大手キャリアが5Gプランを4月ごろに発表してはや半年以上がたちました。
またiPhone12の登場で、さらに注目を浴びるようになりました。
順次5G通信が普及していくことはもはや確定なのですが、2020年11月現在、5Gはどのぐらい普及しているのでしょうか。
今回はドコモ・au・ソフトバンクの大手3キャリアの現在5Gが使えるエリアの詳細と、今後の拡張計画、そして気になる今から契約しておくべきか否かをお話します。
2020年11月現在の5G対応エリア
2020年11月現在、5Gはどのキャリアでも一部の地域でしか使うことができません。
「都市部なら使えるところが多そう」という人もいるでしょうが、実際は都市部でも使えない場所がまだまだたくさんあります。
ではキャリアごとに分けたときに、5Gが使える範囲に違いはあるのでしょうか。
詳しく見ていきましょう。
なお、全国を一斉に表示できませんので、今回は東京を例にお話します。
お住いの地域での対応箇所はリンク先にしている各キャリアの公式HPを確認してください。
ドコモ
ドコモでは現在、広域な通信対応はしておらず、東京スカイツリーや新国立競技場周辺、東京駅といったスポットでのサービス提供にとどまっています。
東京23区の一部地域では対応している場所もあるようですが、現状広域で5Gを使えるとはいい難い状況です。
また東京をはじめとして他の道府県でも5Gを使える場所があります。
それはドコモショップ。
しかしこれもすべての店舗ではないので注意が必要です。
ドコモの5G対応エリアの詳細はこちらです。
≪画像元:NTT docomo≫
au
続いてauの5G対応エリアですが、ドコモ同様まだまだスポットでのサービス提供にとどまっています。
しかし、ドコモと比較すると東京23区内で使える場所はランドマーク周辺に限らずぽつりぽつりと点在しているのです。
もちろんauショップの対応箇所も含まれているものの、一概にドコモより広域で使えるというわけではありません。
しかし、今から早く使ってみたいというのであればauがエリアの広さという面では一番オススメかもしれません。
最新のauの5G対応エリアの詳細はこちらです。
≪画像元:au≫
ソフトバンク
東京23区内に限って言えば、もっとも5G対応エリアが広いのがソフトバンクです。
秋葉原や六本木といった主要な場所にまだ限定はされていますが、2020年冬以降の計画が公開されています。
これがもし年明けまでに実現すれば東京駅を中心として、東京の観光地一帯では問題なく使えるようになる可能性も高いのです。
ただし地方に目をやってみると他の2社同様スポットでの使用か都市部に限定されます。
普及しているとはまだ実感できる地域は少なそうです。
ソフトバンクの5G対応エリア詳細はこちらです。
≪画像元:SoftBank≫
今後の拡張計画
さて、気になるのは今後の展開です。
総務省と政府が携帯事業者と足並みをそろえて普及を目指す5G技術は、いつになったら網羅する形で使えるようになるのでしょうか。
この点については各社展望を出しています。
ドコモ → 2021年3月末までに全政令指定都市を含む500都市に5G対応基地局を設置
au・ソフトバンク → 2021年3月末時点で5G対応基地局を1万局にまで増やし、2022年3月末には5万局を設置
いつまでに網羅させるかについて一応公表はしているものの、目下この計画をクリアすることが求められています。
各社とも2023年ごろの通信網の完成を見込んでいるようなので、まだ焦る必要はないかもしれません。
5Gは今から契約すべき?
気になることがもう1つ。
それは「今から5Gプランに加入しておくべきか」という点です。
結論から言えば急ぐ必要はないでしょう。
その理由はまだ利用できる範囲が限定的であること、普及にはまだまだ時間がかかる公算が高いことが挙げられます。
もし自分の住んでいる地域が5G対応エリアに入ったり、5G対応機種で魅力的なものが出てきたりすれば契約する程度に考えてもいいでしょう。
今すぐ絶対にしておいた方がいいというものではないので今後の展開を見て決めましょう。
まとめ
ドコモ・au・ソフトバンクの5G対応エリアについてお話しました。
もし今後5G契約を考えているのなら、自分の住んでいる地域周辺に対応エリアがあるか、またいつごろから対応エリアになるかを考えて購入したほうがいいでしょう。
今後の5Gの普及から目が離せません。
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