ども、元ソフトバンク社員のすまっちです。
今年もやってきました新型iPhone。
2020年はiPhone 12/12 Pro/12 Pro Max/12 miniが発売されますが、どれを買うか悩ましいですよね。
僕も悩みすぎて禿げるのが嫌なので、とりあえず、まずは12と12 Pro(アイフォントゥエルブプロ)を購入・・・
圧倒的な散財乙!
そんなお悩みの方のために、iPhone 12シリーズを実際に買ってみた元ソフトバンク社員の僕が、iPhone 12について徹底レビューします!
「iPhone 12は買いか?」と気になっている方は、ぜひ参考にしてください。
- 評価
- スペック・性能
- 使い勝手のレビュー
- 評判・口コミ
- メリット・デメリット
- 数万円お得に買う方法
これから機種変更する人は、数万円お得にするためにも、以下の記事も必読です!
iPhone 12 Proの評価・感想
先に、iPhone 12 Proの評価・感想をズバッと解説します。
まずは良い点。
- 5Gに対応
- 高級感があるデザイン
- Apple ProRAWに初対応
- 動画撮影がDolby Vision対応
- A14 BionicでCPU性能が最強
- 超広角カメラがナイトモードに対応
- ナイトモードでポートレート撮影可能
- 2160pの動画再生が可能で画面が超綺麗
- LiDARスキャナで暗所でのAFが最大6倍速い
次に悪い点。
- 指紋認証に非対応
- イヤホンの付属なし
- 電源アダプタの付属なし
- 本体が滑りやすくてデカい
- オーディオジャック非搭載
- 5G対応だがSub 6のみ対応
- USB-C充電ケーブルに非対応
- 発売時点では5Gはあまり使えない
上記を踏まえ、5段階で評価すると、こんな感じ。
コスパの良さ | ★★★☆☆ |
---|---|
デザイン | ★★★★★ |
持ちやすさ | ★★★☆☆ |
処理性能 | ★★★★★ |
ディスプレイ | ★★★★★ |
オーディオ | ★★★★★ |
カメラ | ★★★★★ |
バッテリー | ★★★★☆ |
生体認証 | ★★★★☆ |
iPhone 12 Proの評価・感想をまとめると、
全体的なスペック、カメラ、ディスプレイ、使いやすさ、など総合的にスマホNo.1のクオリティ!
ただし、iPhoneを使いこなせない人、カメラをあまり使わない人には、オーバースペック感が否めない機種。
インスタ(SNS)・ゲーム・旅行・カメラ・動画視聴などが好きな人には、圧倒的におすすめしたい一台。
iPhone 12 Proの率直な評価は、こんな感じ!
iPhone 12 Proのスペック・性能
大事なスペック・性能も見ておきましょう。
「細かいことは分からない」という方は、ここは読み飛ばしてもOK。
参考までに、2年前の機種であるiPhone XSと比較してみます。
iPhone 12 Pro | iPhone XS (参考) | |
---|---|---|
CPU | A14 Bionic | A12 Bionic |
カメラ (画素数) | 背面:1200万 前面:1200万 | 背面:1200万 前面:700万 |
カメラ (F値) | 超広角:2.4 広角:1.6 望遠:2.0 | 広角:1.8 望遠:2.4 |
画面サイズ | 6.1インチ | 5.8インチ |
ディスプレイ | Super Retina XDR (有機EL) | Super Retina HD (有機EL) |
ディスプレイ 解像度 | 2,532 x 1,170 (460ppi) | 2,436 x 1,125 (458ppi) |
バッテリー | 2,815mAh | 2,658mAh |
RAM | 6GB | 4GB |
本体容量 | 128GB 256GB 512GB | 64GB 256GB 512GB |
重量 | 187g | 177g |
基本性能
続いて、対応している基本機能は以下の通り。
青字箇所が優れている方を指します。
iPhone 12 Pro | iPhone XS (参考) | |
---|---|---|
防水・防塵 | IP68 ※水深6mまで | IP68 ※水深2mまで |
Apple Pay | ○ | ○ |
ワンセグ | × | × |
フルセグ | × | × |
Bluetooth | ○ ※v5.0対応 | ○ ※v5.0対応 |
5G通信 | ○ ※sub6のみ | × |
指紋認証 | × | × |
顔認証 | ○ | ○ |
Wi-Fi | ○ ※Wi-Fi6対応 | ○ ※Wi-Fi5対応 |
ワイヤレス充電 | ○ | ○ |
高速充電 | ○ | ○ |
特筆すべきは、iPhone 12 Proは5G通信に対応している点。
5G通信に対応はしていますが、2020年10月時点では、5G通信エリアは超狭いので、実質的に大半の人が5Gの恩恵に預かれません。
防水機能については、何と水深6mで最大30分間も耐えられるほどに性能が向上。
しかしながら、イマイチどれくらい凄いのかが分かりにくいのが本音(笑)
iPhone 12 Proのデザインのレビュー
デザインのレビュー結果は、こんな感じ!
