Androidスマホで根強い人気なのがXperiaですが、過去最高の仕上がりと名高いXperia 1(エクスペリアワン)が2019年夏に遂に登場!
ぶっちゃけると、過去のXperiaはどこか使いにくさを感じる機種が多かったのですが、Xperia 1は従来のXperiaとは一線を画する最高の仕上がりになっているんです。
とは言いつつもやはり「使いやすいのか?」「デメリットは?」と気になりますよね。
今回はそんな疑問にお答えするために、実際にXperia 1(SO-03L/SOV40/802SO)を使ったレビューと評価をガチで実施します。
購入を検討している人は、ぜひご参考ください。
- 使用感のレビュー
- 使ってみた評価・感想
- 評判・口コミ
読み終わったら、数万円お得に機種変更できるコツをまとめた以下の記事もぜひご一読を。
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Xperia 1の使用感レビュー
今回は以下の項目についてレビューします。
- デザイン
- 処理性能・使いやすさ
- ディスプレイ
- カメラ
- オーディオ
- バッテリー
- ゲームの操作性
- 独自機能
参考までに、対応している機能も紹介しておきます。
防水 | IPX5/8 |
---|---|
防塵 | IP6X |
おサイフケータイ | ◯ |
フルセグ | ◯ |
ワンセグ | ◯ |
指紋認証 | ◯ |
顔認証 | ◯ (Smart Lock) |
ハイレゾ | ◯ |
ワイヤレス充電 | × |
Wi-Fi | ◯ (IEEE802.11 a/b/g/n/ac) |
SDカード | 最大512GB |
スリムで縦長のデザイン
Xperia 1のデザインは、
- アスペクト比は21:9
- 高級感とスタイリッシュ感がある
- 持ちやすいが片手操作は困難
Xperia 1はスリムで縦長いデザインなのが特徴。
スタイリッシュで高級感があるので、歴代のXperiaと比べても断然カッコイイ。
背面は下の画像の通りで、iPhone XSと比べても筐体が長いのが分かります。とにかく長い。
ただし、あまりにも縦長なので、両手持ちすると聖徳太子感がでる点にご注意を。ふざけてません、本気です。
また、縦に長いので片手操作で画面上には指が全く届かないので、片手操作を重視する人には辛いサイズになっています。
処理性能は高くてサクサク動く
Xperia 1の処理性能・使いやすさは、
- 処理性能は文句無しに抜群
- 画面の操作感や使いやすさも良い
毎日使うスマホだからこそ、使いやすいかどうかって気になりますよね。
使いにくいと画面操作や文字入力の際にカクカクしてイラっとしますが、Xperia 1はサクサク動くのでその辺はご安心を。
<CPUとRAMの性能>
CPU | napdragon855 2.8GHz+1.7GHz オクタコア |
---|---|
RAM | 6GB |
また、マルチウィンドウが目玉機能の一つですが、マルチでアプリを起動してもサクサク動くだけのCPUとRAMを搭載しています。
実際に、Xperia 1で画面をスクロールしたり、人気アプリを使ってみたので、ぜひ操作性を確認するために見てみてください!
次に、処理性能を測る「AnTuTuベンチマーク」を測った結果は以下の通り。
(CPU:115,869、GPU:145,472、UX:66,526、MEM:11,094)
スコアが30万以上であれば処理性能については、スマホ最高レベルになるので、性能は申し分ないことが一目瞭然。
4Kディスプレイは感動を禁じ得ない
Xperia 1のディスプレイは、
- 4K(3840×1644)で高精細&広色域
- 有機ELが発色が良くて黒の表現が秀逸
- 6.5インチ超大画面が見やすい
実際にXperia 1を使ってみて、最も感動したのが4K対応ディスプレイ。
僕は動画、インスタ、ゲームをよく使うので画面の大きさや画質にはこだわりがあるのですが、Xperia 1のディスプレイはガチで最高!
有機ELなので色鮮やか、高コントラスト&発色が良いので画面にメリハリもつき、「漆黒の黒」の表現も可能。
iPhone XSと比べてもその差は歴然。
すみません、「歴然」は言い過ぎましたが、4Kに近い画質の写真・動画であるほど、息を呑む美しさなんです。
また、6.5インチの画面が動画やゲームの迫力を引き立て、「デカすぎるかな?」と最初は不安でしたが、これくらいがベストだと今では感じます。
表示領域も広いので、動画・ゲームを始めとして、ネット検索やSNSも見やすいのが本当に快適。
例えば同じインスタの画面を開いても、表示される写真の枚数が違います。それくらい、一画面で表示される情報量が多い=見やすい。
ちなみに、「4Kアップスケーリング機能」により、フルHDなどの画質を4K相当の高画質に上げる技術が搭載されていますが、実際に使ってもよく分かりませんでした(笑)
臨場感ある音質がとにかく最高
Xperia 1のオーディオは、
- Dolby Atomsで高音質
- 困ることのないほどの大音量
- イヤホンジャックは無い
「音楽の、SONY」と思わせるほどに、音質は最高!
