毎年、リリースごとに新しい機能を提供してくれるiOSは、発売から5年近く経過した旧iPhoneでも、しっかりサポートしてくる頼もしいOSです。
そんなiOSですが2021年にリリースされるiOS15では、未だに人気が高く利用しているユーザも多いあのiPhoneが、サポート終了になるかもしれないというリーク情報がネットを賑わせています。
iOS15でサポート終了となるiPhone6sとiPhone SE(第1世代)
2020年にリリースされたiOS14は、2015年9月に発売されたiPhone6s/6s Plusと、2016年3月に発売されたiPhone SE(第1世代)も、しっかりサポートするOSとなっています。
そんなiPhone6sとiPhone SEですが、リークされた情報では2021年にリリースされるiOS15から、サポート終了となるというのです。
両デバイスとも発売されてから5年以上が経過しているため、バッテリーの劣化や搭載されているA9チップも、ユーザを満足させられるパフォーマンスが発揮できなくなっています。
十分なパフォーマンスが発揮できないということは、iOSの挙動やアプリの起動に時間がかかったり、動作が重くなってしまったりするため、安定した快適な動作を望めません。
もしかするとAppleは、最新iOSのサポート対象から終了するかしないかの判断基準を、経年劣化によるデバイスの挙動や、ユーザが満足できる十分なパフォーマンスが発揮できるかできないかにおいているのかもしれません。
この条件にiPhone6s/6s PlusやiPhone SEは当てはまってしまうため、iOS15のサポートが終了となるのではないでしょうか。
iPhone6sやiPhone SEとは
iPhone6sは発売当初、4Kビデオの撮影できる12MPのメインカメラの搭載や、3D Touch(感圧式)をはじめて搭載したモデルで、iPhone SEは片手で操作できるサイズ感のiPhone5sを踏襲したモデルとなっていました。
さらにiPhone SEは格安SIM事業者やサブブランドで、つい最近まで発売されていたモデルのため、現在でも現役で利用されているユーザが多くいるモデルといえます。
スペック的にはiPhone12 miniに奪われてしまいましたが、片手で操作できるサイズ感はiPhone SEの方に軍配はあがります。
この人気の高いモデルがiOSのサポートが終了となってしまうと、今後、使い続けることが難しくなってしまうでしょう。
リークされた情報の信憑性
今回リークされたiOS15からiPhone6sとiPhone SEのサポートが終了となる情報ですが、出所がわからないと「本当なのか」と疑ってしまい、鵜呑みにすることができません。
ですが情報の出所である海外情報メディアは、以前にもiOS13からiPhone6とiPhone5sがサポート終了になることをリークし見事に的中させています。
的中させた実績のあるサイトから出た情報であるため、今回のリーク情報の信憑性は高いといっても過言ではないでしょう。
詳細はWWDC2021で
毎年6月ごろに行われる開発者向けのイベント「WWDC」の中で、iOS15で正式にサポート対象となるiPhoneが発表されるでしょう。
その中から、iPhone6s/6s PlusとiPhone SEの名前が消えているかもしれません。
iPhone6sもiPhone SEも、まだまだ利用できるデバイスなので、途中で方向性が変わる可能性もありえます。
もしかするとiOS15ではサポート終了とはならず、iOS16など次期iOSからサポート終了となることも考えられます。
OSのサポートが終わるとバグ修正が行われなくなり、危険な状態で利用することになります。
よほど大きなセキュリティーホールが見つからない限り、修正版のiOSはリリースされません。
セキュリティーホールを利用した攻撃の対象となってしまうため、iPhoneに保存されている個人情報がインターネットの世界に流出してしまう恐れも出てきます。
さらにこれまで利用してきたアプリもアップデートが提供されず、動作も重くなり最悪な場合、起動すらできなくなってしまいます。
今後も毎年、新しいiOSがリリースされるたびに、旧iPhoneが次々とサポート終了となっていくでしょう。
それを考えると、いつかいいタイミングで新iPhoneを購入するか、コストパフォーマンスの高いiPhone SE(第2世代)を狙って購入するのも1つの方法かもしれません。