- 断然セクシー
- スタイリッシュ
- 高級感がある
- 指紋が付着しやすい
iPhone 12 Proのデザインを見て抱いた率直な感想は、「エロくてカッコイイ」。
前モデルのiPhone 11シリーズからの最大の変化は、側面のフレームがカーブ状から角ばった形に変更された点。
昔のiPhone 5のデザインに戻ったような感覚。
それでいて、フレームは光沢感のあるステンレススチール。
惚れ惚れするエロカッコよさ・・・
Apple曰く、素材は「医療に使われる
デザインは最高にカッコイイのですが、フレームの素材のデメリットとして、指紋が付着しやすのはネック。
iPhoneをカバーに入れて使うなら気になりませんが、裸で使う人はこの弱点を把握しておきましょう。
ちなみにカラーは以下の4色展開。
- シルバー
- ゴールド
- グラファイト
- パシフィックブルー
人気のカラーが知りたい方、実際の色の雰囲気が知りたい方は、以下のページからご確認ください。
ちなみに、オンラインショップなら、頭金が無料、事務手数料が0円(ドコモ&SB)です!
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iPhone 12 Proの持ちやすさのレビュー
持ちやすさのレビュー結果は、こんな感じ!
- 滑りやすい素材
- 片手操作するにはデカい
- iPhone 8以前の機種よりは重い
僕は慣れていますが、iPhone 6/7/8などの4.7インチのiPhoneを使っている人からすると、持ちにくいと感じるはず。
また、iPhone 11シリーズとは異なり、角ばった形状になったことで、持った時の手の馴染みは悪くなったような気がします(個人の好みの問題)。
あと、フレームの素材のせいで、かなり滑りやすいので、iPhone 12 Proを裸で持つ場合は、落とさないように要注意。
持ちやすさについては、iPhone 12 Proが悪いという訳ではなく、最近のスマホは大画面化が進んでいるので、こればかりは仕方なし。
女性や持ちやすさを重視する人は、「iPhone 12 mini」も検討しましょう。
男の僕なら問題なく片手操作はできますが、画面の上部には流石に指が届きません。
もっと親指が長ければ・・・
ちなみに、iPhone 8なら画面の上まで指が届きます。
参考までに、女性がiPhone 12 Proを握ると、こんな感じ。
画面の上まで指が全然届かないので、インスタのストーリーのアイコンボタンを押せないのが、煩わしそう・・・
重量は最近のスマホとしては、平均的な重さではあるものの、小さいスマホを使っていた人からすると、「重い」と感じる重さ。
iPhone 8と重さを比較すると、iPhone 12 Proの方が約40g重いです。
なお、iPhone 12 Proは「Ceramic Shield」と呼ばれる素材をディスプレイに採用しており、他のスマートフォンのガラスよりも頑丈な作りになっています。
諸々の工夫のおかげで耐落下性能が4倍もアップ。
つまり、従来よりも本体を落下させても、割れにくい&壊れにくい。
私も上の画像のようにiPhoneをバキバキに割ってしまったことがありますが、このような悲劇を回避できる確率が上がるということ。
iPhone 12 Proの処理性能のレビュー
iPhoneを快適に操作する上で欠かせない処理性能のレビュー結果は、こんな感じ!