歴代のスマホの中でも音質の綺麗さはピカイチなので、音楽・動画・ゲーム好きにはたまりません。
映画館でも利用されている「Dolby Atoms(ドルビーアトモス)」という音響技術を搭載しているため、立体感・臨場感のある音質なのが特徴。
まじでスマホとは思えない音質なので、音楽好きな人におすすめしたい、そんな一台です。
また、最大音量が大きいので、イヤホン無しでも音楽や動画を楽しめます。
もちろんハイレゾにも対応しているので、ハイレゾ音源で音楽を楽しむことも可能。LDAC対応なので、ワイヤレスでも音の劣化も少ないんですよね。
バッテリー持ちはあまり良くない
Xperia 1のバッテリーは、
- ハイエンド機としては物足りない
- ワイヤレス充電に非対応
実際に使ってみた率直な感想ですが、バッテリー持ちはあまりよくない。
参考までに、他のハイエンド機とバッテリー性能を比べると、以下の通り。
Xperia 1 | Galaxy S10 | AQUOS R3 | |
---|---|---|---|
容量 | 3,200mAh | 3,300mAh | 3,200mAh |
電池 持ち時間 | 100時間 | 120時間 | 135時間 |
ワイヤレス 充電 | 非対応 | 対応 | 対応 |
上記の通り、ライバル機に比べるとバッテリー性能は微妙なので、バッテリー持ちを重視する人はご注意を。
一応、Xperiaには「いたわり充電」技術が搭載されており、2年使ってもバッテリーが劣化しにくいのですが、その効果を測るのは難しいので何とも言えない(笑)
指紋認証は微妙に使いにくい
Xperia 1の指紋認証は、
- サイドに指紋センサーを搭載
- 使いやすさと認証精度は微妙
- 顔認証も使いやすさは普通
Xperia XZ2では指紋センサーが背面に配置され悪夢のように使いにくかったのですが、Xperia 1ではサイドに指紋センサーが配置され改善されています。
ただ、筐体がスリムでセンサーも細いので、握った時に自然に指を置けない・・・なので、本音は微妙に使いにくい。
指紋認証の精度も悪くは無いですが、手汗をかく僕とは相性が悪いのか認証に失敗することもしばしば。
他のハイエンド機と比べると生体認証の使いやすさは見劣るので、もしかしてSONYは指紋認証を開発するのが苦手なのかな?笑
顔認証については、Android OSの機能「Smart Lock」で設定できますが、認証精度は普通かつ解除スピードは良くないので、「無いよりはマシ」が使った感想です。
素晴らしい画面と音質がゲームに合う
地味に興奮したのが、Xperia 1だと大画面・高画質・高音質なので、ゲームの迫力が増す点。
何これ凄い。なので、ゲーム好き(特に音ゲーやFPS)には最高の一台。
また、Xperia独自機能として「ゲームエンハンサー」があり、ゲームの利便性を向上させる工夫がされています。
ゲームエンハンサーでは以下の設定・機能が利用可能。
- 電池消費量の設定
- 通知の非表示化、メモリの解放
- スクリーンショット・録画 など
ただし、画面左上に表示されるゲームエンハンサーのアイコンは消せないので、人によってはウザいかも。
ちなみに、PS4を遠隔地からでもスマホでプレイできる「PS4リモートプレイ」にも対応しています。
マルチウィンドウ機能が地味に便利
Xperia 1のウリの一つが、「マルチウィンドウ」機能。
二つのアプリを同時に一つの画面で起動できるのですが、従来だと画面の小ささとアスペクト比により、利便性が悪くて実用性的ではありませんでした。
が、Xperia 1だと21:9の縦長ディスプレイなので、マルチウィンドウが使いやすいのが特徴。
これ、地味に便利なんです。
例えば、YouTubeを流しながら、検索・SNSができたり、Googleマップを見ながら飲食店の検索ができたりします。
ライブやスポーツ中継を観ながら、ツイッターをするのが捗りそう!
