!

<毎月の支払額>

 1回目・・・24回目
プログラム
無し
3,780円・・・3,780円
プログラム
有り
2,345円0円

<実質負担金の比較>

プログラム
無し
90,720円
プログラム
有り
53,935円

プログラムを利用した場合、毎月の端末代金の支払いは1,435円安くなります。

2年後にプログラム特典を使うと、最終支払い分が免除されるので、それを考慮すると、プログラム加入した方が36,785円安くなります。

機種をauに返却する必要があるので、プログラム加入時の方が機種代金が安くなるのは当然です。

考え方としては、今すぐ毎月の支払額を減らしたいという方向けのプログラム。

例えば、プログラムに加入せず、2年後に下取り・買取する方法も考えられますが、この場合はメリットを享受するのが2年後。

なので、先にメリットを受けたいか、後に受けたいか、の違いになると考えればOKです。

すまっち
プログラムに加入すべきかは後述するよ!

かえトクプログラムはいつ利用するとお得?

かえトクプログラム 特典 利用時期

かえトクプログラムに加入後、いつ特典を利用するとお得かというと、機種代金の最終支払い月(25ヶ月目)になります。

「最終支払い月がいつか覚えてられない・・・」と心配になるかもしれませんが、My auで確認できますし、恐らく直前になるとメールで告知がくると思われます。

実際、僕も前サービスの「アップグレードプログラムEX」に加入していますが、下のようにMy auの「ご契約情報の確認・変更」から特典利用期間を確認することができました。

かえトクプログラム 期間 確認方法

ちなみに、以下のケースでどうなるかも簡単に解説しておきます。

  • 特典を使わずに機種変更
  • 25ヶ月目以前に特典を利用
  • 25ヶ月目に特典を使わない

特典を使わずに機種変更

プログラムに加入したものの、「やっぱり、今使っている端末を手元に残しておきたい!」と心変わりすることもあると思います。

その場合は、特典を使わずに機種変更することも可能。その場合は、機種の返却は不要です。

プログラムを使わなくても、罰則や損することもありません。

ただし、25ヶ月目以前に特典を使わずに機種変更した場合、新しい機種と古い機種の機種代金を二重で払う必要が出るので、その点ご注意を。

かえトクプログラム 特典を使わずに機種変更

すまっち
機種の返却が嫌なら、プログラム特典を使わなければ、機種は回収されないよ!

25ヶ月目以前に特典を利用

プログラム加入後、12ヶ月目以降であれば、特典を利用することは可能です。

機種を購入して1年後に「新しい端末に買い替えたい!」と考えた時でも、前倒しして特典が使えます。

例えば、12ヶ月目に特典を利用して、新しい端末に買い替えた場合の料金の支払いイメージはこんな感じ。

かえトクプログラム 前倒し 機種変更

ご覧の通り、特典で最終支払い月の支払いが免除されますが、12〜24ヶ月目までの機種代金については、支払いが必要になります。

したがって、25ヶ月目以前の特典利用では、旧機種と新機種の端末代金が二重でかかることを覚えておきましょう。

すまっち
2年サイクルでスマホを買い替えるのが一般的だよ!

25ヶ月目に特典を使わない

本プログラムでは、基本的に機種代金の最終支払い月である25ヶ月目に特典を利用して機種変更することになります。

それでは、特典を使わず25ヶ月目が過ぎた場合はどうなるか?

答えは、「最終支払い月の機種代金が再度24回分割される」です。

例えば、最終支払い月の機種代金が3万円とすると、30,000円÷24回=1,250円となり、翌月以降から機種代金が毎月1,250円が請求されます。

au公式サイトの図を引用すると、こんな感じ。

かえトクプログラム 機種変更しなかった場合 25ヶ月目以降

つまり、最終支払い月の3万円を一括で払うのではなく、その3万円が再度24回分割払いに自動的になります。

では、再度24回分割された後に、特典が使えるかというと、特典は使えます。

その場合の特典は、新たに機種変更する時点で残っている機種代金の残額が免除されます。

ここで注意すべきは、機種代金の支払いは毎月続くので、機種代金の残額は毎月減っていく点。

つまり、特典を使うのが遅くなればなるほど、お得になる金額が小さくなるということです。

分かりやすいように、最終支払い月の3万円を24回分割払いした時の、経過月毎の免除される額は以下の通り。

ご覧の通り、月が経つにつれて価値が目減りしているのが分かります。

特典を使う月免除額
(お得になる額)
26ヶ月目28,750円
27ヶ月目27,500円


47ヶ月目2,500円
48ヶ月目1,250円

ここで一言。

「かえトクプログラムは、熱いうちに使え」

すまっち
25ヶ月目に特典を使い忘れたら、下取り・買取の方がお得にならないか確認した方がいいよ!