- 最強の処理性能
- 負荷のかかるゲームもサクサク
- 画面操作で一切のストレスを感じない
iPhone 12 Proは最新CPUのA14 Bionicを搭載しています。
Apple曰く「ライバルは、一つ前のiPhoneのチップだけ」とのこと。
他のスマホよりも最大50%速いCPU・GPU、118億個のトランジスタ、業界で初めての5mmチップ、最大80%高速になったNeural Engine、16コアNeural Engine、最大70%速い機械学習アクセラレータ
自画自賛が半端ねえ。
どれくらい高性能かを実際に「Antutu ベンチマーク」を使って計測してみた結果が以下。
数値が高いほど高性能ですが、12 Proのスコアは僕も見たことがないほどのハイスコア(笑)
したがって、iPhoneのあらゆる操作において、操作がカクつくようなことはなく、圧倒的にサクサク動きます。
iPhoneを操作してイライラするようなことは、ほぼないです。
ただし、もはやここまでCPUのスペックが上がると、誤差のような気もします。
例えば、iPhone 11であれば先程の数値が52万ですが、スコアの差ほど性能の差は特に感じません。
ちなみに、iPhoneとしては初めてとなる、RAMは6GB。
iPhone 12 ProはApple ProRAWに対応しているので、RAMを6GBに拡張して搭載したものと思われます。
Apple ProRAWとは、カメラで撮影したRAWデータを保存できる機能。RAWデータのメリットは、ガチなカメラ勢が露出、コントラスト、ホワイトバランス、カラーバランスなどの編集が思い通りにできるので、よりエモい写真に仕上げることが可能。カメラにこだわりの無い人には、不要な機能です(笑)
iPhone 12 Proのディスプレイのレビュー
ディスプレイのレビュー結果は、こんな感じ!
- 尋常ではない画面の美しさ
- リフレッシュレートは60Hz
- 6.1インチの大画面が見やすい
画質があまりにも綺麗で驚く
iPhone 12 Proのディスプレイの画質は、ハッキリと進化を感じるほどに綺麗!
まずは簡単にディスプレイのスペックをおさらい。
<iPhone 12 Proのディスプレイの仕様>
iPhone 12 Pro | iPhone XS (参考) | |
---|---|---|
ディスプレイ | Super Retina XDR (有機EL) | Super Retina HDR (有機EL) |
解像度 | 2532 x 1170 (460ppi) | 2436 x 1125 (458ppi) |
コントラスト比 | 2,000,000:1 | 1,000,000:1 |
輝度 | 最大800ニト | 最大625ニト |
※HDR時の最大輝度は1200ニト
「いやいや、差が分からねーっす」という人のために、簡潔に何が凄いかと言うと、
iPhone 12 Proのディスプレイは、とにかく高精細に表示され、画面も明るく、お日様の下でも視認性が高く、色の表現も幅が広い、のが特徴。
例えば凄いのが、iPhone 12 Proなら2,160ピクセルでの動画再生が可能。
iPhone 11シリーズまでは、再生できる動画の上限は1,080pだったので、これは大きな進歩。
実際、僕が好きな「瀬戸弘司」さんの動画で、2,160pで再生できることを確認し、4K対応の動画であれば、同様に2,160pで再生できることを確認しました。
肉眼で見ないと12 Proのディスプレイの綺麗は伝わりませんが、めちゃくちゃ綺麗で、ただただ感動。
試しに、動画再生時の画面をiPhone XSと比較しましたが、パッと見はどちらも綺麗なのですが、肉眼で見るとその差がハッキリ分かります。
写真越しだと全く伝わらないのが悔しい(笑)
分かり易いようにツイッターにもアップしてみましたが、アップ時点で画質が劣化されてしまうので、良さが伝わりきらない・・・
下の写真を見比べれば(特に拡大画像)、iPhone 12 Proの方が高精細に表示できているのが分かります。
iPhone 12 Proの2160pでの動画再生が、あまりにも高画質。拡大すると、その差は歴然。
1枚目:iPhone 12 Pro(2160p)
2枚目:iPhone XS(1080p) pic.twitter.com/0ZsIuKmi7d— すまアレ@元ソフトバンクの人 (@sumaare99) October 31, 2020
とにかく、iPhone 12 Proの画面の高精細さには息を飲みます。
僕の場合は、唾も飲みます。
さらに、明るさや発色も十分なので、より鮮明に映像が表示されるのも最高。
したがって、ゲーム好き、動画好き、写真好きな人には、このディスプレイは超満足できること間違いなし!
