みなさんは「リバースチャージ機能」を知っていますか。
おそらくほとんどの人は知らない機能でしょう。
別名「逆充電」とも呼ばれるこの機能は、特定の機種にしかついていない非常にレア度の高い機能です。
しかし、使いこなすと非常に便利な機能でもあります。
今回はそんなリバースチャージ機能について、機能がついている代表的な端末と、機能のメリット・デメリットについてご紹介します。
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リバースチャージ機能とは
リバースチャージ機能とは、スマートフォンから別の端末にバッテリーを供給できる機能のことです。
ぱっと聞くとモバイルバッテリーのイメージにも聞こえます。
コードなどは必要なく、リバースチャージ機能搭載のスマートフォンから置き型充電ができるスマートフォンやワイヤレスイヤホンで使うことができます。
使い方は、供給側と受け手側のデバイスを背中同士で合わせるだけです。
Bluetooth接続も必要ないため、わざわざ端末登録をする必要ありません。
コードレス充電ができる端末であればいかなるデバイスでも充電できます。
非常に便利な機能と言えます。
電源側になれる端末は少ない
とは言えリバースチャージ機能は認知度が低いです。
現状この機能がついているのは、日本国内で有名な端末ではGalaxyシリーズのみとなります。
海外製スマートフォンではHUAWEIやASUSのZenFoneの一部です。
Galaxyシリーズの中でも比較的新しい機種にしか搭載されておらず、対応しているのは以下の端末です。
Galaxy Note20 Ultra
Galaxy Note20
Galaxy S20 Ultra
Galaxy S20+
Galaxy S20
Galaxy Note10+
Galaxy Note10
Galaxy S10+
Galaxy S10
この記事では、現在日本国内でユーザーが多いGalaxyシリーズでのお話をしていきます。
ですが、基本的には同じような機能なので参考にしてください。
リバースチャージ機能のメリット・デメリット
リバースチャージ機能は、非常に便利そうな機能に間違いはありません。
充電が切れそうな時に友人のスマートフォンからバッテリーをわけてもらえたり、ワイヤレスイヤホンの充電を気にせずに使えたりとできる幅はもちろん広がります。
しかし、どんな機能にもデメリットはつきものです。
リバースチャージ機能に興味を持った人や、Galaxyシリーズを使っていてまだリバースチャージ機能を使ったことがない人もぜひ覚えておきましょう。
スマホが充電器になるので荷物が減るメリットがある
リバースチャージ機能はスマートフォンが充電器に早変わりします。
それゆえにデバイスごとの充電器を持ち歩く必要もありませんし、コードが別でついているものも必要ありません。
スマートフォンの充電器さえあれば、そこから電力を供給できるので他の荷物は不要となるのです。
意外とかさばる充電器関係の荷物、充電の差込口が違ったりすればそれだけで荷物が増えます。
他にも大きな荷物があればそこに詰めれば話は済みます。
しかし、通勤・通学などのあまり荷物を持ちたくないときには重宝する機能と言えるでしょう。
供給側のバッテリーはすぐなくなってしまうデメリットがある
当然の話ですが、スマートフォンのバッテリーは無限にあるわけではありません。
モバイルバッテリーがよく売れていることからわかるとおり、1日で充電を使い切ってしまう人も少なくありません。
リバースチャージ機能は、スマートフォンの残りバッテリーから電力を他のデバイスに分け与える機能です。
つまり、自分のバッテリーを消費して相手に電力を供給します。
そのため、供給側のスマートフォンにバッテリーがなければこの機能は使えません。
また、リバースチャージ機能を日常でもよく使いたいという人は、スマートフォン用のモバイルバッテリーを持ち歩いておきましょう。
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今後もリバースチャージ機能が広がる可能性
主にGalaxyシリーズに搭載されているリバースチャージ機能について紹介しました。
現在はこのGalaxyシリーズでしか使えないと言っても過言ではありませんが、今後リバースチャージ機能が広がる可能性もあります。
バッテリー性能が向上しているからです。
今後のスマートフォンの動向を追う上で、少しだけでも気にしてみてはいかがでしょうか。