「au意外のキャリアでほしい端末がある。」
「料金見直しで別のキャリアに変更したい。」
解約のきっかけは人それぞれですが、できればムダな費用がかからないようにしたいものですよね。
これから新しい端末を購入したり、新たなキャリアでかかる費用を考えたりすれば自然な考え方です。
また、費用の他にどんな手間がかかるのかも事前に知っておきたいところ。
今回はauを解約するときに必要な費用と、手続きに必要なものや流れについて説明します。
費用をチャラにできる裏技もご紹介しますよ。
解約には基本的に費用が掛かる
携帯会社を解約するにはどのキャリアであっても基本的にいくらかの費用がかかります。
では具体的にどの様な費用がいくらぐらいかかるのでしょうか。
事前に知っておくことで想定外の出費につながらず準備ができますので、この機会にぜひ覚えておきましょう。
違約金(解約金)
俗に「解約金」と呼ばれる費用が、解約時には必要となります。
これは、正しくは「違約金」といい、キャリア側と結んだ契約を守らなかったという理由で課される費用のことです。
聞こえが悪いので「解約金」と一般的には言われています。
「そんな契約結んでないし、規定年数以上使っているのだから違約ではないはず!」
そう思われる人も少なくはないでしょう。
しかし、よく契約内容を読んでみると「契約更新月」と書かれています。
この月内に解約の申し出をしなければ契約は自動更新、つまりこの月以外の解約は「違約」となるのです。
「違約金」が発生しない期間は、auの場合申し込み月を含む3ヶ月以内となっています。
他社への乗り換えや携帯そのものの契約解除を検討しているならこの期間での解約をおすすめします。
なお、「違約金」の金額は加入しているプランによって異なります。
下に一覧としてまとめていますので自分のプランを確認しましょう。
MNPの発行手数料
他社に乗り換える際に必要なMNP(番号ポータビリティ)を利用する場合に発生するのが、MNP発行手数料です。
ネットや電話で申請できますが、同じ番号を使い続ける限り、これはゼロにできない費用です。
例外として、解約後は携帯電話を持たない、電話番号も変更してしまう場合はかかりません。
MNPの手数料に関しては、転出・転入の両方で費用がかかります。
これは各キャリアが勝手に決めているのではなく、携帯電話事業者を統括する総務省によって決められています。
そのため、更新月などのプランの契約時期とは関係なく、いついかなる時もこの手数料が発生することを覚えておきましょう。
金額はauの場合3,000円(税抜)です。
端末本体の残債
端末の代金が高騰し、分割で機種代金を払うことが普通になった今、忘れてはいけないのが端末本体の残債です。
昔は一括で払える金額の機種が多かったこと、一括でも分割でも金額に大差なかったことから、一括購入する人が多かった傾向にあります。
しかし、現在は端末代金そのものが高騰し、中には10万円を軽く超えてしまうようなものも存在します。
また、端末代金を分割で支払うことでつけられる割引サービスも存在するため、分割での購入が現在の主流となっているのです。
もし解約のタイミングで本体の残債がある場合は解約と同時に残った残債を一括で支払わなければなりません。
24回の分割であれば2年以上経ってからの解約で残債ゼロなので問題はありません。
しかし、36回払い、つまり3年の支払いを設定している人はプランの更新時期と1年ほどずれることになります。
どうしても本体の残債を残したまま解約をする場合は、残りがいくらあるのかをきちんと確認しておきましょう。
解約手続き
解約にかかる費用の話では、更新月と端末の残債さえ意識していればMNP発行手数料のみで解約できることがわかりました。
次に気になることとして解約の手続きはどこで、必要な書類に何が必要なのかでしょう。
実はauで解約手続きを行うには、auショップに直接足を運ぶ必要があります。
ではそれ以外の手順や書類についてはどうなのでしょうか。
本章ではauでの解約手順と必要書類についてお話します。
解約手順
解約手順で必要になるのは、現在使用している端末に入っているSIMカードもしくは本体と認印、来店予約になります。
MNPを使用する場合はMNP予約番号も取得しておきましょう。
SIMカードは契約上返却する必要があります。
取り出し方がわかっている場合は取り出して、わからない場合は端末ごと持っていきましょう。
端末が入っていた箱の中にピンのようなアイテムが入っていますし、なくしてしまったのであればクリップを伸ばして針金のようにし、それを使って取り出すこともできます。
不安であれば触らないことをおすすめします。
SIMカードを取り出すことができれば端末本体は不要です。
MNP予約番号は事前に電話などで取得しましょう。
「my au」で取得することも可能で、これを持っていくだけでMNP転出がスムーズにできます。
また、来店予約ですが、必須ではありません。
しかし、店舗での待ち時間や昨今の感染予防のためにも事前に予約をしておく方がいいでしょう。
必要書類
必須の書類は本人確認書類のみです。
使用できる本人確認書類は以下のものになります。
運転免許証(国際免許証は不可)
運転経歴証明書
パスポート(日本国パスポート)
障がい者手帳(身体、精神療法可)もしくは療養手帳
特別永住者証明書
在留カード+パスポート
マイナンバーカード(通知カードは不可)
住民基本台帳カード
健康保険証
これらのうち1点を原本で持っていきましょう。
コピーは不可です。
解約で費用をかけないためにチェックすること
解約で費用をかけないようにするには、更新月を確認する必要があります。
しかし、どうしても更新月をまたずに解約したい場合でもあきらめてはいけません。
他社のキャンペーンを利用して乗り換えることができる可能性があるからです。
本章では更新月の確認方法と、他社キャンペーンを利用した解約で費用をかけない方法をご紹介します。
更新月
まずは更新月の確認です。
これが解約時に費用がかからないようにするための基本事項なのですが、auは2019年3月からこの更新月に変更がありました。
現在の更新月は契約した月を含む3か月間というロングスパンになっています。
更新月がいつか忘れてしまった場合は「my au」で確認できます。
3ヵ月という期間があれば他社を比較したり、au内でプランの見直しをできたりするのに十分な時間です。
特に解約して他社に乗り換えるのに時間的な余裕があるのはうれしいところです。
これを見誤らないようにしましょう。
他社キャンペーンを活用
どうしても更新月まで解約を待てない場合は、移転先のキャンペーンを活用するのも方法です。
各社、新規顧客の獲得に力を入れており、特にキャッシュバックキャンペーンなどは頻繁に行われています。
俗にいう「乗り換えキャンペーン」もその一種で、もと居たキャリアの解約金をポイントや現金でキャッシュバックしてくれることもあります。
ただしこのキャンペーンはキャリアごとに期間や実施時期が異なるため、事前に調べてから行動に移す必要があります。
更新月を気にしなくていいのが救いですが、他社の情報には常にアンテナを立てておきましょう。
まとめ
更新月を狙ったり、他社のキャンペーンを利用したりすれば、実質MNP発行手数料だけでauの解約ができることがわかりました。
5G端末の登場で今後個性的・魅力的な機種がauだけでなく他のキャリアから出てくる可能性も十分に考えられます。
そんな時に損をせず、できるだけ費用を抑えてauから乗り換えたい人は、更新月とキャンペーンに注目しながら準備を進めていきましょう。
きっとあなたのプラスになるはずです。
関連記事:10万円お得?auの機種変更を最強にお得にする9つの方法!オンラインショップを活用せよ