実際にマルチウィンドウを使った動画を載せておくので、ぜひサクッと見てみてください。
発熱は気になる
ぶっちゃけますと、Xperia 1は発熱しやすい。
ハイエンド機の多くは高性能な反面、発熱しやすいのがデメリットですが、Xperia 1はその中でも発熱しやすい。
高温で「あつっ」となる訳ではありませんが、とにかく動画を見たりネット検索をしているだけでも発熱するので、発熱を気にする人はご注意を。
Xperia 1の発熱の口コミを以下リンクより確認できるので、気になる人はこちらもどうぞ。
Xperia 1のカメラ性能のレビュー
(Xperia 1はXperia初となるトリプルカメラ搭載)
続いて、地味に重要なカメラの性能についてレビューします。
インスタなどのSNS全盛期だからこそ、カメラの性能は重視したいですよね。
Xperia 1のカメラを使った感想をまとめると、
- 色彩が自然で綺麗な仕上がり
- 夜景・暗所での撮影は若干弱い
- 自撮りも綺麗で盛れる
- ポートレート撮影は精度が微妙
- スマホで世界初の瞳AFでブレにくい
- 先読み撮影が便利
- 映画の質感の動画撮影が可能
カメラのスペックは以下の通り。
レンズ | トリプルレンズ |
---|---|
画素数 | 標準:1220万 望遠:1220万 超広角:1220万 前面:800万 |
F値 | 標準:1.6 望遠:2.4 超広角:2.4 前面:2.0 |
ズーム | デジタル5倍 光学2倍 (最大10倍) |
手ぶれ 補正 | 光学式 |
背景ボケ | 対応 |
ちなみに、スマホのカメラ性能を重視する人は、以下の記事もおすすめ。
スマホのカメラ性能をランキング形式で紹介しています。
色合いが自然で高画質な撮影が可能
Xperia 1は「プレミアムおまかせオート」機能により、被写体に合わせて明るさ・ホワイトバランス・明暗差などを自動で補正してくれるので、そのシーンに最適な写真が簡単に撮影可能!
例えば、料理なら美味しく、夕焼けなら哀愁深く撮れます。実際に撮った写真をいくつか見てみましょう。
続いてスイーツと焼き鳥の料理写真。飯テロ失礼します。
続いて車。男心をくすぐられます。
夜景での撮影では白飛びが目立つ
夜景撮影に関しては、明るくは撮れますが、白飛びや黒つぶれを調整する性能がGalaxy S10などのカメラ最強機種に比べると、夜景撮影に弱いのが特徴的。
白飛びするということは、被写体を正確に撮れないことと同義ですし、注視して見ると暗い場所での撮影ではノイズが出て少し画質が粗くなっているのも分かります。
ただ、ダイナミックレンジが広く、暗い部分と明るい部分の明暗差がメリハリを生むので、クールな仕上がりにはなります。
これはこれでカッコいいですが!実際に、Galaxy S10と撮り較べてみます。
ちなみに、ネオンの光が激しくなければ、夜景も明るく綺麗に撮れます。見てこの夜空の美しさを。
先読み撮影はミスショットが減るので便利
Xperiaではお馴染みの「先読み撮影」機能ですが、これが地味に便利。
「笑顔」「動く」被写体の場合、自動に同時に何枚かを撮影してくれるので、その中からベストショットを選ぶことができます。
実際に、撮ってみると、先読み機能で撮られた写真の方が上手く撮れていて、驚き。
下の写真はポーズを撮るつもりが、間違えてポーズが撮れなかった写真ですが、先読み機能のおかげでしっかりポーズも撮れています。
自撮りや他撮りも綺麗で盛れる
自撮りでは、美肌加工(肌・目の大きさ・肌の明るさ・輪郭)がデフォルトで搭載されているので、純正カメラアプリを使って自撮りしても盛れるのが特徴。
実際に撮ってみると、十分綺麗な画質で自撮りが撮れていますね。
また、他撮りでは、スマホとしては世界初となる瞳AFを搭載しているので、素早く正確にピントが合うので、写真のブレを低減してくれます。
瞳AFの精度はかなり高いように感じました。さすが、世界のSONY!
実際にカメラ起動画面では、瞳の箇所にある緑色の四角が瞳AFの指し、これが自動で目を追いかけてオートフォーカスしてくれるんです。
映画のような質感の動画が撮れる
Xperia 1で初めて搭載されたのが「Cinema Pro」。
ハリウッドなどの映画の撮影にも使われるSONYのカメラ技術を、スマホにも盛り込んじゃったという内容。
SONYの映画撮影用カメラ開発チームが関わったそうです。なんという贅沢。
映画のような色彩表現やタッチでの撮影が可能で、実際に撮ってみると普通の動画とは仕上がりが一線を画しているので、感激します。
動画を撮るのが好きな人、動画撮影で遊びたい人はぜひ。
実際に、Cinema Proで撮った動画がこちら。30秒なのでぜひ視聴してください!
