ドコモより「docomo with(ドコモ ウィズ)」と呼ばれる新料金プランが発表されました!
パッと見、安いのかどうかが分かりませんし、毎月1,500円も割引されるには何か罠やデメリットがあるのでは?と疑いたくなります。
今回は、新料金プランの「docomo with」について、プランの内容、お得な申し込み方法、メリット・デメリット、どんな人にオススメか、iPhone等との月額料金の比較、注意点、評判・口コミ、などを徹底解説します!
新規契約・機種変更でdocomo withに加入する方は、ドコモ公式のオンラインショップでの契約(所要時間3分)が超オススメです!
僕はショップで頭金8,640円を取られ、待ち時間・手続きも合わせて2時間半もかかりました・・・オンラインショップを使わないと、本当に損します!
- 頭金5,400円〜10,800円が不要
- 手数料2,160円が不要
- 3時間かかる手続き時間はゼロ!
参考 ドコモオンラインショップ
目次
docomo with(ドコモ ウィズ)の概要
docomo withとは
2017年6月1日より受付開始のドコモの新プランです。
「docomo with」の対象機種を購入した場合、「docomo with」が適用されている限りずっと毎月1,500円割引される料金サービスとなります。
ただし、対象機種を利用している間はずっと1,500円割引になる代わりに、機種を購入した際の機種代金割引である「月々サポート(24ヶ月間)」が適用されません。
つまり端的に言うと、同じ端末を長く使い続ければ携帯料金が安くなるというサービスです。
なぜなら、月々サポートは24ヶ月間しか適用されないにも関わらず、「docomo with」なら24ヶ月以上も割引されるからです!
ちなみに、実際にdocomo with対象機種を買ってみて、使い勝手をレビューしてみました!以下の関連記事も後ほどご参考ください!
docomo withの適用条件
以下の条件を満たした場合、「docomo with」が適用となります。一番のポイントは「対象機種が限られていること」です。
《適用条件》
- 対象機種の購入
- 対象料金プランへの加入
- 対象パケットパックへの加入
- 中学生以上であること
対象機種、対象の料金プラン、対象のパケットパックは以下の通り。
機種 | ・![]() ・ ![]() ・MONO ・ ![]() |
---|---|
料金 プラン | ・カケホーダイプラン ・カケホーダイライトプラン ・シンプルプラン |
パケット パック | ・データパック(S/M/L) ・ウルトラデータパック(L/LL) ・シェアパック(5/10/15/20/30) ・ウルトラシェアパック(30/50/100) |
docomo withの対象機種の詳細は以下記事にて解説しました。「どんな機種なの?」「何がおすすめなの?」と疑問の方はこちらもご参考ください!
docomo withの適用終了条件
「docomo with」は一度適用されても、以下の条件を満たした場合は1,500円の割引が終了となります。
《割引終了条件》
- 対象外機種への機種変更
- 対象料金プラン・パケットパックの解除
- 解約した場合
ポイントは、docomo with対象機種以外に機種変更した場合に割引が終了する点です。
例えば、対象機種を購入して割引が適用されており、次の機種変更の際にiPhoneに変更した場合などはdocomo withの1,500円割引は終了します。
逆を言えば、docomo with対象機種に再度機種変更すれば、1,500円割引は継続になりますが、同じ機種を長く使い続けなければ、docomo withのメリットをあまり活かせません。
docomo withの毎月の料金
「docomo with」に加入した場合の毎月の携帯料金について説明します。
機種代金の支払い(分割時)は最初の2年間で終了するため、最初の2年間と3年目以降で月額料金が大きく異なるのがポイント。
1人で加入の場合(シェアパック未加入時)
シェアパックに加入せず、単独回線(1人)で利用する場合の料金は以下の通りです。
《月額料金》
2年間 | 3年目以降 | |
基本料 | 1,836円 | |
パケット | 3,780円 | |
SPモード | 324円 | |
機種代金 | 1,512円 | 0円 |
withの割引 | -1,620円 | |
合計金額 | 5,832円 | 4,320円 |
※カケホーダイライト、データパックS加入時
※記載の金額は税込価格
※機種代金はGalaxy feelの時
イメージにするとこんな感じ。3年目以降は機種代金の分割払いが終了するため、月額料金が1,512円安くなります。
家族で加入の場合(シェアパック加入時)
シェアパックの子回線時の料金は以下の通りです。
シンプルプランに加入すれば、3年目以降はまさかの月額302円(税込)と激安価格でスマホが持てるのが特徴!
