楽天モバイルは格安SIMからキャリアとしてのスタートを、2020年4月に切りました。
ドコモ、au、ソフトバンクの大手3キャリアに続く形で5G対応機種と料金プランを公開して話題になりました。
とにかく安い利用料金が魅力の楽天モバイルですが、実際に使ってみるとどのようなプランになるのでしょうか。
今回は、新規通信キャリアである楽天モバイルの料金体系と利用料金のシュミレーションをしてみました。
大手キャリアからの乗り換えを検討している人は必見です。
料金プランは1つだけ
楽天モバイルの料金プランは、他のキャリアと違い非常にわかりやすいです。
なにせ1つしか料金プランがありませんので迷いようがないです。
プラン名は「Rakute UN-LIMIT V」。
月額利用料3,278円(税込み)と破格でありながら、楽天モバイル回線のエリア内であればデータ使用量の上限がありません。
おまけに同じプランで5Gにも対応しており、追加料金は不要というから驚きです。
まだまだ対応エリアが狭いという欠点はありますが、料金プランとしては十分すぎる設定です。
ちなみに対応エリア外では、別の回線を使ってのデータ通信となり、上限は月々5GBとなります。
今後のエリア拡大に期待です。
大手キャリアとの利用料金比較
登場するやいなや、その料金の手頃さから話題を呼んだ楽天モバイルですが、実際に大手3キャリアと比較してみるとどうなのでしょうか。
今回は、楽天モバイルの「Rakuten UN-LIMIT V」と、各キャリアの5G対応プランの利用料金を比較してみました。
なお、楽天モバイルの回線対応エリア内での比較とします。
ドコモ「5Gギガホ」
ドコモの5G対応プランである「5G ギガホ」との比較です。
データ通信量無制限である点はどちらも同じですが、月額料金は「5G ギガホ」が8,415円とその差はなんと5,000円以上です。
おまけに、通話無料プランをつけると、月額の総合計は1万円を軽く越えてしまいます。
一方の楽天モバイルは、国内通話はすべての回線で無料なので支払う金額は3,278円のみです。
比べるまでもなく楽天モバイルの圧勝です。
au「データMAX 5G」
続いてauの「データMAX 5G」との比較です。
ドコモの「5G ギガホ」と同じくデータ通信量の上限はありませんが、やはりこちらも通話に関してはオプションプランに加入しなければなりません。
データ通信の9,515円と通話オプションの1,980円を足すと、月々の利用料は1万1,495円。
楽天モバイルには到底勝てません。
そもそも、楽天モバイルと年間の利用料金を比較してみると、なんと20万円もの差がついてしまっています。
年間20万円が節約できると思えば、こんなにうれしいことはないでしょう。
ソフトバンク「メリハリプラン」
最後に、ソフトバンクの「メリハリプラン」との比較です。
「メリハリプラン」は、今までのプランと違い、月に50GBのデータ通信の上限があります。
しかし、SNSや動画アプリはデータ通信なしで使うことができるメリットがあります。
こちらも魅力的なプランではありますが、月額料金で比較すると楽天モバイルの圧勝です。
「メリハリプラン」の9,515円に加えて通話オプションの1,980円が乗ってきます。
結局、auと同じく1万円を越えてしまうため、同じようなプランであっても月額料金では楽天モバイルの1人勝ちなのです。
1年間利用料金が無料になるかも?
≪画像元:楽天モバイル≫
ただでさえ安い楽天モバイルですが、割引やキャンペーンなどはありません。
それらがなくても十分リーズナブルなのですが、今だけキャンペーンを実施しているのです。
内容は1年間の利用料金が無料になるという、他社には絶対真似できないものです。
条件は、新規契約かMNPによる乗り換え、もしくは格安SIM契約をしていた旧プランを、キャリアとなった楽天モバイルのプランに移行するかのどれかです。
人数は300万人、予告なく終了することもあります。
今しか受けられない恩恵を受けるなら急ぎましょう。
まとめ
楽天モバイルは第4のキャリアとなるか、その可能性はまだ未知数です。
大手のサブキャリアより先に5G通信を導入し、メインキャリアより価格が安いという特徴から、今後の業界破壊にも期待大です。
これから起こるであろうキャリア同士の新プラン合戦に、楽天モバイルが与える影響は測りしれません。