ども、元ソフトバンク社員のすまっちです。
iPhone SE2が出る出る詐欺をしていましたが、遂に旧iPhone SEの後継モデルとなる新型「iPhone SE(第2世代)」が発表されました。
「最近のiPhoneはデカくて困るわ・・・」と愚痴をこぼしていた、僕のオカンも大歓喜。
しかしですよ、パッと見はiPhone 8と変わらず、これから5Gが本格化する中で、新しいiPhone SE(第2世代)を購入すべきか悩ましいですよね。
ということで、ソフトバンクでiPhoneの仕事にも携わっていた僕が、iPhone SE(第2世代)とiPhone 8の違いを徹底比較します。
現在、旧iPhone SE、iPhone 7、iPhone 8などを利用している人は、ぜひご参考ください。
- 8つの違い
- 8→第2世代SEはアリ?
- 数万円お得に買う方法
新型iPhone SEを数万円お得に購入するためにも、以下の記事も後ほど必読です。
知らないで損しないようにご注意を・・・
iPhone SE(第2世代)とiPhone 8のスペック・機能の違い
まず、スペック(性能)・機能の違いを比較してみます。
スペックの違い
スペックの比較はこんな感じ!
青字箇所が優れている方を指します。
新iPhone SE | iPhone 8 | |
---|---|---|
SIM | デュアルSIM (eSIM) | nano-SIM |
CPU | A13 Bionic | A11 Bionic |
アウトカメラ | 1200万画素 | |
インカメラ | 700万画素 | |
画面サイズ | 4.7インチ | |
画面の解像度 | 1334×750 (326pi) | |
画面の種類 | Retina HD (液晶) | |
バッテリー | 1821mAh | |
RAM | 3GB | |
通信 | ギガビット級 LTE | 4G LTE- Advanced |
本体容量 | 64GB 128GB 256GB | |
重量 | 148g |
参考 iPhoneの仕様詳細
機能の違い
基本的な機能の比較は以下の通り。
新iPhone SE | iPhone 8 | |
---|---|---|
防水・防塵 | IP67 | |
Apple Pay | ○ ※予備電力付き | ○ |
ワンセグ | × | |
Bluetooth | ○ ※Bluetooth 5.0 | |
指紋認証 (Touch ID) | ○ | |
顔認証 (Face ID) | × | |
空間オーディオ | × | |
Dolby Atmos | × | |
3D Touch | × | ○ |
触覚タッチ | ○ | × |
Wi-Fi | ○ Wi-Fi 6対応 | ○ Wi-Fi 5対応 |
ワイヤレス充電 | ○ | |
高速充電 | ○ |
基本的な機能の違いは、「エクスプレスカードの予備電力機能」「Wi-Fi規格」「触覚タッチ」の3つ!
Suicaなどの交通系ICカードをiPhoneで使う場合、「電源が切れたら使えないのでは?」と疑問に思いますよね。
iPhone SE(第2世代)は予備電力機能があるので、電源オフのiPhoneでもSuicaの利用が可能!
また、iPhone SE(第2世代)はWi-Fi 6にも対応。
3D Touchには対応していませんが、iPhone 11などで対応している触覚タッチには対応しています。
「触覚タッチってなんやねん!」と疑問に思うかもしれませんが、3D Touchと似たような機能と覚えておけばOK。
iPhone SE(第2世代)とiPhone 8の違い
さて、ここからが本題。
iPhone SE(第2世代)とiPhone 8の違いを解説します。
結論から言うと、8つの違いは以下の通り。
- CPU
- SIM
- カメラ
- 通信速度
- Wi-Fi規格
- 触覚タッチ
- カラーバリエーション
- 予備電力付きエクスプレスカード
実は違いはたったこれだけで、その他のスペック・サイズ・デザインは全く同じ!
さらに、この8つも些細な違いを除けば、「CPU」「通信速度」「カメラ(動画撮影)」が主な違いになります。
というか、個人的には、iPhone 8の処理性能と通信速度が上がったのが、iPhone SE(第2世代)だと思っているくらい(笑)
それくらい、iPhone SE(第2世代)はiPhone 8とそっくりさん。
CPUの違い
iPhone SE(第2世代)とiPhone 8の最大の違いはCPU。
CPUとは、スマホの処理性能を左右するチップで、高性能なほどスマホがサクサク快適に動きます。
それぞれ搭載しているCPUは以下の通り。
iPhone 8 | A11 Bionic |
---|---|
iPhone SE (第2世代) | A13 Bionic |
「A13 Bionic
処理性能を測る「Antutuベンチマーク」で、例えば、iPhone 11は45万というハイスコアを叩き出しています。
Androidのハイエンド機で35万前後のスコアなので、A13 Bionic
実際に、iPhone SE(第2世代)とiPhone 8でスコアを比較してみた結果は、下の通り。
公式サイトでもiPhone 8と比較すると、CPUで最大1.4倍、GPUで最大2倍の性能、と謳われていますが、確かに記載通りの凄さ!
