お得なプランやそれまでの通信業界の常識を覆し続ける楽天モバイルは、登場から1年半以上経過した今も人気が高い携帯キャリアです。
いろいろと人気な理由はありますが、特に上手に使えばずっと0円で運用できる点に注目が集まっています。
では、その方法はどうなっているのでしょうか。
今回は、楽天モバイルを0円で運用する方法について紹介します。
キャンペーンを利用する
オーソドックスなパターンが、キャンペーンを利用することです。
楽天モバイルでは2021年4月8日から、新規契約者・乗り換えを対象に3か月間の無料キャンペーンを実施しています。
このキャンペーンはいつまで続くか予告されておらず、急に終了する可能性もあります。
この期間中に0円になるのはデータ通信料のみ。
通常電話を使用すると、通話した分の通話料が発生するので注意しましょう。
付与されるポイントで実質0円にする
キャンペーンに近しいものですが、付与されるポイントで実質0円にしてしまうこともできます。
例えば、以下のような場合にポイントが付与されます。
楽天モバイル申し込み:5,000ポイント
製品購入でポイント還元:2万ポイント
この方法を使えば、一部の端末は実質無料で購入することができます。
また、完全無料でなかったとしても、ほかのキャリアよりも相当安く端末を購入できることに間違いはありません。
もし乗り換えと一緒に端末も購入する予定なら、ぜひ検討材料に含めましょう。
ちなみに、執筆時点でこの方法が使える端末は以下の3機種です。
・ Rakuten Hand
・ AQUOS sense4 lite
・ OPPO A73
いずれも5Gには非対応な点にだけ注意が必要です。
通常の通話やSMSは使わない
キャンペーンの説明の中でも触れましたが、通常通話およびSMSを利用すると、通話料として一定の利用料金を支払わなければならなくなります。
通話料金に関してはキャンペーンの対象外で、かけ放題を追加してもその分の利用料金は必要になります。
完全0円で楽天モバイルを運用するのであれば、通常通話やSMSは使わないことが鉄則。
通話に関しては「Rakuten Linkアプリ」を利用することで回避できますが、SMSの場合はそうはいきません。
完全0円で運用するためには、特にSMSに注意が必要でしょう。
データ通信上限を990MBに制限する
もうひとつのネックが、データ通信量です。
楽天モバイルの料金プラン「Rakuten UN-LIMIT VI」では1GBを超えると月額利用料が発生します。
それを防ぐためにデータ通信料をいちいち確認していては大変です。
そこで、端末側でデータ通信料を「990MB」に制限してしまうのです。
iPhoneもAndroidも端末の「設定」から制限を設けることが可能です。
指定したデータ通信量に到達すると、その時点で通信がオフになります。
普段の使用はWi-Fiに限定する必要がありますが、0円で運用するためには大切なことです。
キャンペーン適用期間中はあまり気にする必要はありませんが、最初から設定しておけば後から戸惑うこともないでしょう。
工夫次第で0円運用
楽天モバイルを本気で0円で運用するハードルは、ほかのキャリアに比べてもそれほど高くありません。
細かな設定や工夫は必須ですが、ほかのキャリアでは0円運用ができないことを考えると十分に魅力のあるシステムと言えるでしょう。
とはいえ、設定だけではどうにもできない工夫が必要なことも事実。
無料にこだわりすぎるあまり、無茶苦茶な運用にならないようにだけはしましょう。