どうも、元ソフトバンク社員のすまっちです。
2020年のiPhone 12シリーズが発売しましたが、最近のiPhoneは昔ほど劇的な進化はありません。
なので、人によっては値下げした前モデルのiPhone 11シリーズを狙う人はいます。
しかし、どっちを買うべきか悩ましいですよね?
ということで、今回は、実際にiPhone 11とiPhone 12を購入している僕が、両機種を使い比べて、どっちを買うべきかを解説します!
- 価格の違い
- スペック・使い勝手の違い
- 数万円お得に買う方法
iPhone 11と12を比較した結果
まずは結論から。
iPhone 11とiPhone 12の優劣をまとめると、以下の通り。
※「●」が優れている方を指します。
iPhone 11 | iPhone 12 | |
---|---|---|
価格 | ● | |
デザイン | ● | |
カラー バリエーション | ● | |
防水性能 | ● | |
持ちやすさ | ● | |
処理性能 | ● | |
画面のサイズ | 引き分け | |
画面の画質 | ● | |
バッテリー | ● | |
背面カメラ | ● | |
前面カメラ | ● | |
オーディオ | 引き分け | |
通信速度 | ● |
iPhone 11とiPhone 12の違いをまとめると、こんな感じ!
- 価格
- デザイン
- 本体カラー
- 持ちやすさ
- 防水性能
- 処理性能
- 画面の画質
- バッテリー
- カメラ
- 通信速度
当たり前ですが、違いだらけ(笑)
iPhone 11が勝っているのは、価格とカラーバリエーションのみ。
もちろん、比較項目によっては大した差はありませんが、やはり最新モデルのiPhone 12がほぼ全ての項目でiPhone 11を勝る結果に。
この後に詳細を比較していくので、自分が重視するものを明確にした上で、選んでいただければと思います!
個人的な見解で選び方を決めるなら、コスパ重視ならiPhone 11、それ以外はiPhone 12という感じ!
価格の違い
気になる値段差。
果たして、旧型モデルのiPhone 11の方が断然安いのか?
その疑問に迫ります!
ドコモの価格
「スマホおかえしプログラム」適用時の価格は以下の通り。
iPhone 11 | iPhone 12 | |
---|---|---|
64GB | 50,746円 | 67,584円 |
128GB | 56,026円 | 72,864円 |
256GB | 63,946円 | 82,368円 |
※24ヶ月目に特典を利用した場合
iPhone 11の方が16,000円安い結果に!
ただし、値下げは急遽行われるので、ドコモの最新の情報が知りたい方は、以下の公式サイトよりご確認ください。
公式 ドコモオンラインショップ
auの価格
「かえトクプログラム」適用時の価格は以下。
iPhone 11 | iPhone 12 | |
---|---|---|
64GB | 50,485円 | 55,430円 |
128GB | 53,245円 | 57,500円 |
256GB | 59,340円 | 65,435円 |
※25ヶ月目に特典を利用した場合
auの場合、iPhone 11の方が5,000円程度安い結果に!
ただし、iPhone 11の在庫がなくなってきているので、在庫があるかを公式サイトでご確認ください。
ちなみに、公式オンラインショップであれば頭金(最大11,000円)が無料、機種によっては22,000円割引があるので、iPhoneを購入するならオンラインショップを活用しましょう!
公式 auオンラインショップ
ソフトバンクの価格
「トクするサポート」適用時の価格は以下。
iPhone 11 | iPhone 12 | |
---|---|---|
64GB | 41,400円 | 55,400円 |
128GB | 43,920円 | 58,320円 |
256GB | 50,040円 | 65,520円 |
※25ヶ月目に特典を利用した場合
ソフトバンクの場合、iPhone 11の方が15,000円安い結果に!
iPhone 11の最新の値段や在庫状況については、以下の公式サイトで確認してみてください。
ちなみに、オンラインショップで購入し、自宅受け取りにすれば、事務手数料3,000円が無料になるので、機種を買うならオンラインがおすすめ!
デザインの比較
デザインは好みですが、iPhone 12の方が断然カッコイイ!
