最近のケータイは高額なため、壊れて動かなくなった際の買い換えも高額負担となります。
高額負担を不安に感じるドコモユーザーにおすすめなのが、dカード GOLDのケータイ補償です。
この記事では、補償内容や条件、手続きの方法など、dカード GOLDのケータイ補償について詳しく解説しましょう。
dカード GOLDのケータイ補償の特徴
まずは、dカード GOLDのケータイ補償の特徴を解説しましょう。
補償は最高10万円、最長3年
≪画像元:NTTドコモ≫
dカード GOLDのケータイ補償は、購入から3年以内に、利用中の携帯電話端末が偶然の事故による修理不能、または紛失・盗難の被害に遭った際、同一機種・同一カラーの新たな携帯電話端末の購入費用の一部を補償する、カード会員向けの特典です。
「ケータイ補償」という名前ですが、壊れた旧端末に対して補償するのではなく、新端末への買い換えに対してサポートする、といった感じでしょうか。
基本的には、補償金額を振り込むのではなく、dカード GOLDの利用代金から減算する形です。
一般カードのdカードのケータイ補償は「最高1万円、最長1年」となっており、dカード GOLDと比較すると心もとないので、やっぱりdカード GOLDがおススメですね。
iPhoneでもOK
≪画像元:NTTドコモ≫
dカード GOLDのケータイ補償は、Android端末だけでなくiPhoneも対象です。
最新のiPhone12(128GB、ブラック、新規契約)のドコモオンラインショップでの価格は10万9,296円、万が一修理不能になって買い換えるとなっても、dカード GOLDのケータイ補償でほぼカバーできます。
家族カードを持っている家族のケータイも対象
dカード GOLDの本会員だけでなく、家族カードを持っている家族の方も、このケータイ補償を利用できます。
家族会員だからといって、補償金額が減ったり補償年数が短くなったりすることはありません。
dカード GOLDの家族カードは1枚目が無料、2枚目以降でも1,000円(税別)と、充実のケータイ補償の割に年会費が抑えめです。
ドコモショップ店頭ならその場で交換可能
できるだけスピーディーに交換したい場合には、最寄りのドコモショップがおすすめです。
同一機種・同一カラーの在庫があれば、その場で交換も可能なのですから。
ただし、全てのドコモショップで店頭交換が可能なわけではないので、ホームページや電話で問い合わせるといいでしょう。
また、新型コロナウイルスの影響で予約制をとっているドコモショップも多いので、予約をすることをおススメします。
dカード GOLDのケータイ補償を受けるまでの流れ
dカード GOLDのケータイ補償をスピーディーに受けてもらうべく、ここからはdカード GOLDのケータイ補償を受けるまでの流れを紹介します。
Android端末の全損の場合
≪画像元:NTTドコモ≫
1.ドコモショップへ来店する
Android端末が全損してdカード GOLDのケータイ補償を受けたい場合、ドコモショップに来店してください。
同一機種・同一カラーの在庫があれば、その場で交換も可能です。
2.「事故報告書(兼)補償金請求書」に記入、返送する
ドコモショップで新端末を手に入れてから1週間程度で、「事故報告書(兼)補償金請求書」が自宅に届きます。
必要事項を記入して返送してください。
「事故発生日より60日以内に提出完了」しなければなりません。
iPhoneの全損の場合
≪画像元:Apple≫
1. Appleストアなどで故障修理できないことを確認
iPhoneが全損してdカード GOLDのケータイ補償を受けたい場合、Appleストアや正規代理店に来店してください。
そこでdカード GOLDで交換代金を一括精算し、「補償対象外修理サービスで端末交換を行った旨の記載がある書面の写し」をもらいましょう。
2. dカード GOLDデスクへ連絡
Appleストアなどで端末の交換や書類の受取を完了させたら、dカード GOLDデスクへ連絡してください。
3. 「事故報告書(兼)補償金請求書」に記入、返送する
先ほどと同様に、「事故報告書(兼)補償金請求書」が自宅に届きますので、必要事項を記入して返送します。
紛失・盗難などの場合
≪画像元:大阪府旭警察署≫
1. 遺失届を提出
紛失・盗難を理由にdカード GOLDのケータイ補償を受けたい場合は、まず最寄りの警察署へ行き遺失届を提出しましょう。
