光回線はインターネットといえば、即座に思いつくでしょう。
ADSLに変わってメジャーになったネット回線で、スマホをメインで利用する人にとっても、アプリやOSの更新時にはあると便利なものです。
ですが、光回線とはそもそもなんなのでしょうか。
今回は、光回線のそもそものお話と種類、メリットとデメリットについてお話をします。
光回線とは
光回線とは、光ファイバーと呼ばれるガラス繊維を使った通信回線のことです。
通信速度は最低でも1Gbpsと非常に早く、重たいデータである動画や高画質の写真も、難なく送受信ができる回線です。
光回線には基地局があり、そこから通信が接続されるようになっています。
スマホなどのデータ通信と違うところは、基地局と離れていても通信速度が不安定にならないことが挙げられます。
また、データ通信ともうひとつの違いは、通信容量の上限がないこと。
これらの理由が光回線にはあるのです。
光回線には種類がある
ひと口に「光回線」と言っても、実は3つの種類があります。
システムなどは同じなのですが、微妙にその性質が異なります。
では、どんな種類と違いが光回線にはあるのでしょうか。
詳しく見ていきます。
【1】NTTフレッツ光
光回線の草分け的存在で、今でも根強い人気を誇るのがNTT東・西日本の両社が提供する「NTTフレッツ光」です。
単に「フレッツ光」と呼ばれることもあります。
提供エリアが広く、全国どこでも接続できる可能性が1番高いもので、光回線が出始めた当初からサービスを続けています。
東日本と西日本で料金に若干の差がありますが、気にするほどのものではありません。
しかし、ほかの企業との割引プランやキャンペーンは基本的にないため、割高に感じてしまう特徴もあるのです。
【2】光コラボレーション
フレッツ光の回線を使ったもので、割引プランやキャンペーンが実施できるようにした光回線が「光コラボレーション」です。
この名前を知らない人が多くても、「ドコモ光」や「ソフトバンク光」と聞けば、ピンとくる人もいるでしょう。
格安SIMとのコラボなどで、フレッツ光よりも安く使えるプランやキャンペーンが魅力的で、光回線のメインはフレッツ光よりもむしろこちら側になります。
また、フレッツ光から光コラボレーションに切り替える時に工事が不要というメリットがあります。
【3】独自回線
フレッツ光や光コラボレーションとは違う、独自の回線で光回線を提供しているのが、即時回線です。
具体的には「NURO光」や「auひかり」になります。
提供エリアがフレッツ光よりも狭いため、対応していないエリアも少なからずあります。
しかし、料金プランの種類が多いのはもちろん、独自回線なので回線混雑のリスクが少ないのは、大きな特徴です。
また、大幅なキャッシュバックキャンペーンが出来るなど、独自回線ならではのメリットも多く存在します。
光回線のメリット・デメリット
非常に便利な光回線ですが、メリットとデメリットがそれぞれ存在します。
これから光回線を導入したい場合も、他社に乗り換える場合も、ぜひ知っておいてほしいことばかりです。
では、詳しく見ていきましょう。
メリット
光回線最大のメリットは、通信制限がないことです。
スマホが中心の現代で、通信制限に引っかかり、月末にはほぼスマホが使えないという人も少なくないでしょう。
光回線にスマホを接続していれば、データ通信なしで、しかも高速の接続をいつでも利用することができるのです。
また、割引キャンペーンが多いことや、スマホ以外のゲームやその他通信機器でも使えます。
1回線あれば、非常に便利な回線でもあるのです。
デメリット
一方のデメリットですが、まずは契約期間が2〜3年とやや長いことが挙げられます。
プロバイダごとに期間は異なりますが、この契約期間中に解約をすると、高額の違約金を請求されることもあります。
また、開通には工事が必要であったり、マンションでは通信速度がいまいちであったりと、導入するまでのデメリットが多くあります。
契約してからすぐに使えるものではないというのも、ひとつのデメリットになるでしょう。
プランも豊富
光回線についてのそもそものお話と種類、メリットとデメリットについてお話してきました。
メリット・デメリットは多少ありますが、1度ひいてしまえば通信環境が様変わりすること間違いなしです。
また、プランも豊富なので、今の光回線のプロバイダで満足していない人は乗り換えも検討してみてはどうでしょうか。