dカード GOLDとau PAYゴールドカード、ドコモユーザーやauユーザーなら持っている人もいるでしょう。
ドコモユーザーやauユーザーがお得なのはもちろん、それ以外の方でもお得になれます。
今回は、この2枚のお得度を徹底比較しましょう。
(引用:NTTドコモ、auフィナンシャルサービス)
維持コスト:dカード GOLDの方が低コスト
まず、2枚の維持コストを比較しましょう。
本会員の年会費は、どちらも1万円(税別)で変わりません。
家族会員の年会費は、dカード GOLDが1枚目無料、2枚目以降は1,000円(税別)です。
au PAYゴールドカードは1枚目無料で2枚目以降は2,000円(税別)、こちらの方が家族カードの維持コストがかかります。
しかし、au PAYゴールドカードは最大9枚発行可能なのに対して、dカード GOLDは家族カードを3枚までしか発行できません。
多くの家族会員にコスパの高いゴールドカードのサービスを与えたいなら、au PAYゴールドカードも選択肢に入ります。
電子マネーなど搭載機能:dカード GOLDの方が多機能
2枚のカードに搭載されている機能を比較してみましょう。
dカード GOLDには電子マネー・ポイントカード・タッチ決済とてんこ盛りな一方、au PAYゴールドカードには、クレジットカード機能しかありません。
カード1枚で便利かつお得になれるdカード GOLDなら、財布もスリムになります。
特約店:お得度はdカード GOLDの方が高いが、au PAYゴールドは日常使いできるお店が多い
ポイント還元率は2枚とも1%ですが、特約店を利用すればポイントアップが可能です。
dカード GOLDとau PAYゴールドカードの、主な特約店とプラスされるお得を比較してみました。
お得度だけで見ると、数字の大きいdカード GOLDの方が高いです。
しかし、au PAYゴールドカードの特約店には、レストランやスーパー、コンビニやドラッグストアなど、普段使いするお店が多いので、広く浅くお得になれます。
年間利用金額に対するボーナス:dカード GOLDはクーポン、au PAYゴールドカードはPontaポイント
dカード GOLDとau PAYゴールドカード、どちらも年間利用金額に応じた特典があります。
dカード GOLDは最大2万2,000円分のクーポン
dカード GOLDは7種類のクーポンのうちいずれか1種類、前年の年間利用金額が
100万円以上200万円未満で1万1,000円分
200万円以上の利用で、2万2,000円分
のクーポンがもらえます。
1つ選べるクーポンの種類と額面は、以下の表の通りです。
ドコモ関連のサービスで使えるクーポンが多く、提携関係を結んでいるメルカリのクーポンも新たに登場しました。
もらえるクーポンの金額は多いものの、これらのサービスを使わないと宝の持ち腐れになってしまいます。
au PAYゴールドカードは最大4,000ポイント
(引用:auフィナンシャルサービス)
一方のau PAYゴールドカードは、以下のように年間利用金額に応じて、ボーナスのPontaポイントがもらえます。
・ 年間100万円:500ポイント
・ 年間150万円:+1,000ポイント(合計で1,500ポイント)
・ 年間200万円:+2,500ポイント(合計で4,000ポイント)
もらえるポイントの金額はdカード GOLDより少ないですが、使い勝手はPontaポイントの方がはるかに良いですね。
毎月のプレゼント:au PAYゴールドカードのみあり
(引用:auフィナンシャルサービス)
au PAYゴールドカードの会員は、au PAYマーケットの1回あたり2,000円(税込)以上の購入で使える、1,000円引きクーポンを毎月配布しています。
dカード GOLDには、毎月もらえるプレゼントが特にありません。
スマホ料金に対する還元:光回線ありならdカード GOLD、高還元ならau PAYゴールドカード
2枚のゴールドカードを持つ大きなメリットは、自社ケータイの利用料金に対して高還元をしているところです。
dカード GOLDは10%還元
(引用:NTTドコモ)
dカード GOLD会員は、ドコモのケータイ料金だけでなくドコモ光も利用金額1,000円(税別)につき、10%分のdポイントが還元されます。
ただし、dカード GOLDで料金を支払っても、通常もらえる1%分のdポイントは還元されません。
また、契約していれば10%還元の対象で、dカード GOLDで料金を支払う必要がないため、dカード GOLDで料金を支払うメリットはないように思えます。
しかし、ギガプラン・ケータイプランの契約者がdカード GOLDで料金を支払うと、170円(税別)割引になる「dカードお支払い割」があるため、ケータイ料金が高額でない人は、この割引を活用した方がお得です。
au PAYゴールドカードは11%