《月額料金》
2年間 | 3年目以降 | |
基本料 | 1,058円 | |
パケット | 0円 | |
シェア月額料 | 540円 | |
SPモード | 324円 | |
機種代金 | 1,512円 | 0円 |
withの割引 | -1,620円 | |
合計金額 | 1,814円 | 302円 |
※シンプルプラン加入時
※記載の金額は税込価格
※機種代金はGalaxy feelの時
イメージにするとこんな感じ。3年目以降は機種代金の支払いがなくなるので、たったの302円となります。子供の携帯に超オススメ!
シンプルプランの補足をしておきます。
シンプルプランの詳細については以下の記事で解説しました。興味がある方はご参考ください。
docomo withと高いスマホの料金比較
ここが一番大事!
結局、「docomo withに加入すると今までよりもどれくらい安いのか?」という問いにここでお答えします。
今回は以下を前提として、月額料金(税込)を比較します。
《前提》
- 機種変更で機種を購入した場合
- カケホーダイライト+データパックSに加入
- キャンペーン割引は考慮しない
- オプション料金は考慮しない
- 単独回線(シェア未加入)時の料金
なお、参考までに、「docomo with」の対象機種購入時の機種代金と月々サポートは以下の金額です。
機種代金 | 1,512円/月 |
月々サポート | 0円/月 |
withの割引 | -1,620円/月 |
実質負担金 | −108円/月 |
※機種代金はGalaxy feelの時
まず、結論から言うと、docomo withだと最初の2年間で合計3万円〜6万円安くなり、3年目以降も毎月1,620円安くなります!
今回は単独回線の料金を記載していますが、シェアパック加入時もほぼ同様です。
iPhone 8購入時との比較
iPhone 8(256GB)の機種代金と月々サポートの金額は以下の通り(2018年2月時点)。
機種代金の分割支払い時、2年間はこの実質負担金が発生します。
機種代金 | 4,455円/月 |
月々サポート | -2,376円/月 |
実質負担金 | 2,079円/月 |
Galaxy Feel(docomo with)とiPhone 8の月額料金の差を図にするとこんな感じ!
docomo with対象機種に機種変更する場合、以下の記事でもっと安くする方法を解説しています!こちらもぜひご参考に!
Xperia XZ1(SO-01K)購入時との比較
次に2017年11月に発売して、Android端末の人気機種のXperiaとの比較を行います。
Xperia XZ1の機種代金と月々サポートの金額は以下の通り(2018年2月時点)。機種代金の分割支払い時、2年間はこの実質負担金が発生します。
機種代金 | 3,591円/月 |
月々サポート | -2,295円/月 |
実質負担金 | 1,296円/月 |
Galaxy Feel(docomo with)とXperia XZ1の月額料金の差を図にするとこんな感じ!
docomo with対象機種に機種変更する場合、以下の記事でもっと安くする方法を解説しています!こちらもぜひご参考に!
docomo withの申し込み方法
「docomo with」は、ドコモショップ、家電量販店、ドコモオンラインショップで対象機種を購入することで適用されます。
ショップや量販店で買う場合は「docomo with」が目的であることを伝えましょう!
ただ、一番オススメなのは「ドコモオンラインショップ」での購入です!
オンラインショップで購入すれば、以下のようなメリットがあります!オプションの強制加入も考慮すると、ショップ等で買うよりも確実に1万円近くも安くなります!
参考 ドコモオンラインショップ
《オンラインショップのメリット》
事務手数料2,160円が無料
頭金5,400円〜8,640円が不要
手続き時間2〜3時間がゼロ
オプションの強制加入がない
送料無料で端末を自宅配送
端末の自宅受取ならドコモショップに行く手間が省けますし、ドコモショップでの受取を指定すればショップでの待ち時間や手続き時間を半分ほどに短縮できます!忙しい人にぴったり!
オススメは自宅配送にして、もし分からない場合はその後にドコモショップに行くことです!ドコモショップは常に混雑しているので、2〜3時間かかるので自宅配送が超オススメ!
参考 ドコモオンラインショップ
ドコモ公式のドコモオンラインショップについては以下の記事で詳細に解説しました。こちらもご参考ください!
ショップ・家電量販店で購入すると頭金がかかるので要注意
下のツイートはGalaxy Feelの頭金についてです。
僕が行ったドコモショップでは、頭金は8,640円でした。実際は頭金ではなくショップの儲けになる手数料なので、支払うだけ損なのでご注意ください!
ドコモショップでFeel買おうとしたら頭金7500円でビックリした。本体価格36000円で手数料7500円ってすげぇ…(オプション加入での相殺も無いそうな
— ガビバラ (@gabibara86) June 18, 2017
docomo withのメリット・デメリット
次にdocomo withのメリットとデメリットを簡単にまとめます。
docomo withのメリット
メリットをまとめるとこんな感じ!