(引用元:Apple公式)
したがって、iPhone SE(第2世代)では、どんな操作をしても、基本的にはサクサク動いて、快適なのが特徴!
特に、「荒野行動」「PUBG」などのFPSゲームの挙動も最高にスムーズ。
SIMの違い
iPhone SE(第2世代)はeSIMにも対応!
「eSIMとは何ですの?」と疑問に思う方に、超簡単に説明すると、
eSIMとは、SIMが実質的に2つ使える機能です(一つは内蔵)。つまり、電話番号が2つ持てるし、2つのSIMの使い分けが出来ます。例えば、ドコモのSIMを使いつつ、サブとして格安SIMのSIMを使い、データ通信は格安SIMを使うようなことも可能。ただし、2020年4月時点では、eSIMに対応している国内キャリアは、「IIJ」と「楽天モバイル」のみ。
上記の説明の通り、そもそも国内ではまだeSIM対応キャリアは少ないですし、「使い方が分からない・・・」を理由に、ほとんどの人が使わないことが想定されます。
元ソフトバンク社員の僕ですら、使う予定は無し。なので、eSIMの違いは、あまり気にしなくてもOK!
カメラの違い
iPhone SE(第2世代)のカメラがiPhone 8よりも優れている点をまとめると、
- 次世代スマートHDR
- ポートレート撮影
- 動画撮影
- 手ぶれ補正
違いは上記のみ。
なので、画素数、ズーム性能、F値などの割と多くのスペックは似通っています。
次世代スマートHDRの違い
まず「スマートHDRって何やねん?」と疑問に思う方のために簡単に説明すると、写真の明暗さ(明るさと暗さ)を調整して、より自然な仕上がりに自動で行う機能です。
百聞は一見に如かずなので、iPhone 8(通常のHDR)とiPhone 11(次世代スマートHDR)の違いを写真で見てみます。
▼クリックすると写真を拡大できます▼
ご覧の通り、iPhone 8では木の葉っぱが暗く写ってディテールが精細に見ることができませんが、次世代スマートHDRは明るく補正されて、ディテールまで識別することが可能。
要は、明暗差を自動で調整し、明暗差をハッキリさせることで、より美しい写真が簡単に撮れるということ!
ポートレート撮影の違い
iPhone SE(第2世代)はポートレート撮影(背景ボケ)に対応しています。
なので、人物でも物でも、簡単にプロのような質感で本格的な写真の撮影が可能。
ただし、iPhoneのポートレートの弱点としては、被写体からカメラを離さないといけないので、料理写真を撮るのには不向き。
また、ポートレートのボケ味の精度もまだまだ改善の余地があります。頑張れ、Apple。
動画撮影の違い
ビデオ撮影(アウトカメラ)の違いは、以下の3つ。
- ステレオ録音
- QuickTakeビデオ
- 拡張ダイナミックレンジ
「ステレオ録音」とは、その名の通り、ステレオスピーカーでの録音になります。
iPhone 8のビデオ撮影はモノラルスピーカーでの撮影なので、音に拡がりがないのですが、iPhone SE(第2世代)はステレオ録音なので、音に拡がりがあるのが特徴。
<新型SEと8の動画撮影の違い>
「Quick Takeビデオ」とは、シャッターを長押しすると、ビデオ撮影が始まる機能。
iPhone 8ではシャッターを長押しすると、連写が始まりますが、iPhone SE(第2世代)では動画の録画が始ま流ので、とっさに動画撮影をしたい時に便利。
最後に、「拡張ダイナミックレンジ」とは、明暗さを調整して、光の白とびを抑えたり、暗部の明るさを引き立てたりして、動画をより自然な仕上がりに機能です。
手ぶれ補正の違い
iPhone 8では、インカメラで動画撮影をした場合、手ぶれ補正がないのに対し、iPhone SE(第2世代)は手ぶれ補正があります。
したがって、インカメラで自撮りの動画撮影をする際は、iPhone SE(第2世代)の方が画面のブレが圧倒的に少ない!
例えば、動きながら撮った自撮り動画をインスタにアップしたり、インスタライブに配信する際に、手ぶれ補正がある方が断然見やすい映像になります。
通信速度・Wi-Fiの違い
通信速度については、iPhone SE(第2世代)がギガビット級LTEに対応しているので、iPhone 8よりも通信速度が速いのが特徴!