ちなみに、ディスプレイのリフレッシュレートは60Hzなので、120Hz搭載は見送られています。
Androidスマホにはリフレッシュレート120Hzに対応した端末がちょくちょくあるので、この点についてはiPhoneはまだAndroidの後塵を拝しています。
6.1インチの大画面はとても観やすい
最近のスマホは割と大画面化が進んでいるので、6.1インチのサイズは珍しくありませんが、6.1インチ大画面はやっぱり最高!
動画が観やすく、表示される情報量も多いので、目を細めて画面を見るようなことが減ります。
実際、上の画像の女の子の顔くらいの本体サイズなので、いかに画面が大きいかが分かります(笑)
また、大画面だとゲームがやりやすいのが、個人的には嬉しいポイント。
ゲーム好きな人は、大画面のiPhoneを選択することを推奨します。
iPhone 12 Proのオーディオのレビュー
オーディオのレビュー結果は、こんな感じ!
- 臨場感のある音質
- EarPodsの同梱は無し
- オーディオジャック非搭載
- iPhone 8以前より音質が進化
iPhone 12 Proは「空間オーディオ」「Dolby Atmos」に対応。
「それなんやねん?」と疑問に思うかもしれませんが、要はサウンドに拡がりを感じて、臨場感が増します。
つまりは、音質は十分に最高!
(実は、音質に関しては、Androidの方がiPhoneの一歩先をいっているんですけどね)
なお、iPhone 12シリーズより、EarPodsが未同梱になりました。
つまり、イヤホンが付属されていないということ。
その事実を前に、「Appleのケチ!」と内心叫んだのは、ここだけの話。
ちなみに、iPhone利用者には、ワイヤレスイヤホンのAirpodsが断然おすすめ。
僕はもうAirpodsの無い生活は考えられません・・・
iPhone 12 Proの背面カメラのレビュー
背面カメラのレビュー結果は、こんな感じ!
- 進化したトリプルカメラ
- ディテールまで精細に表現
- ポートレートの精度がアップ
- 超広角カメラがナイトモード対応
- 暗くても明るくても綺麗な写真が撮れる
一言で言うと、iPhone 11シリーズよりも絶妙に進化したカメラ!
