ドコモの提供している料金決済サービスには「d払い」と「iD払い」の2種類があります。
よく似た名前で、どちらもドコモが提供しているため、混同してしまっている人もいるのではないでしょうか。
しかし、この両者はまったくの別物なのです。
今回は、d払いとiD払いそれぞれのメリット・デメリットのお話と、この2つの大きな違いについてお話します。
d払いのメリット・デメリット
まず、d払いのメリット・デメリットのお話です。
内容は以下のとおりです。
・ ドコモが取り扱うバーコード決済サービス
・ ポイントの二重取りがしやすい
・ 高還元率のキャンペーンが多い
・ 支払い方法によっては利用限度額が低い
さまざまな企業で「ポイント還元キャンペーン」を実施していることからも分かるとおり、現在ドコモが提供している決済サービスでは抜群のポイント還元率を誇ります。
使い方次第ではポイントの二重取りも可能で、ポイ活をする人にとっては当たり前のツールとなっています。
iD払いのメリット・デメリット
一方のiD払いのメリット・デメリットは次のようになっています。
・ ドコモが取り扱う電子マネー
・ 利用できる店舗が多い
・ セキュリティがしっかりしている
・ ポイント還元率がやや低い
d払いがバーコード決済なのに対し、iD払いは電子マネー決済です。
電子マネー決済なので、d払いよりも使える店舗が多く、またセキュリティ面でも有利なのはうれしいポイントです。
反面、d払いよりもポイント還元率が低いこと、タイアップでのキャンペーンが少ないことから、ポイ活にはやや不向きというべきでしょう。
d払いとiD払いの違い4点
d払いとiD払いの違いは、大きく分けて4つあります。
利用シーンや使い方、利便性とポイント還元率によってその差はさまざまです。
では、どのように違うのでしょうか。詳しく見ていきます。
支払方法が多いのはd払い
支払いできる方法が多いのはd払いの方です。
d払いは、クレジットカードや携帯電話の利用料金との合算請求、ドコモ口座支払い、dポイント充当などを自由に選ぶことができます。
その一方でiD払いは、自分が利用するサービスによって支払い方法が固定されてしまいます。
支払い方法をその都度選べるのはd払いの大きな特徴ともいえるでしょう。
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使えるスマホが多いのはd払い
使えるスマホが多いのもd払いに軍配が上がります。
iD払いはAndroidであれば「おサイフケータイ」か「Google Pay」が、iPhoneであれば「Apple Pay」に対応しているものしか利用できません。
しかし、d払いであればアプリをインストールするだけなので、ほとんどの機種で使うことができるのです。
楽に使えるのはiD払い
支払いの手軽さはiD払いの勝ちです。
おサイフケータイとの連動で、支払い時はスマホを専用の受け側端末にかざすだけなので、画面を開く必要がありません。
バーコード決済であるd払いは、都度画面を開いてバーコードを起動しなければならないため、急いでいるときには不利ともいえるでしょう。
ポイントはd払いの方が溜まりやすい
ポイント還元率は、圧倒的にd払いの勝利です。
その理由は「dカード」と連携できるかどうかにあります。
d払いのポイント二重取りのからくりとはこのことで、d払いの支払方法をdポイントにしておくことで、ポイントが二重で発生するからです。
残念ながらiD払いでは、dカードを支払先の設定にできないため、ポイ活をするのであればd払い+dカードの組み合わせがいいでしょう。
利用環境に合わせて使い分けよう
ドコモが提供している2つの決済サービス、d払いとiD払いについて、それぞれのメリット・デメリット、違いを説明してきました。
方式が全く異なるサービスなので一概に比較はできませんが、どちらも現金を持ち歩かなくていいメリットはあります。
自分の利用環境に合わせて使い分けてみるのも、1つの方法かもしれません。
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