ただし、どちらも5Gには対応していません。
実際に、通信速度を計測した結果は以下。
何度も計測して、不整合がないことは確認済み。青字が速度の速い方を指します。
新iPhone SE | iPhone 8 | |
---|---|---|
ドコモ | 下り:138 上り:19 | 下り:38 上り:8 |
au | 下り:46 上り:17 | 下り:32 上り:8 |
ソフトバンク | 下り:33 上り:27 | 下り:22 上り:22 |
※土曜の品川区で19時台に計測、単位はMbps
計測画面は下の通り。
<ドコモの速度の違い>
<auの速度の違い>
<ソフトバンクの速度の違い>
ご覧の通り、全てのキャリアで上りも下りも、iPhone SE(第2世代)の通信速度が速いことが分かりました。
というか、ドコモの通信速度がズバ抜けすぎ(笑)
流石、電波のドコモ。
ちなみに、iPhone SE(第2世代)はWi-Fi 6にも対応しています。
なので、Wi-Fi 6に対応した無線LANルーターがある場合は、iPhone 8(Wi-Fi 5)よりも通信速度が速いのが特徴。
ただし、Wi-Fi 6に対応したルーターがなければ、8も新SEも違いはなし。
実際に、自宅のWi-Fiルーターの対応規格を確認したところ、残念ながらWi-Fi 6には非対応でした・・・
僕はわざわざ新しいルーターを買う気はないので、Wi-Fi 6の恩恵はなし(笑)
触覚タッチの違い
iPhone 8は3Dタッチ対応なのに対し、iPhone SE(第2世代)は触覚タッチ対応です。
ぶっちゃけ、ユーザー目線で言うと、ほとんど出来ることに違いはないので気にしなくてOK。
実際、現在Appleで販売されているiPhoneは、全て触覚タッチに対応しています。
ちなみに、触覚タッチとは、iPhoneの画面を長押しすると、プレビューやメニューをすぐに呼び出せる機能。
例えば、PayPayなどのQRコード決済を使う時、わざわざアプリを起動して、バーコードを出すのは面倒ですが、触覚タッチを使えばワンタッチでQRコードを表示できます。
また、LINEの既読を付けずに読むのも、触覚タッチを利用すればできます。
既読を付けたくない人には、この機能を使ってこっそり未読のままLINEの内容を読んじゃいましょう。
カラーバリエーションの違い
(引用元:Apple公式)
本体カラーの違いは、以下の通り。
新iPhone SE | iPhone 8 | |
---|---|---|
ブラック | ● | |
ホワイト | ● | |
レッド | ● | |
グレー | ● | |
シルバー | ● | |
ゴールド | ● |
ちなみに、本体デザインは第2世代SEと8で全く同じですが、前面のベゼルの部分については、第2世代SEは黒で統一されている相違点もあります。
予備電力付きエクスプレスカードの違い
iPhone 8もiPhone SE(第2世代)もApple Payが使えますが、Suica(交通系IC)を登録した際に、挙動が異なります。
iPhone 8は電源オフだとSuicaが使えなくなりますが、iPhone SE(第2世代)の場合は電源オフでも利用可能。
なので、「やっべ、iPhoneの電源がオフだからSuicaで改札に入れない(出れない)」といったトラブルに陥ることも無し。
iPhone 8からiPhone SE(第2世代)への機種変更はアリ?
で、結局、iPhone 8からiPhone SE(第2世代)への機種変更はアリか?
結論から言うと、以下のような人は機種変更する価値がアリ!
- コスパ重視
- 持ちやすさ重視
- 指紋認証(ホームボタン)重視
- スマホ依存症ではない人
iPhone SE(第2世代)は高性能版のiPhone 8ですが、処理性能が高いので、iPhone 8とはまた別のユーザビリティを味わえます。
そして、現在発売中のiPhoneはいずれも画面がデカく、価格が高く、重いのがネック。
なので、とにかくコスパや持ちやすさを重視する人は、iPhone SE(第2世代)で十分!
逆に、動画・ゲームを頻繁にする人は、これを機に大画面のiPhoneに機種変更するのもアリ。
2020年は間違いなく自粛の年なので、ぶっちゃけ、カメラや防水機能などが優れていても、あまり使う機会がないことが予想されます。
したがって、あまり性能にはこだわらず、コスパ最強のiPhone SE(第2世代)で十分だと思いませんか?
一方で、自粛の年だからこそ、動画・ゲーム・写真などのエンタメがより楽しめる時代なので、これを機にiPhone 11などのハイエンドのiPhoneに機種変更するのもアリ。
「iPhone 11も気になる・・・」という方は、以下の記事も後ほどぜひご参考ください!
iPhone SE(第2世代)・8の違いまとめ
以上、iPhone SE(第2世代)とiPhone 8の違いの解説でした。
最後に、両機種の違いをおさらいすると、
- CPU
- SIM
- カメラ
- 通信速度
- Wi-Fi規格
- 触覚タッチ
- カラーバリエーション
- 予備電力付きエクスプレスカード
一言で言うと、iPhone 8の処理性能を上げて、動画撮影のスペックを上げ、通信速度が速いのがiPhone SE(第2世代)です!
ちなみに、新型iPhone SEを数万円お得に購入するなら、公式オンラインショップがオススメです。
参考 ドコモオンラインショップ
参考 auオンラインショップ
これから機種変更する人は、損しないためにも、以下の記事も必読。
iPhone SE(第2世代)の購入レビューが気になる人は、以下のぜひ!
iPhone SE(第2世代)とiPhone 11の比較記事はこちら!
2020年のiPhone 12シリーズのレビューが知りたい方は、こちら!
iPhoneをどこで買うか悩んでいる人は、以下の記事もご参考に!