主な違いは、
- サイズ
- ベゼルの太さ
- フレームの形状
百聞は一見に如かずなので、見てみましょう。
ご覧の通り、前面は結構違っていて、iPhone 11の方がベゼル(額縁)が太め。
さらに、iPhone 11はフレーム(側面)がカーブ状なのに対し、iPhone 12は昔のiPhone 5のように角ばったデザイン。
スタイリッシュでカッコイイのは断然iPhone 12。
しかも、iPhone 11は横にボテっとデカイのが、少しダサい。
続いて、背面の比較。
背面はさほど違いはありませんが、やはりフレームがカーブ or 角張った形状かの違いが出ています。
本体カラーの比較
(引用元:Apple公式)
本体カラーは、引き分け!
本体カラーを比較すると、以下の通り。
iPhone 11 | iPhone 12 | |
---|---|---|
パープル | ● | |
イエロー | ● | |
グリーン | ● | ● |
ブラック | ● | ● |
ホワイト | ● | ● |
レッド | ● | ● |
ブルー | ● |
ご覧の通り、iPhone 11の方が1色だけ本体カラーが多いです。
ただし、iPhone 11は既に在庫薄の状態なので、逆に本体カラーの選択肢が狭まってきています。
したがって、引き分けとしておきます。
持ちやすさの比較
持ちやすいのは、iPhone 12!
どちらのiPhoneもデカイので片手操作は中々大変ですが、iPhone 11は横に少しデカイので、ぶっちゃけ持ちにくい。
実際に、両機種を重ねてみると、iPhone 11の方がサイズが大きいのが分かります。
さらに、重さの違いは以下の通り。
iPhone 11 | iPhone 12 |
---|---|
194g | 162g |
なんと、iPhone 11の方が30gも重いという・・・
30gの差はかなりデカイので、iPhone 11はデカくて重いという二重苦。
実際に、女の子に持ってもらうと、こんな感じ。
男性の僕が握ると、こんな感じ。
処理性能の比較
処理性能は、iPhone 12の勝ち!
処理性能が高いと、スマホがサクサク動き、ストレスフリーにスマホを操作できるのが特徴。
例えば、処理性能が低いと、ゲームをしている時に、動きにラグが生じてカクついてイライラします。
が、iPhone 11も12も高性能なので、どちらもサクサクは動きます。
参考までに、スペックの違いは、以下。
iPhone 11 | iPhone 12 | |
---|---|---|
CPU | A13 Bionic | A14 Bionic |
RAM | 4GB |
実際に、「Antutuベンチマーク」で処理性能を計測した結果は、以下。
どちらも数値が高いので、ここまでくると、よほど特殊な操作をしない限りは、誤差!
ディスプレイサイズの比較
ディスプレイのサイズは、全く同じ!
サイズはどちらも6.1インチ。
実際に並べてみると、こんな感じ。
ディスプレイの画質の比較
ディスプレイの画質は、iPhone 12の方が綺麗!
ディスプレイ画質の違いを端的に、まとめると以下。
- 11は液晶、12は有機EL
- 11はフルHD、12は4K対応
- 撮影した動画でHDR再生が可能
まず、ディスプレイのスペックを比較。
青字が優れている方を指します。
iPhone 11 | iPhone 12 | |
---|---|---|
画面の種類 | Liquid Retina HD [液晶] | Super Retina XDR [有機EL] |
解像度 | 1,792 x 828 [326ppi] | 2,532 x 1,170 [460ppi] |
コントラスト比 | 1,400:1 | 2,000,000:1 |
輝度 | 625ニト | 625ニト [HDR時1200] |
HDR ディスプレイ | – | 対応 |
ディスプレイのスペックについては、iPhone 12の方が1段階上。
一番の差はやはり解像度で、iPhone 11が従来通りフルHD対応に対し、iPhone 12はなんと4K対応!
もちろん、動画が4Kに対応している必要はありますが、今後は4K動画が増えていくので、この差はデカい。
試しに、Youtuberの瀬戸弘司さんの動画で比較してみましたが、iPhone 12の画質の綺麗さに息と唾を飲みます(唾を飲む意味とは)。
4K再生半端ない!
