スマホできれいな風景を撮影して、SNSに投稿したり、友達と楽しんだりする人が徐々に増えてきました。
カメラの感度も解像度も高くなり、今ではデジタル顔負けの写真が撮れるスマホもあります。
しかし、月だけはどうしてもきれいに撮影できない人もいるのではないでしょうか。
その疑問に対する答えと、おすすめのカメラアプリを紹介します。
スマホのカメラで月が撮れないのは光のせい
スマホのカメラで月を撮ってみると、なぜかぼんやり白い塊のように映ってしまいます。
これはカメラそのものの特性の問題です。
普段何気なく使っているので気が付かない人もいるでしょうが、カメラは暗いものと明るいものを同時に撮影するのが苦手。
これはスマホのカメラだけではなく、世の中のカメラ全体の問題です。
つまり、月がきれいに撮れない原因は、光のせいであり、またカメラそのものの性質でもあるのです。
月を撮影するときには光の量を調整しよう
暗闇に光る月を撮影するときには、カメラが苦手なシチュエーションがそろっています。
これではきれいに月を撮ることができなさそうですが、幸い方法はあります。
それは、露出、つまりカメラに取り込まれる光の量を調節すればいいのです。
アプリや道具未使用でも一応設定はできます。
レンズの絞りであるF値を大きくしたり、シャッターのスピードを遅くしたり、ISO感度(取り込む光の強さを認識する機能)を下げたりすると、きれいに撮影できます。
とはいえ、どの程度がいいのかは、実際スマホによって違うため、一概にこの基準で設定してください、とは言えません。
そこで活躍するのが、カメラアプリなのです。
月をきれいに撮れるカメラアプリ3選
では、月をきれいに撮影できるカメラアプリを3つ紹介しましょう。
設定は必要ですが、どれも標準搭載のカメラよりも手軽にできるので、1度試してみてください。
MuseCam
≪画像元:App Store≫
ひとつ目は、MuseCamです。
一部機能は有料ですが、撮影するだけなら無料なので安心して使えます。
使えるのはiPhoneのみで、Android版は出ていません。
使い方はISO感度を最低に設定し、シャッタースピードと焦点を調整すれば完了です。
撮影した写真は一眼レフのような映りをしており、月面の模様まではっきりみえるほどです。
普通のカメラとしても機能は高いので、あらゆるシーンできれいな写真を撮りたい人におすすめです。
Lightroom CC
≪画像元:App Store≫
Lightroom CCはiPhone、Androidともに対応しているカメラアプリです。
提供元はPhotoshopなどの画像編集ソフトでおなじみのAdobe社なので、安心して使うことができます。
最初の設定は基本的にMuseCamと同じですが、その前段階として、ファイル形式をJPGに変更し、モードをプロフェッショナルモードに設定する必要があります。
2回目以降の設定は必要ありません。
また、Lightroom CCを使う場合はGoogleアカウントかAdobeアカウントが必要なので、こちらも登録をしておきましょう。
夜撮カメラ 夜景・夜空に最高のカメラアプリ
≪画像元:Google Play≫
最後は、夜撮カメラ 夜景・夜空に最高のカメラアプリです。
iPhoneとAndroid両方でリリースされており、夜景全般に強いという特徴を持っています。
非常に高機能で、使いこなすのは大変ですが、慣れればプロ顔負けの写真を撮ることもできます。
月と並んで撮影が難しい花火にも対応しており、まさに夜専用のカメラと言えるでしょう。
手ブレ補正もあるため、初心者でもきれいな写真を撮影できます。
撮影してみよう
月の写真をきれいに撮れるスマホのカメラアプリを紹介しました。
月がきれいに写せると、それだけでテンションが上がりますし、自慢したくなります。
ぜひこれらのカメラアプリを使って、きれいな月の写真を撮影してみましょう。