「海外ローミングサービス」は海外でも日本と同じように通話やデータ通信ができます。
楽天モバイルもサービスを提供していますが、どのキャリアも追加料金が発生するため決して使い勝手がいいとは言えないシステムです。
では、楽天モバイルの海外ローミングサービスはどのようなものなのでしょうか。
詳しく見ていきましょう。
楽天モバイルの海外ローミングサービスの概要
楽天モバイルの海外ローミングサービスは、世界66の国と地域で使えるようになっています。
中東や中南米、アフリカ大陸を除く主要な国と地域にはほぼ対応しており、3Gだけではなく4G LTEに対応している地域も多いのが特徴です。
今後、このエリアが拡大される可能性もあります。
しかし、日本と関わりの強い主要なヨーロッパやアメリカ大陸、ハワイなどはカバーできているため、それほど不便さを感じることはないでしょう。
毎月2GBまでは無料で使えるのもありがたいポイントです。
楽天モバイルの海外ローミングサービスの設定方法
楽天モバイルの海外ローミングサービスを使うには、事前に設定をする必要があります。
もちろん楽天モバイルのプランである
・ 「Rakuten Un-limit Ⅵ」に加入していること
・ 「my 楽天モバイル」アプリをインストールしておくこと
が条件です。
≪画像元:Google Play≫
また、設定も渡航前にしておきましょう。
現地についてからでは、設定できないので注意が必要です。
では手順を説明します。
1. 「my 楽天モバイル」を起動し、IDを入力してログイン
2. 画面下の「契約プラン」をタップし、「海外ローミング(データ通信)」をタップ
3. 「変更する」をタップすれば設定完了
あとは現地到着後に、端末の「設定」でデータローミングをオンにすれば利用できるようになります。
iPhoneでも同じ手順でできるので、同じように設定しましょう。
楽天モバイルの海外ローミングサービスの注意点
広い範囲で対応しており、かつ2GBまで無料の楽天モバイルの海外ローミングサービスですが、いくつか注意点もあります。
まず、国際通話は「Rakuten Link」同士を使わないと有料になってしまうことです。
金額は通話する国と地域によって異なりますが、相手が楽天モバイルの機種で「Rakuten Link」を使っているのなら、そちらに通話をしましょう。
ふたつ目は、対象の国や地域全域で海外ローミングサービスが使えるわけではないという点です。
日本国内でも同じことが言えますが、場所によっては通信環境が整っていない場所があります。
対象地域だからと言って、どこでも使えるわけではないことを覚えておきましょう。
最後は、2GBを超えると1GBで500円の追加料金が発生するという点です。
上限は2GBと比較的少ないため、すぐに上限に達してしまう人もいるでしょう。
2GBを超えると自動で1GBが追加され、支払い料金に500円が追加されるので注意が必要です。
とはいえ、他のキャリアの同じサービスよりも安いことは間違いありません。
海外に行く機会が多い人は、楽天モバイルへの加入を考えてみてはいかがでしょうか。
必要な時に設定できる
楽天モバイルの海外ローミングサービスの特徴や設定方法、注意点について説明してきました。
他のキャリアと違って月額でいくら払うといった負担がなく、必要な時に設定できる心強い味方でもあります。
もちろん、使い方次第ですが、海外にいても基本使用料をタダにすることができるのも楽天モバイルの海外ローミングサービスならではと言えるでしょう。