楽天モバイルは、新たなオプションとして「10分以内通話・SMS送信使い放題」を開始しました。
とにかく安いことで有名な楽天モバイルが新たに打ち出した施策ですが、多くのユーザーにとって必要かと言われると、そうでもない機能でもあります。
では、どんな人に必要なオプションなのか、注意点と併せて解説します。
10分以内通話・SMS送信使い放題」とは?
名前のとおり、10分以内の通話が無料になるオプションです。
専用アプリである「Rakuten Link」を使うことなく適用されるもので、SMS(ショートメッセージ)の送信も無制限になります。
サービス開始は2021年8月27日と新しく、手続きも「My 楽天モバイル」からのみ可能です。
月額料金は1,100円(税込)で、10分を超えてしまった場合は30秒あたり22円が発生します。
今まで通話に関してはあまり力を入れていないように見えた楽天モバイルが、新たなユーザー創出に向けて動き出した形です。
入っておいて損はないプラン
有料オプションなので賛否が分かれるところですが、総合的に見て損はないプランと言えます。
ただ、一方で楽天モバイルユーザー全員に必要かと言われればそれも違います。
では、どんな人におすすめなのか、順を追って解説します。
≪画像元:楽天モバイル≫
電話が多い場合は入っておくといいかも
仕事の都合などで電話をする機会が多い人は、このオプションに入っておくといいでしょう。
ほかのキャリアでは5分という短い時間での通話になってしまい、どうしても時間内に通話が終わらないこともあります。
その点、10分もあれば多少かもしれませんがゆとりを持った通話ができるようになるでしょう。
ただし、例外になる番号があります。
以下はその一例ですので十分注意してください。
• 特定番号(188など)
• 他社接続サービス(0180、0570など)
他社携帯電話への通話にも便利
専用アプリの「Rakuten Link」を使っても、楽天モバイル同士でないと無料通話にはなりません。
他社の携帯電話と通話する機会が多い人、家族が楽天モバイル以外の回線で契約している場合は、このオプションを付けておくといいでしょう。
多少痛い出費になると思われがちですが、そもそも通信費用の安い楽天モバイルなので、そこまで負担になることはないでしょう。
ただし、普段の電話の状況を見て決めなければ損をしてしまう可能性もあります。
データ通信よりも音声通話が多い人には最適なプランと言えるでしょう。
楽天モバイル同士では不要
便利なオプションではありますが、もし相手が楽天モバイルだとわかっている場合や、電話をあまりしない場合はこのオプションは必須ではありません。
楽天モバイル同士であれば「Rakuten Link」を使えば問題ありませんし、そもそも電話を掛けないのであればまず必要ないでしょう。
また、LINEなどのSNSでも音声通話ができるものもあるので、別途契約する必要がない人もいます。
電話の相手にガラケーユーザーが多かったり、SNSで電話できない相手が多い場合は契約しておくことをおすすめします。
使い勝手が悪いオプションではありませんが、契約するには人を選ぶことを覚えておきましょう。
ひと月当たりの通話時間を算出してみよう
楽天モバイルの新オプションである「10分以内通話無料・SMS送信使い放題」を解説しました。
楽天モバイルユーザーに必須とは言えないものの、ビジネスシーンで使っている人にはあって損はないオプションと言えるでしょう。
悩んでいる人は一度ひと月当たりの通話時間を算出してみることをおすすめします。