Appleが提供しているiOSは、iPhoneの背面タップや新型コロナ感染症の接触確認機能など、いろいろな新機能をアップデートで追加してきました。
これからリリースされるiOS14.5では、どのような新機能が追加されるのでしょうか。
iOS14.5で追加される新機能
iOSのアップデートは、見つかった脆弱性の修正を行うのが主な目的ですが、iPhoneに新機能を追加するための役割も担っています。
iOSリリースの流れは、アプリ開発しているユーザ向けのベータ版、一般ユーザに使ってもらい不具合を発見するパブリックベータ版、フィードバックされた問題点を修正してようやく正式版のリリースとなります。
そんな中、ベータ版から見つかった3つの新機能と、新機能かと期待したのですが違った機能について紹介していきます。
新機能(1) Apple Watchを使ったロック解除
新型コロナウイルス感染症のためマスクが手放せない生活の中で、iPhoneに搭載されているFace IDがとても使いにくいものになってしまいました。
iPhone SE(第2世代)だったらマスクの影響を受けることはありませんが、それ以外のモデルを利用しているユーザはFace IDが利用できず不便に感じているでしょう。
そんな不便さを緩和する新機能「Apple Watchでロック解除」が追加されるといわれています。
iPhoneに追加される「Apple Watchでロック解除」を有効にすると、Apple Watchのディスプレイにロック解除のメッセージとボタンが表示され、タップするとiPhoneのロックが解除されます。
この機能はコロナ感染症だけではなく、花粉症やインフルエンザの流行時期でも、iPhoneのロック解除を不便に感じることはなくなります。
新機能(2) デュアルSIMで5G対応へ
iPhone12シリーズは、iPhoneがデュアルSIM対応になってから初となる5Gサービス対応モデルです。
現状ではメインとサブ回線の両方を利用するデュアルSIMモードの場合、5Gサービスは利用できないようになっています。
この制限がiOS14.5で解除され、デュアルSIMモードで利用した場合でも、5Gサービスが利用できるようになります。
今後、eSIMでサービス提供している携帯電話会社や格安SIM事業者から、5G対応のサービスがはじまっていくので、避けて通れないアップデートなのかもしれません。
新機能(3) 交通事情が経路案内に表示される
マップアプリで目的地までの経路を検索したとき、複数の経路表示とともに事故や工事渋滞など、道路情報が表示される機能が追加されるといわれています。
これなら迂回ルートも調べることができるので、渋滞に捕まって目的地への到着に時間がかかってしまうという事態を回避できます。
とても便利な機能ですが、日本国内で使えるようになるにはかなりの時間とこまめなアップデートが必要になるかもしれません。
それでもiPhoneをナビ代わりに利用されているユーザは、喉から手が出る新機能ではないでしょうか。
搭載されなかった機能
iPhoneにインストールされているブラウザやメールアプリは、利用するアプリを選択できる「デフォルト設定」ができます。
iOS14.5は、このデフォルト設定できるアプリに「Apple Music」以外の音楽再生アプリを設定できると話題になりました。
これはiOS14.5の大きな目玉機能になると、各情報メディアが取り上げて紹介していたのですが、Appleが正式に音楽アプリのデフォルト設定は搭載されないことを発表しています。
新機能を見つけたと思ったユーザは、次の挙動から音楽再生アプリをデフォルト設定できると思ってしまったようです。
このユーザが普段どおりSiriに音楽再生を指示したところ、Siriがディスプレイにどのアプリを使って音楽を再生するのか、インストールされている複数の音楽アプリを提示してきたのです。
これを見たとき、「音楽アプリもデフォルト設定できる」と思ったのですが、AppleからはSiriのインテリジェンス機能によるものだと説明されたようです。
ただ音楽再生アプリのデフォルト設定機能は、契約している音楽配信サービスが提供しているアプリをデフォルトに設定できます。
Apple Music以外を利用している人にとっては喉から手が出るほど搭載して欲しい機能といっても過言ではないでしょう。
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常に進化し続けるiPhone
これまでリークされたiOS14.5の情報は、実装されるといいなと思う機能ばかりですが、中には噂として終わってしまうもの少なくありません。
あくまでもリーク情報は、Appleが正式発表したわけではないため、現時点では噂としかいえないからです。
そんな噂でも、これまで実際に搭載された新機能はいくつも存在します。
リーク情報の中には本当に搭載される機能が伝えられていることもあるので、リーク情報だと切り捨てずに今後もチェックしていきましょう。
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