実際に使えば分かりますが、シャッターを押すだけ素人でも綺麗な写真撮影が可能。
例えば、下の写真(山の中の旅館)、これはiPhone 12 Proでシャッターを押しただけですが(ナイトモード適用)、一眼レフ顔負けの美しい写真が簡単に撮れてしまいました。
参考までに、ナイトモードがない写真も載せておきますが、あまりの凄さに、一瞬だけ脳が混乱しました(笑)
iPhoneのナイトモード半端ないって。
要するに、iPhone 12 Proなら、明るい場所でも、暗い場所でも、ホワイトバランスや明るさなどを自動調整し、AIが勝手に写真を補正してくれるので、簡単に綺麗な写真が撮れるのです。
写真が「破綻」するようなことが減り、色味や質感が目に見えて向上しており、どんな写真を撮っても、細部まで高精細に表現され、ただただ感動。
この後に、実際に12 Proで撮った写真の数々を紹介するので、刮目あれ。
参考までに、背面カメラのスペックをおさらいしておきます。
iPhone 12 Pro | iPhone XS (参考) | |
---|---|---|
レンズの数 | 3 | 2 |
画素数 | 1200万 | |
F値 | 広角:1.6 超広角:2.4 望遠:2.0 | 広角:1.8 望遠:2.4 |
ズーム | デジタル10倍 光学2倍 など | デジタル10倍 光学2倍 |
手ぶれ補正 | デュアル光学式 | |
ポートレート | 対応 | |
ナイトモード | 対応 | – |
ナイトモード ポートレート | 対応 | – |
スマートHDR | スマートHDR 3 | スマートHDR |
超広角撮影 | 対応 | – |
ナイトモードの明るさ補正がヤバい
iPhone 11シリーズから搭載されたナイトモードですが、光量の少ない暗い場所でも、わずかな光量を取り入れて、明るく撮れるのが特徴。
ナイトモードは自動で判断されるので(手動でもオフに可能)、暗い場所でシャッターを押すだけで撮影できます。
一言で言うと、暗い場所でも明るく撮れる優れもの。
実際に、真っ暗な公園で写真を撮ってみました。
まずは、ナイトモードOFFの状態。
「真っ暗で何も見えねえ・・・」
続いて、ナイトモードONの状態。
これは凄すぎワロタ(笑)
明るく補正されて、どこに何があるかまでハッキリ映っています。
流石に、木の葉っぱなどの細部(ディテール)を拡大して見てみると、ノイズが入ってしまっていますが(油絵っぽくなっている)、これは許容範囲内。
ご覧の通り、iPhone 12 Proなら、光量の少ない暗い場所でも、明るく綺麗に撮れちゃうんです。
夜空を撮るもよし、夜景を撮るもよし、カメラで写真を撮るのが、本当に楽しくなる最高な機能!
ちなみに、ナイトモードの欠点を強いて挙げるなら、明るく撮れすぎること。
先ほど載せた旅館の写真然り、極端に明るく仕上がってしまうので、人によっては違和感を覚えるかも。
僕は全く気になりませんが。
細部まで高精細に撮れる
iPhone 12 Proで普通の場面で、料理・人物・風景・ペットなどを撮ると、とても細部(ディテール)まで高精細にくっきりと撮れます。
毎年、カメラのセンサーやチップが進化しているので、微妙ではあるものの、細部の表現が進化しています。
一言で言うと、どんな写真も細部まで高精細に撮れちゃう!