ちなみに、火災で焼失した場合は、消防署などで「罹災届」を出してください。
2. お店へ行く
Android端末の場合はドコモショップ、iPhoneの場合はAppleストアや正規代理店に来店してください。
3. 「事故報告書(兼)補償金請求書」に記入、返送する
先ほどと同様に、「事故報告書(兼)補償金請求書」が自宅に届きますので、必要事項を記入して返送します。
Appleの補償、その他補償サービスとの比較
dカードの「ケータイ補償サービス」以外にも、ドコモやAppleでは独自の補償サービスを提供しています。
全損・紛失・盗難以外のiPhoneの故障は「AppleCare+ for iPhone」もあり
≪画像元:NTTドコモ≫
「AppleCare+ for iPhone」という補償サービスなら、全損・紛失・盗難以外の修理可能なiPhoneの故障も対象です。
ただし、「AppleCare+ for iPhone」は有料で、端末によって月額料金が異なります。(iPhone12は月額税別950円)。
年間1万円以上の出費を考えれば、「AppleCare+ for iPhone」をあえて付けず、dカード GOLDのケータイ補償のみにするという選択肢もありますね。
全損・紛失・盗難以外のAndroid端末の故障は「ケータイ補償サービス」もあり
≪画像元:NTTドコモ≫
全損・紛失・盗難以外で修理可能なAndroid端末の場合、dカード会員以外でも利用できる「ケータイ補償サービス」を提供しています。
こちらも有料で、月額330円~1,000円(税別)かかることを考えれば、無料補償のdカード GOLDがいかに太っ腹かが分かります。
dカード GOLDのケータイ補償の注意点
dカード GOLDのケータイ補償の優秀ぶりが分かったかと思いますが、補償を受けられない可能性もあります。
補償を確実に受けるべく、ここでは注意点を解説しましょう。
審査によって補償されない場合がある
dカード GOLDのケータイ補償は無条件で受けられるものでなく、審査を受けなければなりません。
審査の結果、以下の事由に該当する場合には補償を受けられない可能性もありますので、注意しましょう。
・ 端末が修理可能と判断される
・ 故意による事故 ・地震・台風などの天災、戦争・暴動など
・ 補償金額を詐取する目的の事故
・ dカード GOLDの退会・支払い遅延
・ 加入している他の保険と補償範囲が重複する場合
・ 1年以内に補償を受けている
全損・紛失・盗難以外の故障は対象外
dカード GOLDのケータイ補償は、全損(水濡れ含む)・紛失・盗難が対象です。
落として画面にヒビが入った、押しても反応が鈍いなど、修理可能な故障は対象ではありません。
ただし、「画面全体におびただしいヒビが入って画面が全く見えない」という場合は、補償の対象となるかもしれません。
同一機種・同一色の携帯電話がない場合はドコモ指定の端末
dカード GOLDのケータイ補償は、基本的に旧端末と同一機種・同一カラーの新端末との交換です。
ただし、ショップによっては在庫がないこともあり、3年も経てば製造中止となっている端末もあるかもしれません。
そんな場合は、ドコモ指定の端末との交換となります。
月々の分割支払金は補償の対象外
dカード GOLDのケータイ補償は、dカード GOLDで購入した新端末の代金・事務手数料が補償対象です。
新端末の代金は、一括払いなら10万円の範囲内で全額補償されます。
しかし、分割払いでは頭金しか補償対象とならず、月々の分割支払金は補償対象にはなりません。
満額補償を受けたければ、新端末はdカード GOLDの一括払いで購入しましょう。
dカード GOLDを持っていない家族のケータイは対象外
dカード GOLDのケータイ補償は、本会員・家族会員が対象です。
dカード GOLDを持っていない家族のケータイは対象になりません。
また、dカード GOLD本会員が家族分のケータイ料金をまとめて支払っていても、補償対象となるのは本会員の端末のみです。
まとめ
dカード GOLDのケータイ補償は購入から最長3年間、最大10万円を補償するパワフルさがメリットです。
本会員だけでなく家族会員もこの補償を受けられ、非常に太っ腹です。
ただし、補償を受けるにはきちんと手続きをしないといけないので、不備のないようにしましょう。