- ずっと毎月1,500円割引
- 機種代金が安い(実質負担金は0円以下)
- SIMフリー端末にSIMを挿しても割引継続
既に説明した通り、「docomo with」は一度購入した端末を使い続けるほど、その恩恵が大きくなります。3年目以降に関しては、1,500円×利用月数の分だけ通常時よりも安くなります。
また、先ほど通常時と料金を比較した通り、「docomo with」の対象端末は機種代金が安いのもメリット!
最後に、「docomo with」が適用されている対象機種から自分で用意したSIMフリー端末にSIMを差し替えて利用した場合、この場合は1,500円の割引は継続となります。
docomo withのデメリット
デメリットをまとめるとこんな感じ!
- 対象機種が限定(iPhoneは対象外)
- 端末スペックは高いスマホよりも劣る
- 3年以上同じ端末を使うのは大変
- プラン変更では加入不可
一番のデメリットはiPhoneが対象外である点です。
また、「docomo with」の対象機種は他のAndroid端末よりもスペックが若干劣ります。これは安いので仕方ありませんが・・・
次に、特に値引きのメリットが大きい3年目以降ですが、同じスマホを3年以上使うのは結構しんどいのが本音。
というのも、丸2年以上使った時点で、バッテリーの消耗は早くなりますし、動作が鈍く(カクカク)なりがちです。
最後に、残念ながら「docomo with」は対象端末の購入が必須のため、プラン変更等では適用になりません。
「docomo with」の対象機種を他所で購入したり他人から譲り受けても、1,500円割引は適用されないのでご注意ください。
docomo withはこんな人にオススメ
docomo withは確かに通常よりも携帯料金が安くなります。
ただ、デメリットもあり、「どんな人にオススメなの?」と疑問を持たれると思うので、オススメな人をまとめると以下のような感じになります。
高性能なスマホにこだわらない人
iPhoneでなくてもよい人
小学生〜高校生のスマホデビュー
丸2年以上同じスマホを使う人
携帯料金をとにかく安くしたい人
docomo withの注意点
「docomo with」の注意点をまとめるとこんな感じ!
対象外機種への機種変更で割引終了
重複適用が不可のキャンペーンあり
まず、docomo withは対象外機種に機種変更をすると割引は終了します。
仮に、機種変更後もdocomo withの対象機種の場合は、再度割引は適用になりますが、その場合は機種変更から2年間は機種代金が再度発生します。
また、以下に記載の割引とは、割引が併用(両方とも割引すること)できず、docomo withが適用になった場合は以下の割引は終了となります。
「月々サポート」「はじめてスマホ割」「シニア特割」「ドコモにチェンジ割」「ドコモの学割2017(1,000円/月割引)」「シニアはじめてスマホ割」「ドコモの学割2018」など
docomo withの評判・口コミ
ツイッター上の評判や口コミはこんな感じ!
あれ、docomo withはもしかして総務省の新機種実質0円潰しへの逃げ道でもあるのか。2年間でも1500×24=36000円で、3万円超えてるしそれ以上の年数使えばその製品で言えばより高い本体代でも実質0円相当()になりうるな・・
— memn0ck (@memn0ck) May 24, 2017
docomo with、長く端末を利用する向けのプランらしいけど、対象端末のスペックが低すぎて3年以上の長期に渡って利用するの難しい気がするんだが
— ぴたかん@ガジェット垢 (@Pitakan3) May 24, 2017
総括&ドコモの狙い
総務省の指摘により、端末の実質負担金が0円になることが禁止され、各社とも実質負担金が上がってユーザーの負担が重くなったのは周知の事実です。
しかし、今回の「docomo with」であれば、割引は端末の購入に当たらないので、この実質負担金が0円どころか、税込価格で考えるとむしろマイナスになり、結果として安くなります。
機種代金 | 1,512円/月 |
月々サポート | 0円/月 |
withの割引 | -1,620円/月 |
実質負担金 | −108円/月 |
※機種代金はGalaxy feelの時
さらに、この施策は対象機種を限定し、さらに同じ機種を長期間使う人が恩恵を受けるので、恩恵を受ける人は必ずしも多くはありません(とは言っても、加入者は100万人を余裕で超えました)。
全員に割引を適用してしまうと減収影響が大きいので、制約を作るのは営利企業としては当然ですね。
まとめ
以上、「docomo with」の徹底解説でした!詳しく書きすぎて長くなり失礼しました(笑)
docomo withは機種が限定されていますが、対象機種は徐々に増え、端末にハイスペックを望まない人であれば、携帯料金を大幅に安くできるのでオススメです!
繰り返しになりますが、損をしないためにも機種変更をするならドコモオンラインショップを利用しましょう!
参考 ドコモオンラインショップ
最後に、以下の記事もおすすめです!ぜひご一読ください!