一方、au PAYゴールドカード会員は、利用金額1,000円(税別)につき、10%分のPontaポイントが還元されます。
しかも、dカード GOLDとは異なり、通常もらえる1%分のポイントももらえます。
ただし、auひかりなど光回線については、11%還元とはなりません。
その他自社サービス利用に応じた特典:dカード GOLDの方が関連性は高い
自社サービスを利用すると、利用頻度や利用金額に応じた特典を受けられます。
dカード GOLDは「dポイントスーパー還元プログラム」
(引用:NTTドコモ)
ドコモサービスの利用状況に応じて、d払い、dカードのiD利用時の還元率が最大+7%になるプログラムが「dポイントスーパー還元プログラム」です。
+7%のうち、dカード GOLDが関係してくるのは、以下の利用状況です。
・ dポイントクラブステージが「プラチナ」:+1%
・ dポイントを貯めた回数:+0.5~1%
・ ドコモ料金をdカード GOLDで支払い:+1%
・ dカードの請求金額:+1~2%
dポイントクラブステージを「プラチナ」にするには、ドコモと15年以上契約するか、6か月で1万ポイント以上貯める必要がありますが、
・ 街やネットのお店
・ ドコモの回線利用
・ dカード
・ アクセサリーやオプション品
で貯めたdポイントのみ対象で、dカード GOLDの10%還元分は対象外です。
「ポイントを貯めた回数」については、前月に50~99回なら+0.5、100回以上なら+1%となります。
カウント対象となる条件はdポイントクラブステージと同じで、期間・用途限定ポイントは対象外です。
「dカードの請求金額」については、前月請求額が10万円~19万9,999円なら+1%、20万円以上なら+2%となります。
au PAYゴールドカードは「ポイントプログラムステージ制」
(引用:KDDI)
auのサービス利用状況に応じてステージが決まり、ステージに応じてau PAYマーケットでの還元率アップ、長期優待ポイントなどのポイント数が変わるのが、「ポイントプログラムステージ制」です。
au PAYゴールドカードがステージアップに直接関係してくる条件は、「au PAYゴールドカードの利用」のみで、ステージアップにはさほど貢献してくれません。
1回購入するごとに3スコア(上限30回/月)、5,000円利用ごとに10スコア貯まります。
スマホ決済との相性:dカード GOLDの方が相性よし
dカード GOLDは「d払い」、au PAYゴールドカードは「au PAY」と、クレジットカードとスマホ決済の相性も見逃せません。
dカード GOLDとd払いの相性
d払いの支払い元をdカード GOLDに設定すると、d払いの利用限度額=dカード GOLDの利用限度額(最高300万円)になります。
また、「dポイントスーパー還元プログラム」で見たように、dカード GOLDを利用するとd払いの還元率がアップします。
さらに、d払いのキャンペーンには、支払い元をdカード以外のクレカに設定すると対象外というものが少なくありません。
au PAYゴールドカードとau PAYの相性
dカード GOLDからd払いにクレジットチャージができない一方、au PAYゴールドカードからau PAYにクレジットチャージをすることは可能です。
もちろん、クレジットチャージでもau PAYゴールドカードの1%還元はゲットできます。
d払いとは異なり、支払い元をau PAYゴールドカードにしても、利用限度額に変わりはありません。
また、支払い元をau PAYゴールドカードにしても、キャンペーンで特に有利にもなりません。
海外旅行保険:補償が手厚いdカード GOLD、利便性に優れたau PAYゴールドカード
ゴールドカードは手厚い補償が魅力的ですが、その最たるものが旅行保険ではないでしょうか。
旅行保険について、dカード GOLDとau PAYゴールドカードの海外旅行保険の最高額を比較してみました。
全般的に、dカード GOLDの方が補償金額は充実しています。
さらに、dカード GOLDには家族カード会員でない家族も補償する「家族特約」があります。
一方のau PAYゴールドカードは、キャッシュレス診療に対応しているのが大きな特徴です。
ケガや病気で海外の病院にかかると、保険金の申請は帰国後で、現地では治療費を自分で立て替えなければなりません。
キャッシュレス診療に対応していれば、補償額の範囲内で保険会社が現地での治療費を立て替えてくれます。
まとめ
dカード GOLDとau PAYゴールドカードを、あらゆる面から比較してみました。
dカード GOLDは多機能かつお得になる手段が豊富です。
一方のau PAYゴールドカードは機能面では劣るものの、地味にお得な手段が揃っています。
メインカードとしても使えるこの2枚、検討してみてください。