さらに、パネルについては、11が液晶に対し、12が有機ELを採用。
ただし、iPhoneのような小さい画面で見る場合、液晶も有機ELも画質にそこまで差はないような気もします(有機ELの方が色鮮やかな気もするw)
明暗差については、動画で見比べてみると、その差は割と歴然。
明らかにiPhone 12の方が明るいので、断然見やすい。
あと、iPhone 11は液晶ディスプレイで、iPhone 8などと同様に「尿液晶」になっています。
下の画像の通り、iPhone 11は明らかに画面が黄ばんでいるんですよね・・・
まとめると、4K動画を再生するならiPhone 12推しですが、フルHD画質や普通にSNS(インスタなど)を使う分には、iPhone 11でも十分に綺麗。
バッテリー持ちの比較
バッテリーは、iPhone 12の方が長持ち!
バッテリーのスペックを比較すると、以下。
iPhone 11 | iPhone 12 | |
---|---|---|
容量 | 3110mAh | 2815mAh |
ビデオ再生 | 17時間 | |
ストリーミング 再生 | 10時間 | 11時間 |
オーディオ再生 | 65時間 | |
ワイヤレス充電 | 対応 | |
高速充電 | 対応 | |
アダプタの付属 | 対応 | – |
コネクタ | Lightning |
バッテリーのスペックの差は、ほぼ誤差。
iPhone 12の方が搭載容量は小さいですが、有機ELパネルなので省エネのため、ストリーミング再生時間が微妙に12の方が上回っています。
実際に、条件(画質・容量)を同じにして、YouTube再生で電池の消耗具合を比較してみた結果は以下。
iPhone 11 | iPhone 12 | |
---|---|---|
1時間後 残量 | 87% | 96% |
ご覧の通り、iPhone 11の方がバッテリーの消耗が断然早いのが一目瞭然。
実際、こちらの動画でもiPhone 11よりもiPhone 12の方がバッテリーが長持ちすることが実証されています。
念のためですが、どちらもバッテリー最大容量は同じ100%(=条件は同じ)で検証しました。
バッテリーの付属品についても違いがあります。
iPhone 11 | iPhone 12 | |
---|---|---|
電源アダプタ | あり (5W) | なし |
電源ケーブル | あり (USB) | あり (USB-C) |
驚くことに、iPhone 12は電源アダプタの付属がなし。
Appleがエコに配慮したようですが、おそらくコスト削減が目的(Appleのケチと叫ばずにはいられない)。
ちなみに、iPhone 12の電源ケーブルはUSB-Cなので、アダプタは従来付属されている5W(USBケーブル対応)では使えません。
(左:iPhone 11同梱ケーブル、右:iPhone 12同梱ケーブル)
iPhone 12は20Wのアダプタ(別売2,000円)が必要になりますが、20Wのアダプタで充電すると、高速充電になるので、充電が満タンになるのがめっちゃ早い!
オーディオの比較
オーディオは引き分け!
オーディオの性能については、どちらも空間オーディオ・Dolby Atmosに対応しており、サウンドに臨場感と奥行きを感じさせてくれます。
最大音量もほぼ同じ。
実際に、乃木坂46の『帰り道は遠回りしたくなる』をスピーカー再生で聴き比べましたが、音質の差はあまり感じず、どちらも綺麗なメロディを奏でてくれました。
強いて言うなら、iPhone 12の方が高音域の表現が若干優れているような・・・
ちなみに、iPhone 12はイヤホンの付属がありません。
Appleのケチ!
背面カメラの比較
背面カメラは、iPhone 12の方が優秀!