実際に、12 Proで撮った写真を見てみましょう。
まずは、料理。
見たまんまの色合いを忠実かつ自然に表現しているのが特徴で、レタスの質感が素晴らしすぎませんか?まるで本物。
次に、女の子が大好きなスイーツ。
続いて、細部が細かいので、表現が難しい木々と滝。
参考までに、2世代前のiPhone XSで撮った写真も載せておきます。
最後に、謎の石像。
おまけですが、ディテールまで高精細に撮れるので、人物撮影をすると、毛穴までバッチリ撮れます。
冗談です(笑)
夜景でもノイズが少なく、くっきり撮れる
夜景を撮る人も少なくありませんが、夜景を撮る際もiPhone 12 Proなら、ノイズが少なく精細に撮れて、白とびも気にならない仕上がりになります。
実際に、2世代前のiPhone XSと比べてみます。
まずは、光量の多い東京駅の写真。
差が分かり難いかもしれませんが、iPhone 12 Proの方が全体的に明るく撮れています。
白とびに関しても、12 Proの方が白とびを抑えています。
続いて、光量の多い銀座のネオン。
結論から言うと、12 Proの方が白とびを抑え、しかも、看板の文字もクッキリ読めるほどに、ノイズ負けせずに鮮明に撮れているのが一目瞭然。
超広角カメラは写真撮影を楽しくさせる
超広角カメラとは、iPhone 11 Proから搭載されたレンズですが、通常の広角カメラよりも、広角に写真が撮れるのが特徴。
実際に、広角カメラと超広角カメラで撮った写真を見比べて見ましょう。
上の写真は同じ位置から撮影していますが、超広角カメラを使うと、わざわざ後ろに下がらなくても、ダイナミックな構図で撮影できるのが特徴。
実際に使ってみて感じるのは、「超広角カメラを使うと、写真を撮るのが楽しい!」ということ。
エモい写真(感動する写真)が簡単に撮れるので、写真撮影にハマります。
特に、空を撮った時のダイナミックな仕上がりに、感動を禁じ得ない。
アウトドアな趣味や旅行が趣味な人に、超絶おすすめ。
下の写真も箱根で超広角撮影で撮影した写真ですが、最高にエモくないですか?自画自賛で申し訳ないですが(笑)
ちなみに、iPhone 11 Proシリーズの超広角カメラはナイトモード非対応でしたが、iPhone 12 Proの超広角カメラはナイトモードにも対応!
なお、便利な超広角カメラですが、超広角カメラで撮影した写真は、広角カメラ撮影時よりもノイズが多くなります(画質が粗くなる)。
パッと見は綺麗ですが、ポスターなどに使うために大きいサイズでプリントアウトする際は、ご注意を・・・
歴代最高のポートレートの性能
iPhone 12 Proのポートレート機能ですが、歴代最高の仕上がり!
ぶっちゃけ、従来のiPhoneのポートレート機能は精度が高くなく、あまり実用的ではなかったのですが、LiDARスキャナ搭載により、ポートレートの性能もグンと向上。
例えば、インスタ大好きな若い子を悩ませていた、ストロー問題。
ストロー付きのドリンクをポートレートで撮影すると、ストローまでボケてしまう、あの憎きアレです。
ご覧の通り、iPhone 12 Proだとストローがボケずに撮影できているのが一目瞭然。
これで不自然なボケ味とはお別れだぜ!と意気込みたいところですが、ケースによってはまだ少し精度に粗さが残るのも事実。
参考までに、人やペットをポートレート撮影した時の写真も掲載しておきます。
ポートレートで撮影した場合、しっかりボケるのですが、個人的には不自然さ・人工感を感じます・・・
友達のペットもポートレートで撮ってみたら、こちらはボケ感が自然で綺麗に撮れています。
というか、可愛すぎいいいいいいい。
可愛すぎて、忘れかけていたキュンキュンする気持ちを思い出します(笑)
最後に、ポートレートで撮った写真は、ボケの強弱を手動で変更できるので、お好みに合わせて変更をどうぞ。
ズーム性能はXSから進化なし
iPhone 12 Proのズーム性能ですが、ぶっちゃけ、iPhone XSからズームの性能は上がっていません。
最大2倍の光学ズーム、最大10倍のデジタルズームのまま。
実際に、iPhone XSでデジタルズーム10倍で撮った写真を比較してみます。
ご覧の通り、最大ズーム時の画質はほぼ同じ。
参考までに、iPhone 12 Proの等倍(ズームなし)、光学ズーム2倍、デジタルズーム10倍で撮った写真も載せておきます。
※下の画像は強く圧縮をかけているので、画質がかなり劣化しています
iPhone 12 Proの前面カメラのレビュー
前面カメラのレビュー結果は、こんな感じ!