解約時のかえトクプログラムはどうなる?

au かえトクプログラム 解約

かえトクプログラム加入中に、途中で回線を解約・途中解約した場合、どうなるかを解説します。

答えは単純で、残りの機種代金を支払うだけ。

つまり、特典(最終月の支払い免除)が受けられないので、機種を定価で購入したことになります。

気をつけるべきは、本プログラム加入時は最終月の支払いが高額になっているので、最終月の支払いがドカンと高い金額が請求されます。

例えば、iPhone 11 64GBの最終月の支払い金額は36,785円。

したがって、最後だけいきなり4万円弱の請求がくるので、驚かないようご注意を。

なお、解約後は機種代金のみ引き続きauから分割払いで毎月請求されますが、一括清算でまとめて支払うことも可能。

一括清算を希望の方は、auお客さまセンターに電話で申し込みをしてください

お客さまセンター0077-7027(無料)

アレっち
解約してもペナルティなどは無いけど、機種代金の支払いは当然必要!で、機種の最終支払い月だけ金額が高いので、ご注意を!

下取り・買取・かえトクプログラムどれがお得?

かえトクプログラム 買取 どっちがお得

プログラムに加入した後に、特典を使わずに、auの下取りやフリマ・買取業者での買取に出すことも可能です。

どうせ機種が手元から無くなるのなら、少しでもお得になりたいですよね。

果たして、どれが一番お得なのか?

結論から言うと、現時点では断言できません(笑)

だって、買取・下取りでいくらで売れるかが分からないので・・・

なので、2年後に特典を使う機会が訪れた時に、下取り・買取でいくら得するかをチェックするようにしましょう。

iPhone 11 64GBであれば、2020年5月時点では36,785円がお得になる額ですが、もし下取り・買取の方がこれよりも高いのであれば、そちらを使うのもアリ。

<お得額の比較>

サービス名お得額
買取???
下取り???
かえトクプログラム36,785円

※iPhone 11 64GBの場合

ただし、恐らく、買取・下取り・かえトクプログラムもお得になる金額に差はあまりないはずです。

なので、そこまでシビアに考えなくても大丈夫。

フリマ・買取業者に売る際は、多少の傷で買取額が値下げになったりしますし、フリマの場合はトラブルもあり得るので、面倒ならプログラムを使えばOKです。

すまっち
僕なら、買取業者に売るのも、フリマに出すのも面倒なので、プログラムをそのまま使うかも!

かえトクプログラムのメリット・デメリット

かえトクプログラム メリット デメリット

ここで、かえトクプログラムのメリット・デメリットをまとめます。

まずはメリット。

  •  加入料が不要
  •  機種代金の負担を抑えられる

次にデメリット。

  •  auへ端末の返却が必要
  •  12/36/48回払い/一括払いが不可
  •  故障時の特典利用は利用料が発生

デメリットらしいデメリットは、特典を使うとauに端末が回収されることくらいです。

あとは、24回払い以外を選ぶ人は殆どいないと思いますが、24回分割払い以外での購入も出来なくなります。

最後に強いて言うなら、25ヶ月目に機種変更しないと、再度24回払いになる点もデメリットと言えば、デメリットです。

プログラムに加入しなければ24回で支払いが済むところ、25ヶ月目以降も機種代金を支払うことになるので(自動的に48回払い=4年縛り?)。

ただし、プログラムに加入しないと、毎月の機種代金はかなり高くなるので、加入しておくのが無難な選択。

すまっち
auに端末を返却したくない場合は、返却しなくてもいいよ!

まとめ:かえトクプログラムは加入すべきか?

かえトクプログラム 加入すべきか?

当記事の結論としては、「かえトクプログラム」はとりあえず加入しておくべき、です。

加入料もかかりませんし、特典を使わない(機種を返却しない)ことも可能なので、とりあえず加入しておくことを推奨します。

加入しておかないと、毎月割がなくなった現在、毎月の機種代金が重くのしかかってきます。

最新のスマホであれば、機種代金だけで月4,000円・・・

とにかく、今すぐ毎月の携帯料金の負担を減らしたい人は、かえトクプログラムの加入を検討しましょう!

auの機種変更で数万円お得にする方法を以下の記事にまとめたので、こちらもぜひ。

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参考 auオンラインショップ

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