背面カメラの主な違いは以下の通り。
- 広角カメラのF値
- 11はスマートHDR 3非対応
- 11は超広角カメラでナイトモード不可
- 12はDolby vision対応HDRビデオ撮影が可
念のため、背面カメラの主なスペックの違いも見ておきます。
iPhone 11 | iPhone 12 | |
---|---|---|
レンズ数 | 2つ [超広角/広角] | |
画素数 | 1,200万 | |
F値 | 超広角:2.4 広角:1.8 | 超広角:2.4 広角:1.6 |
ズームイン | デジタル5倍 | |
ズームアウト | デジタル2倍 | |
手ぶれ補正 | 光学式 | |
HDR | スマートHDR | スマートHDR 3 |
ナイトモード | 対応 | 対応 ※超広角撮影時も可能 |
Dolby Vision 対応HDR ビデオ撮影 | – | 対応 |
※青字は優れていることを指す
微妙な性能差のように感じますが、iPhone 12には進化した「A14 Bionic」と「Neural Engine」があります。
当然、カメラを使う上でもCPUの基本性能は重要。
実際に、撮った写真をいくつか比較していきましょう。
まずは食べ物(スイーツ)。
次に、精細さに差が出る木(葉っぱ)。
続いて、ナイトモードで撮った写真。
ナイトモード前だとこんなに暗いのですが、ナイトモードで撮ると、驚くほど明るく撮れます。
ナイトモードで撮影した写真に差はほとんどありませんが、iPhone 11は超広角カメラの場合はナイトモード利用不可。
なので、暗い場所で超広角撮影を比べると、下のようにハッキリと差が出ます。
続いて、背景をボカすポートレート撮影。
続いて、人物のポートレート撮影。
いつも通り、可愛い子ちゃんに協力を仰ぎました(笑)
写真だと少し分かりにくいですが、実際の画像を見比べてみると、iPhone 12の方が肌質や肌感が綺麗に補正されて撮れているのが分かります。
これがスマートHDR 3の実力で、ディテールまでより正確に微調整してくれるんです。
参考までに、もう一枚ポートレート撮影の比較。
iPhone 11は腕にボケが重なっているので、やはりポートレートの精度が高くないことが分かります。
実際に、背面カメラを使い比べてみた感想をまとめると、
- 12の方が明るく撮れる
- 12の方がポートレートが綺麗
- 12は超広角撮影でナイトモード可
- 12のスマートHDR 3が良い仕事をする
前面カメラの比較
iPhone 12の方が、自撮りが綺麗に撮れる!
フロントカメラのスペックを比較すると、以下。
iPhone 11 | iPhone 12 | |
---|---|---|
画素数 | 1,200万 | |
F値 | 2.2 | |
HDR | スマートHDR | スマートHDR 3 |
Dolby Vision 対応HDR ビデオ撮影 | – | 対応 |
ナイトモード | – | 対応 |
Deep Fusion | – | 対応 |
実際に何が違うかをまとめると、こんな感じ。
- 12の方が肌が綺麗に撮れる
- 12はナイトモードに対応
- 12は暗い場所でも細部が綺麗に
- 12はHDR対応ビデオ撮影が可能
では実際に撮った自撮りを比べてみましょう。
ご覧の通り、iPhone 12の方が肌の色が肌色に補正されて、自然な仕上がりになっています。
この写真に限らず、他の自撮り写真を見比べても、iPhone 11の自撮りは肌の色が見たままを忠実に再現するため、今回の例だと肌が若干白っぽく撮れていました。
実際にモデルの女の子も「iPhone 12は肌が綺麗に撮れる!」と感嘆の声をあげていました(笑)
下の画像の質感、凄くないですか?
下の画像はアウトカメラで撮影したものですが、やはりiPhone 11は肌の色があまり補正されていないことが分かります(=白っぽい)。
iPhone 12のスマートHDR 3半端ないって!
生体認証の比較
生体認証は、どちらも顔認証にのみ対応!
マスク着用が必須の昨今なので、iPhone 12は指紋認証に対応して欲しかったのが本音・・・
ちなみに、使い比べましたが、顔認証の性能については差を感じませんでした。
iPhone 11と12どっちを買うべきか?
これは自信を持って言いますが、iPhone 12を買うべき。
理由は、iPhone 11が思ったほど値下げされていないので。
しかも、iPhone 11は在庫薄な状態にもなってきているので、人気の無いカラーしか残っていない可能性も・・・
今後は5G通信が普及していくので、5G通信に対応しているiPhone 12を今買っておくことを推奨します。
iPhone 11と12の比較まとめ
以上、iPhone 11とiPhone 12の比較でした。
iPhone 11が勝っているのは価格とカラーバリエーションという結果に。
費用対効果を考えると、個人的にはiPhone 12を断然推します!
最後に、機種変更をするなら、1万円以上お得になる可能性のあるオンラインショップがオススメ!
公式 ドコモオンラインショップ
公式 auオンラインショップ
数万円お得に機種変更したい人は、以下の記事も読まないと損するかも!
iPhone 12シリーズの他のレビュー記事を読みたい方は、以下もオススメ!
iPhone 11のレビューが知りたい方は、以下もどうぞ。