- ナイトモードに対応
- 静止画の画質の進化はあまり無い
- スマートHDRとビデオ撮影が進化
- Dolby Vision対応の動画が撮影可能
前面カメラの最大の進化ポイントは、スマートHDR 3、ナイトモード、4Kビデオ撮影です。
まずは参考までに、2年前のiPhone XSと比較しながらスペックを紹介します。
iPhone 12 Pro | iPhone XS (参考) | |
---|---|---|
画素数 | 1200万 | 700万 |
F値 | F2.2 | F2.2 |
ポートレート | 対応 | 対応 |
ナイトモード | 対応 | – |
HDR | スマートHDR 3 | スマートHDR |
4Kビデオ撮影 | 対応 | – |
Dolby Vision ビデオ撮影 | 対応 | – |
12 ProはスマートHDR 3対応なので、従来よりも明暗さ、色合い、ホワイトバランスなどの補正の正確さが増しているのが特徴。
実際に、自撮り写真を見てみます。
参考までに、スマートHDR 3非対応のiPhone 11 Proと撮り比べ。
iPhone 12 Proの方が、肌が自然な色味になっています。
女性でないとこの差はピンとこないかもしれませんが、自撮りガチ勢からすると、この些細なディテールの表現が自撮りの盛り具合に繋がるのです。
さらに、ポートレート撮影も見てみましょう。
背景のボケ感よりも、女の子の可愛さにしか目がいきません。
女の子曰く、「ポートレートの方が盛れる」とのことなので、自撮りを盛りたい方はポートレートで自撮りするのもオススメ!
他にも、自撮り撮影時にナイトモードに対応しているので、夜や暗い場所で自撮りをしても、ノイズが少なくハッキリ綺麗な自撮りが撮れるようにもなっています。
また、Dolby Vision対応のHDR動画撮影にも対応しているので、高コントラストで色彩豊かな動画撮影も可能。
ちなみに、自撮りを盛りたいなら、カメラアプリが必須。
オススメのカメラアプリが知りたい方は、以下の記事もご参考に。
iPhone 12 Proのバッテリーのレビュー
バッテリーのレビュー結果は、こんな感じ!
- 電源アダプタ非同梱
- ワイヤレス充電に対応
- バッテリー持ちは十分な性能
- iPhone 8以前からは大幅に持ちが向上
- 5G通信を使うとバッテリーの減りが早い
電池持ちについては、十分に満足するレベル。
普通の使い方であれば、1日は持つので、バッテリーで不満に感じる人は少ないはず。
ただし、5G通信をすると、電池がゴリゴリ減っていくので、その点には注意が必要。
初期設定では、「5Gオート」になっているので、これを「4G」にすると、バッテリー持ちが改善します。
他にも残念なのが、上の画像の通り、iPhone 12シリーズは、まさかの電源アダプタの付属が無し。
Appleがエコに配慮したようですが、本音はコスト削減だと思われます。
しかも、付属されている電源ケーブルはUSB-C対応なので、USB対応の電源アダプタは使えません。
分かりやすいように写真で比較すると、下の通り。
なので、12 Proに付属されている電源ケーブルを使いたいなら、USB-C対応の電源アダプタを購入する必要があります。
もちろん、従来のiPhoneの電源アダプタ&充電ケーブルを持っている人は、それを使いまわしてもOK。
ただ、USB-C対応の電源アダプタ(18W/20W)があると、驚くほど充電がめちゃくちゃ早くて便利なので(=急速充電)、一つ持っておくことを推奨。
Apple公式だと、お値段は2,000円。
iPhone 12 Proの生体認証のレビュー
生体認証のレビュー結果は、こんな感じ!