撮っただけで何の編集も調整もしていませんが、どことなく映画っぽく撮れていて、動画を撮るのがとにかく楽しい(笑)
Xperia 1の評判・口コミ
僕だけのレビューだけでは心もとないかもしれないので、SNSでのXperia 1の評判・口コミを紹介します。
ポジティブな評判・口コミ
スマホをXperia1に変えたのでせっかくだからシビルウォー見てたけどめちゃくちゃ画質と音質良くてビビってる
— 🎃Jack lantern🎃 (@Jack_lantern15) 2019年7月9日
Xperia1使ってみての感想
良いところ
ゲーミングスマホのOnePlus5より少し性能高め?
ブラウザ読むのは楽
画面きれい悪いところ
RAM6GBだからたまに遅く感じる
熱暴走やばいすぐ42度になる
ゲーム中画面の上下が余って邪魔
ゲームエンハンス使うとアイコン消せないすごく邪魔
サイドセンス邪魔!— 中海・TERRA Alice・Λ (@imuakan) 2019年6月23日
XPERIA 1
数日使ってみた感想 #Xperia1 #Xperia・めっちゃサクサク
・縦に長い、片手で使うもんじゃない
・バッテリーすごい長持ち
・タブ機能廃止されたのかと思ったけどちゃんとあった、よかった(ちとわかりづらい)
・メモリー128GB本体8GBたすかる
・カメラの質感やばい、プロい
・縦に長い— 緑醤油(金沢) (@neteokite2km) 2019年6月22日
その辺の草でもめちゃくちゃ綺麗に撮れるXperia1オススメです。
— いぬどし (@inudoshi_wan) 2019年7月9日
ネガティブな評判・口コミ
Xperia1の感想
21:9の慣れない画面、それによる操作性、文字打つ時のズレ、音ゲースペック
今日一日では12万の価値は見い出せてない— てんぐさ (@tengusa318) 2019年6月21日
Xperia1を数分使った感想ですが、無駄に縦に長いせいで使いづらいです!💢
— Naru_mori (@mori_naru) 2019年6月18日
えっ、Xperia 1の発熱が過去一やばい😱💧
— 奥薗節夫 (@JR_ASO1962) 2019年7月4日
Xperia 1の評価
最後にXperia 1を使ったメリット・デメリット含めた評価をまとめます。
まずは良い点。
- 光沢感があってカッコいい外観
- 最新CPU&RAM &6GBでサクサク動く
- 有機ELの4K画面が高精細&色鮮やか
- 6.5インチ縦長の画面が見やすい
- 立体感のある高音質がガチで最高
- カメラの基本性能は十分に高い
- Cinema Proで本格的な動画撮影が可能
次に悪い点。
- バッテリーの持ちが微妙
- 縦に長すぎて片手操作が困難
- 夜景・暗所での撮影は少し弱い
- ポートレート撮影の精度がイマイチ
- 指紋認証が若干使いにくい
- かなり発熱しやすい
- 本体容量が64GBと少なめ
- イヤホンジャックが無い
上記を踏まえて、Xperia 1の評価を一言ですると、
カメラ・オーディオ・ディスプレイと家電のSONYの最高傑作で、機能・性能面での満足度は非常に高い。
動画・写真・ゲームなどのエンタメ好きな人に特におすすめの一台。
ただし、縦長のデザインに最初は慣れないが、慣れてしまえば欠点の少ない名機と言える。
Xperia 1の総合的な評価を星で表すと、こんな感じ。
デザイン | ★★★★★ |
---|---|
持ちやすさ | ★★★☆☆ |
使いやすさ・処理性能 | ★★★★★ |
ディスプレイ | ★★★★★ |
オーディオ | ★★★★★ |
カメラ | ★★★★☆ |
バッテリー | ★★★★☆ |
生体認証 | ★★★☆☆ |
Xperia 1の使用感レビューまとめ
以上、Xperia 1の使用感レビューでした。
ぶっちゃけ、従来のXperia 1はどこか使いにくさを感じることが多かったのですが、Xperia 1はかなり完成度の高い機種。
僕のメイン機種はiPhone XSですが、操作性を除くと大半の項目でXperia 1がiPhone XSを上回っています。
なので、購入を検討している人には自信を持っておすすめしたい!
ちなみに、Xperia 1を購入するなら、各社公式のオンラインショップが1万円以上お得に買えるので、機種変更は必ずオンラインでやりましょう。
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機種変更を数万円お得にするために、以下の記事も必ずご参考ください。知らないと損するかも。
Xperia 1とiPhone XS、AQUOS R3、Galaxy S10を比較した以下の記事もおすすめ。
他の機種と比べて、Xperia 1がどれほど優れているかを解説しています。
いつ機種変更するとお得になるのかを知りたい方には、以下の記事がおすすめ!