スマホがウイルスに感染すると、目に見えてわかる不調が出てきます。
個人情報の塊となったスマホがウイルス感染することで、さまざまなトラブルに見舞われる可能性も否定できません。
感染に気が付いたら適切な対処をするようにしましょう。
今回は、スマホがウイルス感染した時に現れる4つの症状と、3つの対処法を解説します。
大切なスマホと情報を守るために、ぜひ覚えてきましょう。
スマホがウイルス感染した時の4つの症状
スマホがウイルスに感染すると、以下のような症状が出ます。
症状1:バッテリーが持たない
症状2:アプリの誤作動が起きる
症状3:消した覚えがないデータが消えている
症状4:入れた覚えのないアプリがある
上記の症状は、単体で発症することもあれば同時に出てくることもあります。
注意深くチェックしてみましょう。
症状1. バッテリーが持たない
ウイルス感染したスマホの代表的な症状です。
以前と比較するしかありませんが、経年劣化とは違う、急激な電池の減り方をすれば怪しいと思って間違いありません。
原因は、スマホから大量のメールや情報が、遠隔操作によって発信されていることがほとんど。
ある日突然バッテリーの持ちが悪くなったら、ウイルス感染を疑いましょう。
症状2. アプリの誤作動が起きる
カメラやアプリが触ってもいないのに起動する場合も、ウイルス感染を疑いましょう。
カメラが起動している場合は盗撮の疑いが、アプリが起動している場合は個人情報が抜き取られている可能性があります。
もしこれらの症状を発見したら、メールの送信ボックスの確認もしておきましょう。
外部にデータが送信されている可能性があります。
症状3. 消した覚えがないデータが消えている
破壊を目的としたウイルスもあります。
感染するとスマホ内のデータを勝手に削除してしまいます。
中にはシステムに関係する重要なデータを破壊してしまうことも。
これらは一度破壊されると復旧が難しい場合がほとんどです。
症状4. 入れた覚えのないアプリがある
破壊とは逆に、データを抜き取るためにアプリを強制インストールさせるウイルスもあります。
ステルス重視のウイルスの中では珍しく、感染すると身に覚えのないアプリが入っているはずです。
見つけた場合はいったん触らず、次章で説明する対処を講じましょう。
スマホがウイルス感染した際の対処法
スマホがウイルスに感染した場合の対処法は次の3つです。
対処法1:ネットを切断する
対処法2:セキュリティソフトを入れる
対処法3:スマホを初期化する
対処法1:ネットを切断する
ウイルス感染を疑う場合、第一にやるべきことです。
ウイルスはどこかと通信していることもあり、ネットに接続したままでは何をされるかわかりません。
ウイルス感染かなと思ったら、即座にネットワークから切断しましょう。
データ通信もWi-Fiも完全に遮断してしまう事が重要です。
対処法2:セキュリティソフトを入れる
スマホはパソコンに比べてセキュリティソフトを入れる考えが薄いため、インストールしていない人もいるでしょう。
防御策にもなりますし、万が一感染してしまっていても駆除できる可能性があります。
セキュリティソフトインストール後にネットワークから切断し、スキャンを実行しましょう。
対処法3:スマホを初期化する
上記2つの対処法では症状が改善されない場合、スマホを初期化しスマホのデータごと抹消してしまう以外の方法がなくなります。
ウイルス感染後にバックアップを取るのは絶対にいけません。
万が一に備えて、スマホのデータをこまめにバックアップすることをおすすめします。
OSを最新の状態に
スマホがウイルス感染すると、想像以上の被害を受けてしまうこともあります。
「怪しいサイトにはアクセスしない」「メールは開かない」と過信せず、ウイルス感染した場合の対処法をよく理解しておきましょう。
感染を防ぐためにも、セキュリティソフトを入れたりOSを最新の状態にするなどをしておくことをおすすめします。