- 顔認証にのみ対応
- 認証の精度もスピードも十分
- このご時世、指紋認証が欲しかった
2018年以降に発売されたiPhoneは、基本的に顔認証対応なので、指紋認証には対応していません(第2世代iPhone SEを除く)。
これは仕方のないことですが、やはりマスク着用を求められるこのご時世、指紋認証は欲しかったのが本音。
現在販売中のiPhoneだと、iPhone SE(第2世代)が指紋認証に唯一対応。
ちなみに、iPhone 8以前の機種から機種変更する人は、顔認証に戸惑うかもしれませんが、すぐに慣れるのでご安心を。
実際の顔認証のロック解除イメージはこんな感じ。写真はiPhone 11利用時ですが。
参考までに、どんなケースで顔認証が成功・失敗するかをまとめると、以下の通り。
検証内容 | 結果 |
---|---|
メガネ | ○ |
サングラス | ○ |
マスク | × |
歯磨き中 | ○ |
真っ暗な部屋 | ○ ※画面の明るさ次第 |
化粧⇄すっぴん | ○ |
寝転びながら | ○ |
変顔 | × |
iPhone 12 Proのメリット・デメリット
長くなってしまいましたが、iPhone 12 Proのメリット・デメリットを忖度なしにまとめます。
メリット
- 5Gに対応
- 高級感があるデザイン
- Apple ProRAWに初対応
- 動画撮影がDolby Vision対応
- A14 BionicでCPU性能が最強
- 超広角カメラがナイトモードに対応
- ナイトモードでポートレート撮影可能
- 2160pの動画再生が可能で画面が超綺麗
- LiDARスキャナで暗所でのAFが最大6倍速い
デメリット
- 指紋認証に非対応
- イヤホンの付属なし
- 電源アダプタの付属なし
- 本体が滑りやすくてデカい
- オーディオジャック非搭載
- 5G対応だがSub 6のみ対応
- USB-C充電ケーブルに非対応
- 発売時点では5Gはあまり使えない
iPhone 12 Proの評判・口コミ
色んな人のiPhone 12 Proの評判・口コミも見てみましょう。
ポジティブな評判・口コミ
今回の旅行の感想
iPhone12 pro凄い pic.twitter.com/RKnBbLm1NN— Emel(エメル) (@msyk0608) October 26, 2020
https://twitter.com/radish_crisis/status/1320223284810530816?s=20
https://twitter.com/sakapex1/status/1319598551593177088?s=20
iPhone12 Proのカメラがすごい!!
超広角でもナイトモード使えるのが強すぎる!!!! pic.twitter.com/zmNHbilSbI— あまと〜 (@amatou_0429) October 23, 2020
ネガティブな評判・口コミ
iPhone 12 Proを1日使ってみた感想:ごつい。重い。速い
— なおぱー (@naopr) October 30, 2020
iPhone 12 Pro を半日使ってみた感想としては「落としそう」です。
— 何者か (@s_osa_) October 23, 2020
iPhone12 proちゃん
アップルストアで触ってきたけど背面ツルツルしてるし角ばってるし落としそうっていう感想しかなかったワタシ
— ぱすた@Mac値下げしました固定ツイート (@ios_ck) October 25, 2020
iPhone 12 Pro を1日使った感想。Face ID 仕事しろ。指紋認証カムバッーク!他は慣れた(^^)
— ike (@ike_melmac) October 25, 2020
iPhone 12 Proの購入レビューまとめ
以上、iPhone 12 Proの購入レビューでした。
iPhone 12 Proを一言でまとめると、
「スペック・カメラの性能などは文句なしに最高だが、重さ・持ちやすさ、発売時点では5Gエリアが狭い、などの微妙なデメリットも存在するのが事実」
なので、5G通信目的でiPhone 12 Proを買うのは、少し待ったほうが賢明かも。
ちなみに、iPhone 12 Proを購入するなら、頭金で1万円損しないためにも、各社のオンラインショップで機種変更するのが断然お得!
公式 ドコモオンラインショップ
公式 auオンラインショップ
Apple公式サイトでSIMフリー機を買いたい人は、以下のページをご確認ください。
参考 Appleストア
機種変更をお得にしたい人は、以下の記事も必読です。
他のiPhoneも検討している人は、以下のレビュー記事もおすすめ。